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徒然なるままに・・・
「おおきに」の罠
これはあまりに有名で、
今更ながらここで書く事でも無いとは思うのですが、
豊富な品揃えという意味で書いておきましょう。
京都弁は物腰が柔らかく、
聞く者を不快にさせません。
それには理由があって、
おもてなしの心を重視する意味でも、
実は「ノー」という断りの言葉が無いのです。
それでは、
どうやって断るのでしょう。
実はそんな時、
便利な言葉があるのです。
それが「おおきに」です。
もともと「おおきに」は、
「おおきにありがとう(たいへんありがとうございます)」の略なのですが、
どうして、
この感謝の言葉が断りになるのでしょうか。
例えば、
はじめて横に座った舞妓に、「
こんど、飯でも食いに行こか?」と誘ってみます。
すると大抵、
「おおきに、ありがとさんどす」と答えます。
普通なら、
感謝されれば「OK」の意味ですが、
京都ではこのケースは「NO」となります。
それなら何で「おおきに」なんて気を持たせる事を言うんだ!?
と思われる方も多いと思いますが、
それではまだまだ修行が足りませんね。
実は、
ここで言う「おおきに」は、
誘ってくれた事に対しての感謝の意味で、
行くか・行かないか・の返事ではないのです。
肝心の返事の部分は沈黙して結果を出さず、
暗に「NO」と答えている訳ですね。
OKの場合なら、
「おおきに、ありがとさんどす」の次に
「ほしたら何時がよろしおすか?」と
具体的な内容が続きます。
NOと言わない京都人と意思疎通するには、
ちょっとした鍛錬と修行が必要なのです。
徒然なるままに・・・
「おおきに」の罠
これはあまりに有名で、
今更ながらここで書く事でも無いとは思うのですが、
豊富な品揃えという意味で書いておきましょう。
京都弁は物腰が柔らかく、
聞く者を不快にさせません。
それには理由があって、
おもてなしの心を重視する意味でも、
実は「ノー」という断りの言葉が無いのです。
それでは、
どうやって断るのでしょう。
実はそんな時、
便利な言葉があるのです。
それが「おおきに」です。
もともと「おおきに」は、
「おおきにありがとう(たいへんありがとうございます)」の略なのですが、
どうして、
この感謝の言葉が断りになるのでしょうか。
例えば、
はじめて横に座った舞妓に、「
こんど、飯でも食いに行こか?」と誘ってみます。
すると大抵、
「おおきに、ありがとさんどす」と答えます。
普通なら、
感謝されれば「OK」の意味ですが、
京都ではこのケースは「NO」となります。
それなら何で「おおきに」なんて気を持たせる事を言うんだ!?
と思われる方も多いと思いますが、
それではまだまだ修行が足りませんね。
実は、
ここで言う「おおきに」は、
誘ってくれた事に対しての感謝の意味で、
行くか・行かないか・の返事ではないのです。
肝心の返事の部分は沈黙して結果を出さず、
暗に「NO」と答えている訳ですね。
OKの場合なら、
「おおきに、ありがとさんどす」の次に
「ほしたら何時がよろしおすか?」と
具体的な内容が続きます。
NOと言わない京都人と意思疎通するには、
ちょっとした鍛錬と修行が必要なのです。
