国立大学職員日記
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 最近妙にアクセス数が増えているなと思ったら国立大学職員の筆記試験が5月18日にあったんですね。でも今回の更新は採用試験とは全く関係のない年収の話です。

 ごちゃごちゃとした前置きは抜きにして、平成19年度の給料とボーナスを月ごと・項目毎にグラフにしてみました。「6月ボ」は「6月のボーナス」の意味です。ちなみに詳しく言うと、勤続2年目の国立大学職員の一般職の年度年収ということになります。



 あらためて図にしてみるとボーナス以外の給与では何だかんだ言って基本給が収入の大部分を占めているようですね。超過勤務手当とは要するに残業代のことですが、これも月によっては各種手当ての合計額と同じぐらい出てたりしていて、結構大きな収入源のようです。ちなみに残業代は多いところで40時間近く。少ないところで10時間程度です。こう言っては職員課の人に申し訳ないですが、自分の部署は残業代を「割と」支払ってくれる部署なので、残業代は月々の残業時間を「割と」反映しています。まぁ要するにこの収入から察することのできる自分の部署の忙しさは「そこそこ」ってな訳です。

 図を見ると夏よりも冬の方が収入が多いですが業務としては夏の方がはるかに忙しいはずなんですが…。ここらへんは手当④(支給されている月を見ればこれが何の手当か、分かる人には分かるかと思いますが)の影響が強いのかも知れません。ちなみに強調しておきますが、この棒グラフの数字はあくまで「総支給額」の数字です。ここから所得税や共済掛け金が引かれるので、手取りの数字は各月の収入から4万円近く落ちることをご承知おき下さい。

 次に全収入、つまり年収における項目別の割合を図にしてみました。



 全収入で見てみると基本給が意外と少なく、残業代が意外と多く、手当はそこそこにあるなという印象を持ちます。ボーナスは全収入のおよそ2割を占めていますね。これは多いような少ないような…。ボーナスの半分近くの額を残業代でもらっていることを考えれば残業代が多く感じますが、残業代の2倍少しの額しか無いことを考えるとボーナスもそこまでたくさんもらっているわけではないな、という印象があります。



 さてそんなわけで国立大学事務職員の勤続2年目の年収内訳を図表にしてみましたがいかがでしょうか?個人的にはこれから国立大学事務職員を目指される方への資料の一つとして作成したつもりでしたが、改めて可視化すると給与明細書からは分からない側面が見えてきて、自分も結構勉強になったりしました。ちなみに給与明細書はデジタル形式にして入社(入学?)当時から保存しているので、いつかこういうグラフを年単位で作ってみたいなぁとか企画しています。もっとも、それまでこのブログがもてば、の話なんですけどね。

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