ふわふわ気分で

舞台、シネマ、藤原竜也くん、長谷川博己くん、成河くんのことなど気ままに・・・

「旅がはてしない」若いってイイ

2009-07-21 | 演劇

ひょっとこ乱舞第21回公演
「旅がはてしない」

作・演出:広田淳一
舞台監督:宮田公一
舞台美術:大泉七奈子
出演:コロ、中村早香、松下仁、チョウソンハほか
池袋 東京芸術劇場小ホール 7月18日マチネ観劇

出演者も観客も若かった「旅がはてしない」。
チョウソンハくん目当てに行ってきました。

友だちは「夏の夜の夢」のパックに、わたしは、
「春琴」の佐吉のソンハくんにゾッコン。
それで、池袋まで遠征。

はい、出演者の若いエネルギーだけで、もう良かったね。
チョウソンハくんもカッコよかった。
でも、佐吉が一番だと思うけど・・・

セットはシンプルで、黒いリノリウム張りの舞台の上部に、
白い階段風のパネルが、6枚くらい吊り下げられてます。
小道具の透明な青いビニール傘をいかして、
ストロボもありのライティングを使った美術はキレイ。

20人の出演者が舞台狭しと、全力で駆け回って、踊りまくります。
そのダンスの上手さにびっくり。
全員の群舞が、小気味よくそろって、決まります。
この人たちは、打ち上げの時にも飲み会をしないで、
いつも踊り狂うグループなのか、と思わせるほど・・・

登場人物が多いにも関わらず、キャラも描き分けられていて、
なかなかお見事でした。
出番を均等に作りたいのかもしれないけど、
誰を重点的に描きたいのか、何を一番言いたいのかという、
メッセージがちょっと伝わってこない気がした。

「ラッキーとハッピーしか言わない人は、 
ありがとうとごめんなさいが言えない」
みたいな台詞には、ドキッ。

でも、もっとハートに響いてくるものがほしい。
キーワードみたいな、言葉はいろいろ出てきたけど、
もっと具象性があると、作品が力強くなると思うんだけどな。

あ、ちょっと生意気でしたね。ゴメン。
でもね、あれだけのパワーあるダンスが踊れるのに、
もうちょいパワーのある舞台、観たかった・・・
そこが、カテコ1回だけで、あれ?だった理由かな。
はい、みなさまお疲れさまでした