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ふわふわ気分で

舞台、シネマ、藤原竜也くん、長谷川博己くん、成河くんのことなど気ままに・・・

「ICHI」はるかちゃん、カッコいい

2008-11-12 | シネマ

綾瀬はるかちゃん主演の「ICHI」観てきました。
作品としては、どっかの新聞の星2コが妥当な線かもしれないけど、
はるかちゃんは、キレイでした。
仕込み杖を構えて涙を流すシーンは、ドキッとするほど美しかった。
殺陣もカッコよかったね。

監督は「ピンポン」の曽利文彦さん。
勝新太郎さんが演じた「座頭市」のリメーク版です。
北野たけしさんもリメークしてましたね。
今回は主人公の市を女性、ただの目の不自由な人ではなく、
離れ瞽女(ごぜ)にしているところが、ポイントですね。

その相手役が大沢たかおさん、剣術の腕はたつのに、木刀オンリー。
幼少時のトラウマから刀が抜けない、というトホホな侍。
大沢さん、妙にしっくりしてました。

あと宿場町を仕切るのが窪塚洋介さん。
対するワルの大ボスが中村獅童さん。
獅童さんが迫力ありすぎて、よかったです。
彼を主役に、ダーティヒーローで撮ってほしいって感じ。
そうそう笑い声が「デスノート」のリュークそのままで、ちょっとツボ。

でもね、作品はね、イマイチ流れが悪いって感じ。
でなんか、もひとつ映画に没頭できなかった。
バシバシカットして、スイスイ進んで、
ラストまで一気に、ってのが好みですけど・・・

あと血の流れる場面多すぎ。
その血も汚いし、いろんな人が口から噴出したり、ちょっとうんざり。
衣装に赤系が多すぎて、そのせいでよけいに血の赤がうるさいって感じね。
蜷川幸雄さん演出の舞台で血のシーンがきれいなのは、衣装が白いからよね。

はるかちゃんがかわいくてキレイで、お肌つるつる、
おまけに殺陣も出来るんだってのが、確認できた映画でした




「闇の子供たち」よかった~

2008-09-05 | シネマ

阪本順治監督の「闇の子供たち」観てきました。
「カメレオン」とは、180度違う映画でした。
予想していたより、ずっとよかったです。

タイでの人身売買、幼児売買春、違法な臓器移植をテーマとした作品です。
内容が内容だけに、躊躇していたけど、
思いきって観てよかったです。

もっとレアに刺激的な映画かと思ったけど、そうでもなかったです。
公式サイトを見ると、扱い方によっては、
かえって犯罪者を刺激することになることもあるそう。

内容はかなり重いです。
心臓移植手術を受ける日本人少年に、
事情を知らされず、生きたまま心臓を提供させられる少女。
幼児買春をする日本人は、ネットに披露したり。
日本人も絡んでるんです。
自分に関係ないから、こういう直視したくないことって、
世間にはいっぱいあるけど・・
知らないでいるよりも、知っているほうが絶対イイと、思いました。

被害者のタイの子供たちの眼の光の強さが、救いです。
もちろんドキュメントじゃないので、
演技しているのですが、自然でした。
オドオドしたり、泣き叫んでないのが、
ただの同情をさそうっていう映画じゃないことが、伝わってきました。

江口洋介さんの最後は、ちょっとショックでした。
宮崎あおいさんのだんだん強くなってくる女性が素敵。
これを撮り終えたら「篤姫」だったのかな。
タフだわ~

売春宿の客が、
みんなメタボで、お腹のタプタプしたヤツばかりなのが、
ちょっと笑えました。
こういうヤツは醜いんだ、というのも監督のメッセージですって・・・

ラストの水遊びの少女たちに、ちょっと癒されました。
阪本順治監督ってスゴイです。パチパチ。
激しくオススメの「闇の子供たち」みてね~




「最高の人生の見つけ方」おもしろかった~

2008-06-30 | シネマ

久しぶりに映画を観にいきました。
友達が強力おすすめの「最高の人生の見つけ方」
なかなか示唆にとんだおもしろい映画でした。

入院先の病院で同部屋になった二人の老人が、そろって末期ガンなのを知って、
死ぬ前にやっておきたいリストを作って、旅行に出かけるという話。
ひとりは大金持ち、もうひとりは自動車整備工。
ふたりプラス秘書で、自家用ジェット機に乗って。

