「初春大歌舞伎」行ってきました。
夜の部は4時30分から、途中食事休憩もある3回の休憩をはさんで5時間近く・・・
面白かったけど、けっこう体力勝負の観劇だった~
お正月公演ということで、お着物の方も大勢みえてましたね。
写真は、2階から見た歌舞伎座の入り口です。
凧や羽子板、繭玉の飾りも、華やかです。
いかにも日本のお正月。いいですね~
夜の部の出し物は、
廓三番叟
金閣寺
春興鏡獅子
切られお富
もちろん、玉三郎さんの「金閣寺」雪姫がお目当て。
前回の玉三郎さんが演じた、泉鏡花ものとは違った、いかにも歌舞伎という出し物。
筋はごちゃごちゃあるのだけど、
要するに松永大膳という悪いやつがいて、後から判明するのだけど、
雪姫の親の敵で、家宝の名刀も奪っているのね。
雪姫も捕らえられるけど、雪舟の孫だけあって、足先で桜の花びらを集めてネズミを描くと、
(「爪先鼠」というらしい)白鼠になって、縄を食いきってくれる。
でも見つかって、危機一髪のところで、筑前守久吉に助けられる。
この松永大膳が松本幸四郎さん、松たか子さんのお父さん。
筑前守久吉が中村吉右衛門さん、幸四郎さんの兄弟。
+玉三郎さんで、けっこう豪華な顔合わせらしい。
歌舞伎初心者としては、へぇと感心するだけ。
舞踊「鷺姫」はハカナイ感じでよかったけど、
雪姫はきれいな中にも強さが感じられて、ちょっとタイプ。
桜の花びらがハラハラいっぱい舞い降りてきて、なかなかキレイ。
金閣寺のセットも豪華。
衣装も豪華だし、うん、予算ありそう。
など、余計なことまで考えてしまうよ。
玉三郎さんは、同じ人間とは思えないほど・・・
雪姫オーラも出まくり。
ちょっと説明しにくいけど・・・・
あんまり、キレイですごくて、ほお~って思っている間に、
花道から、帰っていかれました。
・・・カーテンコールってのもないし、ちょっと残念。
鏡獅子は勘三郎さんの舞踊でした。
お上手です。当たり前でしょうけど。
はじめは、女の格好で、途中ふたりの子供の胡蝶の精の舞踊があって、
そのあと、獅子の格好の勘三郎さんが再登場。
子供といっても、学芸会ベースじゃなくて、プロ仕様。
スゴイ上手なんです。長い踊りのふりを覚えるだけでも大変なのに・・・
ふたりの踊りが合っていて、見事。
歌舞伎役者のお家に生まれるってスゴイことなんだ。
毎日お稽古、いっぱいしてるんでしょうね~
勘三郎さん、獅子の白い毛をぐるぐる回して、貫禄で踊られました。
あれが、本職なんですね。
お見それしました。知らないわたしがおかしいのか・・・
ホントプロですねえ。
観ていて気持ちよーくなりました。
昨日は二階席上手からの観劇だったので、上手の附打さんがよく見えて楽しかった。
ぱんぱんって、気持ちいいね。
一度、お借りしてトライしてみたいなぁ~
「金閣寺」の時だけ、竹本連中というらしいけど
浄瑠璃さんと三味線さんが、顔を見せて演奏されていたのも上手端。
浄瑠璃の竹本綾太夫さん、身体を伸び上がらせての大熱演。
いやぁ~生のライブで、大満足でした。
ところで、最前列センターに、ひとりスタオベおばさん発見。
あんなところでスタンディング・オベーション・・・
いいのか、悪いのかわからないけど、彼女も楽しかったのよね。
みなさまホントにお疲れ様でした~
わたしも、疲れましたよ(つい本音が)
でも、おもしろかった~