国立大学職員日記
メインコンテンツ
国立大学職員日記:記事一覧




■はじめに
 このブログでは毎年、これから国立大学事務職員になろうとする人や、国立大学事務職員の給与がどれくらいか知りたい人に向けて、これまでに自分の受けた給与の詳細を公開しています。
 国立大学事務職員の給与体系は、ほぼ一般事務職国家公務員の給与体系とも同じですので、国家公務員の給与(国立大学事務職員だと、国家公務員でいうところの「二種採用・地方出先機関勤務」あたりが該当)の参考にもなると思います。ただ、あくまで私個人が受けた給与ですので、全国立大学事務職員・国家公務員の平均的な給与水準を表すものではありません。この点特に、ご注意願います。
 また国立大学事務職員や国家公務員の給与ではよく、「手当がとても多い」とか「訳の分からん手当が支給されている」という話を聞きます。そこで今回は手当だけ抜粋して、その内訳を作ってみました。自分の場合、地方の文部科学省関係機関に出向をしていて、一時期に実際かなり特殊な手当をもらっていました。そのため、内訳を作るとむしろ余計に混乱させるかな、とも思ったのですが、この出向期間を除けば割と民間にもあるような手当内容だと思いますので、掲載することにいたします。
 給与額・手当内容を併せ、何かの参考になれば幸いです。


■国立大学事務職員の年収(基本給・異動情報等)





■国立大学事務職員の年収(手当部分の詳細)





※補足
 「基本給・異動情報等」の「備考」にある「4.77%減額」とは、国家公務員給与削減法を受けて、自分のいる国立大学が実施した給与引き下げの措置のことです。自分のいる国立大学では9月から実施し、4月からの遡及はありませんでした。
 またこのことについて、「手当部分の詳細」で平成25年3月に還付があったと書きました。自分のいる国立大学では、国家公務員給与削減法の成立に伴い、国立大学に交付される運営費交付金の減額を予想して職員の給与引き下げを行ったのですが、最終的に交付された金額がこの予想よりも多く、多めに減額してしまった給与を急遽特別な手当という形で職員に還付したのです。
 還付された金額は大体5万6000円。基本給が減額措置で毎月1万円、期末・勤勉手当は正確な数字は分かりませんが、およそ2万円減額されたと考えると、約9万円減額されてそのうち5万6000円帰ってきたので、実際の減額は国家公務員の4割程度に留まったことになります。他の国立大学でも実施しているのかは不明ですが、平成25年3月の手当額がやたら多いのは、こういう特殊な事情によります。


■おわりに
 という訳で、なんやかんやで平成25年度で持って勤続8年目に突入した自分の年収情報でした。
 今回合計額は乗せていませんが、7年間の全給与の合計額は、額面で約2700万円、手取りで約2200万円です。自分は勤め始めと同時に貯金を0円から始め、今現在で約500万円の貯金があるため、収入の22.5%くらい、毎年70万円くらいを貯蓄に回していることになります。
 貯蓄について、勤め始めは貯めることばかり考えてきましたが、最近ではむしろ積極的に使うようにしています。変な話ですが、貯蓄する額にも上限を定めて、それ以外は消費する、という状態です。まぁ贅沢な話だと思います。自分でもなんでこんなことしているのか良くわかりませんが、国立大学職員の給与だって元をたどれば税金ですし、貯めこんでばかりいないで落とすべきところに落とすのも、あながち悪ではないと思います。特に自分はいまいち金を使わない傾向があるので、今年もツーリングなんかでの旅先では、食費や宿代をケチったりしないでバンバンお金を使ってこようと思っています。

コメント ( 167 ) | Trackback ( 0 )