風車建設を推進する私にとって、バードストライクは、景観問題とともにもっとも悩ましい事柄の一つです。
そもそも地球温暖化の原因は人間です。
地球温暖化を防ぐことが最重要であり、そのためには多少の犠牲を払うのはやむをえないというのは明らかに人間の傲慢です。
希少な鳥類を守るより、人間の生活を守るほうが大事だというのは人間の傲慢です。
ある種が絶滅するということの意味をもっと真剣に考える必要があります。というかこのことを真剣に考えられない人に本当に地球温暖化を含む環境問題に取り組むことはできないと考えます。
地球温暖化の元凶である人間が、その防止のためにある種(ここでは鳥類)を犠牲にしてもいいというのは倫理的にあきらかな誤りです。
そんなことなら、風車を建てるより人間がもっと欲望を抑制することによってできることがあるはずですし、そちらが優先されるべきです。
なぜ私が「倫理的」とか「傲慢」とかいう言葉を使うのかといえば、これらのことは地球温暖化の本質的な解決にとってもっとも大事なキーワードだと思うからです。
地球温暖化は危機的な状況です。もしかしたらもう手遅れかもしれません。ですから私は普段からできることはなんでもやるべきだと考えています。風力発電も地球温暖化防止の1つの手段です。
しかし、風力発電の導入は地球温暖化の本質的な解決の手段とはなり得ません。 人類が、すべてが人類中心という「傲慢」さを捨て、人間以外の種の保存という「倫理的」な責任を果たす決心をして行動に移すことのみが、地球温暖化問題を解決するための手段です。
風力発電は地球温暖化の進行を遅らせるための手段の一つに過ぎず、地球温暖化の本質的な解決の手段ではないというのが私の考えです。
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いつの時代も同じだったと思うし、これからも変わらないでしょう。人間ですから!
皆が皆、同じ方向を向く時代もある意味危ない時代かもしれません。
環境問題、人種問題、エネルギー問題などなど、各分野において重要な課題が山積みなのは理解できます。
関わる人々の苦労も想像出来ます。
危機感のある人々にとっては進行の遅さは致命的に感じられることでしょう。
それでも、焦らずにじっくり進むことだと思います。
間に合わなかったら・・・それも人間の所業ですから。
生きるということを考えるうえで、問題意識をどこに持つかということは人それぞれに違います。
語り続けること・・・今はそれが出来る時代です。
様々な意見をぶつけあうことが大事だと思います。
環境問題にもいろいろあります。食品リサイクル法がらみで、町内ですばらしい取り組みが始まっています。内容は本日のブログに書きましたが、城東地区の観光業者の皆さんにもなにかを感じ取っていただきたいと思いました。