駅まで乗っていく,のをお休みして久しい。
あったかくなってきたし,復活させないと……と思うけど,エスケープ・ミニに乗りたい気がしない。
土曜日に荻の葉に乗っちゃったので,よけいに……。
悪いバイクじゃないんだけど,つかれるんだもん。
毎日新聞が「
銀輪の死角」というシリーズを掲載しているらしい。
ネット版のアーカイヴがある。
http://mainichi.jp/select/jiken/ginrinnosikaku/archive/index.html
自転車に乗る人は,ひととおり目を通しておくといいと思う。
これなんかびっくり。歩道走行はすごくリスクが大きい……。
歩行者との事故、過失相殺認めず 自転車側に高額賠償
記者の人は「車道走行ルールが浸透していない現状もあり,今後議論を呼びそう」としているけど,これについては当たり前って感じしかしない。原付が歩道走って事故起こしたら,過失相殺とか問題にならないでしょう。
ただ,自転車の場合,12歳以下の児童と高齢者は歩道走行が認められている。この場合も責任を運転者が負うのは当然として,過失相殺をどうするかは,議論があってしかるべきではないか。
子どものうちから自転車に乗って,クルマの動き,歩行者の動きを,どちらにも属さない立場からみておくのはとてもよい。自転車で走行していて何が怖いのか,早いうちから知っていたら,クルマを運転するときにも,注意できるようになると思う。
高齢者が自転車に乗るのはとてもよい。膝と腰に負担をかけずに外出できるし,筋力の維持にもつながる。おかあさまは80近いけど,半年エアロバイクのトレーニング(5分から始めて,半年かけて30分くらい乗れるようになった)をして,きょねん室生寺の奥の院の石段を自力で全部登って降りた(700段以上ある)。
それらの可能性を摘む制度はダメだ。
しかし交通関係と教育とか健康関係をまとめて考えるような施策は,いまのままでは期待できないと思う。なんか,言わなきゃいけないんだよなあ。
あと思うのは,事故起こした側も行政の責任を問うべきじゃないの?ってこと。何十年も野放しにしてきて,ろくに教えてないじゃん,走行ルール。それでいきなり責任を問い出すって……。
百歩譲って自動車ないし二輪の運転免許を持ってるひとは知ってるはずと見なすとして,子どもとか放置してるわけだから。こういうことも家庭で教えることを期待されてるの? 横断歩道の渡り方は学校で教えるのに。
生活科ってもっと活用できると思う。法リテラシーの基礎作りに使える。
いちおう,サイクリング協会の会員にはかけすての保険がついていて,年会費4000円で5000万までの賠償責任保障がついてる。あとクルマの保険にもオプションがあるはず。家族の分も含めてつけとくといいと思う。
でも結局,こういう新聞とか読んでちゃんと考える人って,それなりにちゃんと乗ってる人なんだよね。ちゃんと保険もかけてるとか。危ないのは,そうじゃない人なんだけど。そういう層に情報を届けるのって難しい。
自転車を登録制にするのは,防犯登録みたいなステッカーをダフネや荻の葉に貼るのはちょっといやだけど,それで保険制度なんかがきちんとつくれるなら,導入されるといいと思う。でもそれなら,盗難にもちゃんと対応してほしいけど。ゆかり盗まれたときは,現場検証さえしてもらえなかったから。
あ,でも,こないだの土曜日に荻の葉と出勤したとき,黄色いクロモリフレーム,ジオスブルーというかイタリアブルーのジャージに白いItaliaの文字背負った(ナショナルジャージレプリカ?)のおっさんが信号無視+すごい右折+逆走してるのみちゃったよ。重いギアをきれいに回していたこと,年季の入ったフレーム,ポジション等々,かなり乗り込んでいる人だと思う。慣れすぎ,ということもあるのかもしれない。
場所は蔵前橋通りで秋葉原手前,おひるの11時半頃。ああいうの,かっこいいつもりなんだろうか。
ちゃんと信号守って負荷上げたり下げたりした方がトレーニング効果は上がるし,なによりみっともないだけじゃん。