映画「禅 ZEN」観ました。
藤原竜也くん目当てに行ったけど、とってもイイ映画でした。
監督・脚本:高橋伴明
原作:大谷哲夫
出演:中村勘太郎、内田有紀、藤原竜也、村上淳、勝村政信ほか
「禅」格調高い良い映画でした。
なんかね、魂を浄めてもらえるって感じね。
はい、根性ねじ曲がってますから・・悪い!
と、反抗的なわたしも、心穏やかになる映画でした。
勘太郎さん、さすが歌舞伎界の人ですね。
立ち姿キレイ。
座禅姿もぶれずに、本当の禅僧みたい。
無駄な力が入ってないし、といって、ぽ~っとしてません。
座禅している人って、本物を見たことないけど、
無の境地、でしたっけ、ちょっと難しい・・
よくわからないけど、勘太郎さんの座禅姿はとてもキレイでした。
つるつるの坊主頭もきれいな形。
ご利益ありそうな姿でした。
道元さんって、きっとこんな人だったんだ。
と納得ね。
それから、四季折々の自然がていねいに撮影されてました。
季節の花々が次々咲いて、月が美しくて・・和みました。
竜也くん、北条時頼よかったです。
作品のアクセントになってました。
また狂って乱れてたけど・・
物の怪が現れて、暴れるシーン、
1回分、余分にひっくりかえってるみたいで、ちょっとツボ。
白いお寝巻き、太ももまであらわで、オレステスを思い出しました。
もののけも思いっきりいっぱい出てきましたね。おもしろかった。
烏帽子(えぼし)に直衣(のうし)姿、お似合い。
若々しくて、やっぱカワイイ系ね。
と思ったら、本物の北条時頼が鎌倉幕府第五代執権になったのは、
寛元4年(1246年)19歳の時ですって。
三浦一族を「宝治合戦」で滅ぼした。
それで、映画では怨霊に悩まされたのよね。
かなりの悪いヤツなのかと思ったけど、
南宋の僧侶・蘭渓道隆を鎌倉に招いて、建長寺を建立したそう。
お墓は北鎌倉の明月院。
ちなみに
生誕は嘉禄3年5月14日(1227年6月29日)
死没 弘長3年11月22日(1263年12月24日)
(以上Wikipediaより)
よく検討すると(←大げさ)竜也くんは5月15日生まれだから、一日違い。
もっとも、時頼は旧暦だから、正確には違うけどね。
前世は、もしかしたら・・・
あらっ・・・
竜也くんとロケ地まで同行した勝村政信さんも、なかなかイイ男ぶりでした。
「カメレオン」で、頭上飛び越えでゴーロが殺した大男役の菅田俊さん、
叡山の僧兵役で発見。
またワル役でした。
心清められる上にいろいろ見所いっぱいの
「禅」激しくオススメです。
観てね~
