去年観て、大感激した舞台。
やっぱり感動しました。
久しぶりのスタオべ舞台でした。
谷崎潤一郎『春琴抄』『陰翳礼賛』より
「春琴」
作:谷崎潤一郎
演出:サイモン・マクバーニー
作曲・三味線:本條秀太郎
美術:松井るみ+マーラ・ヘンゼン
人形製作:ブラインド・サミット・シアター
出演:深津絵里、チョウ・ソンハ、笈田ヨシ、立石涼子、内田淳子ほか
三軒茶屋 世田谷パブリックシアター 12月10日マチネ観劇
「春琴」2008年東京で初演。
2009年にはロンドン・バービカン劇場と東京で。
今年はロンドン・バービカン劇場で10公演、パリ6公演、東京12公演。
このあと台北でも4公演。
スゴイぞ春琴。
いやぁ~感動しました。
佐助の春琴を思う気持ちが切なくて、泣いちゃいました。
周りも鼻をすする音聞こえてました。
拍手もすごかったね。
子ども時代の春琴は人形。
大きくなっていく過程で、人間が人形っぽく扮したり、
最後に深津絵里さんがすり替わる場面では、ぞぞ~っとしました。
棒が三味線になったり、松の枝から襖になったり、
想像力を刺激される舞台っていいよねぇ。
紙を使って、ひばりが飛び立つ場面とか大好き。
空の青さまで、見えてくるみたい。
演出いろいろ変わったような気がしました。
くわしくは覚えてないけど、感じがね。
前回よりも作品としてより完成されたという感じがした(ナマイキだけど)。
ナレーター役の立石さんが、前回はなじまないというのか、
なんか邪魔な感じだったけど・・・(ゴメン)。
今回はしっくりきて、あちこちで笑い声も。
真ん中での、不倫の電話も効果的。
老人になってからの佐助役の笈田ヨシさんの、静かな迫力がよかったです。
でも、パワーがあるから主役の比重が、
春琴から佐助に移ったみたいな気がしました。
子どもの春琴、わがままでイジワルなとこが、
無邪気で可愛い口調になってました。
嗜虐性もソフトになったみたい。
わたしは春琴の「佐助!」というキツイ言い方が好きだったのに・・・
その佐助のチョウソンハくん、すっかり大人になってました。
体つきから少年っぽさが消えてたのが残念。
ラブシーンも、もっとエロチシズムが濃くて、
映像との重なりが衝撃的だったような気がするけど、
思い違いかな・・・
前回ライティングがろうそくだけで、すごく暗かったという記憶。
記憶違いかもしれないけど・・・
暗い異界に飛ばされて、とんでもないものを観劇したという感じ。
今回は上からの明かりもあって、すごく暗くはなく、
不思議感は少なかったです。
お椀のバケツリレーみたいなのと、
春琴が何人もの男をエンドレスに蹴る場面の演出は好きじゃないですね。
裾が乱れてエロを狙ったのか・・・
エロチシズム路線なら、赤い腰巻がいいと思うけど・・・
白い長襦袢だけというのは、どうなんでしょうか。
演出家が日本人じゃないからかな。
それにしても竹筒から流れる水の音、きれいでしたね。
あ、三味線の音色もナイス。
五感を刺激される感動的な舞台でした
やっぱり感動しました。
久しぶりのスタオべ舞台でした。
谷崎潤一郎『春琴抄』『陰翳礼賛』より
「春琴」
作:谷崎潤一郎
演出:サイモン・マクバーニー
作曲・三味線:本條秀太郎
美術:松井るみ+マーラ・ヘンゼン
人形製作:ブラインド・サミット・シアター
出演:深津絵里、チョウ・ソンハ、笈田ヨシ、立石涼子、内田淳子ほか
三軒茶屋 世田谷パブリックシアター 12月10日マチネ観劇
「春琴」2008年東京で初演。
2009年にはロンドン・バービカン劇場と東京で。
今年はロンドン・バービカン劇場で10公演、パリ6公演、東京12公演。
このあと台北でも4公演。
スゴイぞ春琴。
いやぁ~感動しました。
佐助の春琴を思う気持ちが切なくて、泣いちゃいました。
周りも鼻をすする音聞こえてました。
拍手もすごかったね。
子ども時代の春琴は人形。
大きくなっていく過程で、人間が人形っぽく扮したり、
最後に深津絵里さんがすり替わる場面では、ぞぞ~っとしました。
棒が三味線になったり、松の枝から襖になったり、
想像力を刺激される舞台っていいよねぇ。
紙を使って、ひばりが飛び立つ場面とか大好き。
空の青さまで、見えてくるみたい。
演出いろいろ変わったような気がしました。
くわしくは覚えてないけど、感じがね。
前回よりも作品としてより完成されたという感じがした(ナマイキだけど)。
ナレーター役の立石さんが、前回はなじまないというのか、
なんか邪魔な感じだったけど・・・(ゴメン)。
今回はしっくりきて、あちこちで笑い声も。
真ん中での、不倫の電話も効果的。
老人になってからの佐助役の笈田ヨシさんの、静かな迫力がよかったです。
でも、パワーがあるから主役の比重が、
春琴から佐助に移ったみたいな気がしました。
子どもの春琴、わがままでイジワルなとこが、
無邪気で可愛い口調になってました。
嗜虐性もソフトになったみたい。
わたしは春琴の「佐助!」というキツイ言い方が好きだったのに・・・
その佐助のチョウソンハくん、すっかり大人になってました。
体つきから少年っぽさが消えてたのが残念。
ラブシーンも、もっとエロチシズムが濃くて、
映像との重なりが衝撃的だったような気がするけど、
思い違いかな・・・
前回ライティングがろうそくだけで、すごく暗かったという記憶。
記憶違いかもしれないけど・・・
暗い異界に飛ばされて、とんでもないものを観劇したという感じ。
今回は上からの明かりもあって、すごく暗くはなく、
不思議感は少なかったです。
お椀のバケツリレーみたいなのと、
春琴が何人もの男をエンドレスに蹴る場面の演出は好きじゃないですね。
裾が乱れてエロを狙ったのか・・・
エロチシズム路線なら、赤い腰巻がいいと思うけど・・・
白い長襦袢だけというのは、どうなんでしょうか。
演出家が日本人じゃないからかな。
それにしても竹筒から流れる水の音、きれいでしたね。
あ、三味線の音色もナイス。
五感を刺激される感動的な舞台でした