大金持ちには見舞いは来ず、整備工には家族が次々やってくる。
定石通りの展開だけど、ウエットにならずに、カラッとして面白かった。
余命宣告も、イージーすぎて、びっくりだけど・・・
あれ、アメリカでは本当にああいう風なんかね。

おじいさんふたりが、ジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマン。
監督はロブ・ライナー。

ニコルソンもフリーマンも、上手すぎ。
なんかね。伊達に年を取ってないよ、の見本みたい。
あのふたりをみると、年とるのもいいなぁと思えてくるね。

特にフリーマンが意気投合した女性からのお誘いを断るあたり、
大人の展開ですね。

わたしも、スカイダイビングやりたい。
ムスタングぶっ飛ばした~いと、思ったけど・・・
最後の夢を叶えるのもお金がいるのね。
と当たり前の設定に納得したり、がっかりしたり。
妙に夢物語や奇跡が起きないところもいいのよね。

原題は「The bucket list」やりたいことリストっていう意味らしい。
邦題は「最高の人生の見つけ方」ステキな題名。
人生の楽しみ方ではなくって、見つけ方。
なるほど・・・

秘書のお兄さんも、グッジョブでした。
ヒマラヤに缶入りの遺骨を 埋めるラスト。
これは違法行為であるってのオシャレ、オモシローイ。

激しくオススメです。
上映は4日まで。
今すぐGO!だよ~



米アカデミー賞発表

2007-02-26 | シネマ

授賞式の模様がwowowでやっていたので、ちらちら見ました。
なにしろ長い、延々とやってるから、全部付き合えませんでしたわ。
悪しからず。
あれって、映画人が集まったお祭りなんだね。
女優さんがきれいなドレスをまとって、メイクバッチリで。
男の方々も、魅力的な方たちばっかり。

長々とひっぱってるわりには、
オスカーを渡す時は、日本みたいな思わせぶりな音楽もなく、
斜めから「ほい」っていう感じなのが、おかしい。

すごく大柄の人、どっかで見た人だなぁと思ってたら、
前の副大統領のゴアさん。
爆弾発表するのかと思ったら、笑いをとっただけでした。
なんか、スマートでいい感じ。

そうそう、日本人の助演女優賞候補の菊地凛子さん、残念でした。
シャネルのドレス(らしい)の彼女、すでに大女優の貫禄あり。
スゴイ。

助演は「ドリームガールズ」のジェニファー・ハドソンが受賞しました。
とっても素直な感じに喜んでいて、なんかいい人だ~って
思ってしまいました。
アメリカ人てこういう時にアピールするの、ホントにうまいですね。
あとで歌ってましたけど、かなりのダイナマイトバディ、でした。

作品賞は「ディパーテッド」
監督賞も「ディパーテッド」のマーティン・スコセッシでした。

見てない作品ばかり、あ、まだ来てないのか。
はい、いろいろ見たいですね

受賞一覧はこちら↓
第79回アカデミー賞候補・受賞作の一覧 全部門、発表終了(gooニュース) - goo ニュース



「王の男」よかった~

2007-01-31 | シネマ

昨日は、銀座のシャンテシネまでわざわざお出かけしました。
初めての韓国映画(多分)を観るため。

そんなに期待してなくて、
カッコいい男が出てるという噂をききつけて、なんだけど感動モノでした。
ラストは涙が止まらなかったです。
あ~久しぶりにイイ映画を観ました。

史上最悪の暴君に、芸で挑んだ、ふたりの芸人。
王と芸人の男ふたりの物語です。
丁寧に描いています。

16世紀初頭の史実をもとにして作った映画らしいです。
韓国の歴史がわかっていれば、もっと興味深くて面白かったのかな。
悪い王・燕山君(ヨンサングン)チョン・ジニョンさんも徹底的に悪役でないのね。
幼い頃に母親を毒殺されてから心を閉ざし、人前で笑ったことがなかったというのだから、
かわいそ~キャラ。

登場人物がすごくわかりやすく描かれていて、感情がわかりやすいです。
宮廷場面のカラフルさ、派手さも楽しい。
衣装もきれいだし、大勢が踊るところなど、見ごたえ充分です。

チャンセンの綱の上の曲芸も、すご~い。拍手です。
小道具のお面の顔も、なかなかイイ味だしてました。

コンギル役のイ・ジュンギくん、きれい、肌すべすべ。
化粧して女装したところなんて、たまりませーん。
韓国の玉三郎さん?
え、そういうスタンスじゃないのね。はいはい。
ちょっと、はにかんだような、さわやかな笑顔ときれいな涙に
わたくしも泣いてしまいました。

それにしても、あれだけの出血量では、命が危ういのでは・・・
やりすぎですよ、監督!

チャンセン、カム・ウソンさん(赤井秀和似)の骨太な感じも、実はお気に入りです。
最後の盲目になって、捕らえられてからのひとり言。
う~ん、泣かされました。

泣いてばっかりの感動映画。
銀座まで行ったかいがありました。
ケイちゃん付き合ってくれてありがとう。
わたしの、選んだ映画よかったでしょう。

写真は映画館のポスター。
よく見たら、サインがしてありますね。
もしかして、イ・ジュンギくんのかな。
ほぉ~



映画満足度1位は「デスノート the Last name」

2006-12-29 | シネマ

今朝のフジテレビ「とくダネ!」のエンタメ解体新書のコーナー、
600人が選んだことしの映画・満足度、
ナンバーワンに「デスノート the Last name」が選ばれました。

わ~い!すごいぞ!パチパチ。
はい、すごくおもしろかったですよ~
松山ケンイチくんのLもよかったし、戸田恵梨香ちゃんも熱演でした。

それから、それから、藤原竜也くん。
月役、バッチリきまってましたもん。
竜也くんがいたから、デスノートが成り立ってたもんね。

ラストシーンの迫力、すごかった。
ぞくぞくっとしました~

2位は「武士の一分」3位は「有頂天ホテル」でした。
有頂天ホテルも楽しい映画だったね。

エンタメコーナーでは、満足度はスルー。
なんだよ~
結果が自分の好みじゃないからって、スルーするなよ。
プロなら、なんとか言えよ!
センスがみんなと違うからって・・・さ。

ちょっと気分悪かったけど、正義はわれにあり!
ん?
何のことか分からないけど・・・

おかげで大掃除は、さくさくはかどりました~
ふふふ・・・




「フラガール」ほのぼのハワイアン

2006-12-09 | シネマ

大ヒットしているらしい「フラガール」みてきました。
冒頭のレトロなボンネット型バスが田舎道をのんびりと走るシーン、
ほのぼのしちゃいますねぇ。

落ち目の常磐炭坑に変わって、常磐ハワイアンセンターを作り、そこで踊るフラガールを地元の娘さんにさせる。
スゴイ発想!
いきなりハワイがでてくるのも驚きですね。
何だか、みんなが貧しかったけれども、夢は持てた時代・・・なのかな。
フィクションではなく、本当の話だそうで、ちょっとびっくり。

映画もドンデン返しもなく、想像した通りの展開。
ドンデン返しの連続の「デスノート」とは、大違い。
ドキドキハラハラとは無縁の安心感からか、年齢層は高めでした。

はい、泣かされましたね。
南海キャンディーズのしずちゃんに。
なかなかおいしい役ですねぇ、でもうまい。
そこにいるだけで味があって、しずちゃんナイスです。

松雪泰子さん、蒼井優さんはじめフラガールのみなさんダンスお上手でした。
猛特訓されたようです。

そういえば9月末、渋谷に藤原竜也くんの「オレステス」を観に行った時に、
109の前の特設ステージでフラガールのみなさん踊ってましたね。
PRだったのですね。

あの時は知らなかったわ、この映画のこと。
松雪さんやしずちゃん踊ってたのかしらん。
よく見ておくべきだったですねぇ~

今日も雨なのにお客さん大入りでした。
みなさん、泣いたり笑ったり。
ほのぼのされましたか?

常磐ハワイアンセンターは現在スパリゾートハワイアンズという名で、営業しているそう。
一度行きたいね~ゆうちゃん


「オペラ座の怪人」いいね~

2006-07-16 | シネマ

WOWOWで「オペラ座の怪人」の映画を見ました。
映画館でも観たし、飛行機の中でも観たんだけど。

ゆうちゃんが何気にチャンネルを合わせてしまったら、
ちょうど、あのテーマ曲が流れてきて。
そのまま、目が釘付けでした。

いいですね~いいですね

そういえば去年、本場のブロードウェイで観たんです。
でも、歌も雰囲気も映画の方がよかったんですよ。
残念ながら

舞台でも、船が地下水路を通って行くところ。
燭台が水の中から浮かび上がるシーンはきれい。
奥行きのない舞台上に、水があるみたいでした。
スモークをいっぱいたいて、するするっと船が回転して、
さすがブロードウェイと思いました。

映画はファントム役のジェラルド・バトラーが、カッコいいですね。
ちょい渋めで、そう言えば映画館の時もいいなぁって思ったな。
クリスティーヌのエミー・ロッサムも歌声がきれいで、すてきです。

ちょっと、ふうっとした日曜日の午後でした。



「初恋」宮崎あおいちゃん、かわいい~

2006-06-12 | シネマ

映画「初恋」見てきました。
宮崎あおいちゃん、超カワイイでした。
情感あって表情豊かで、うまいです。

脚もメチャ細いですねぇ。
「ちゃーんとご飯食べてるの?」って、またまた親気分になる細さです。

日本犯罪史上最大のミステリー、府中三億円強奪事件を題材に、映画化したものです。
実行犯が18歳の女子高生。

当時の昭和の雰囲気が、暗くて貧乏くさくて、はっきり言ってダサいです。
今みたいに、豊かではなくても、もっとエネルギッシュだったのじゃ、ないかな。

彼女たちが出入りしていた、ジャズ喫茶Bも、楽しくなさそうだし。
あの店、どこがいいんだか、よくわかりませんでした。

ついでに、お友達の男たちもイマイチ魅力ないんですよね。
イイ男いないし(大減点)それぞれの性格付けもよくわからないし。

雨ばっかり降っていたのね。というのはわかったけど・・・

三億円強奪の爽快感も感じられなかったし。
青春の輝き、みたいなのも、感じなかったし。

はっきり言って、ガッカリでした
原作読んでなかったからでしょうか。
レディスデーでもないのに、期待して行ったのにぃ~

今度のレディスデーの水曜日は、いよいよ「メタル・マクベス」
挽回してくださいね


「ダ・ヴィンチ・コード」おもしろ~い

2006-06-07 | シネマ

話題の映画「ダ・ヴィンチ・コード」やっと見ました。
いやぁ、おもしろかった。
展開早いし、画面きれいだし、楽しめましたよ。

原作が長いから、どんなんだろうと思ったけど、要領よくカットしていました。
あの原作長すぎて、読んでる時でも、前の方忘れたりして(わたしだけか)

原作読んでない人には、流れが早すぎてわかりにくいかも。

キリスト教って、複雑なんですね。
映画では、ちゃんと説明してくれてました。
信仰が原因で戦争や殺し合いって、日本人には考えられない。
結婚式はキリスト教、お正月は神道、お葬式は仏教、日本の宗教のユルユルさを教えたいです。

ルーブル美術館ロケしたそうだけど、そんなに作品もじっくり映してなかったです。
館長さんが逃げるグランド・ギャラリーは、何気にラファエロなどの名画が並べてあって、大好きな所です。

モナリザは本物かな、撮影用のライト浴びせるから、模写だと思ったけど。

カメラがきれいでしたね。
パリの街も魅力的に映ってました。

スマートでの逃亡シーンは、もっと猛スピードでダーッと走ると思ってたのに、残念。
夜中に道路封鎖して、ロケしたそう。

スマートってパリの町並にぴったりなんですよ。
日本ではミスマッチ、に一票。

アメリちゃんのオドレイ・トトゥはアメリとゼンゼン違ってました。
知的でノーブルで、ちょっとこわそーだけどよかったです。
ジャン・レノも渋くておっけーでした。

シラスが原作のイメージよりイイ男だったのは、うれしい誤算
しかもいきなり裸になるし・・・

最後のロスリン礼拝堂のお庭のシーンはキレイ
ちょっと感動して涙でした。
原作よりも、さらっときれいに流してましたね。
ここんとこ、帰りに書店で立ち読みして確かめました。
映画の方がグッジョブでした。

でもでも、気に入らないのは、せっかくリッツでロケしたのに、ひげ剃りだけでお終いですか。
あこがれのホテルリッツなのにぃ。
ロビーとか、レストランとかいろいろあるでしょうに。

それから、原作通りなのですけど、やっぱりルーブル館長さんは、あんな格好で死んでほしくないです。
ホントに意味あるの、あの格好。
そもそも、瀕死で血だらけになりながら、あそこまでやれるか?
ゼッタイ嘘ですよ。はい、フィクションですって最後のタイトルロールにも断ってありました。
なるほど、ふむふむ。

あと、ローズラインのメダルって、前からパリの街にあったのかな、気づかなかったね。
確かめに行かなくっちゃ~

パリとイギリスに行きたくなる「ダ・ヴィンチ・コード」
オススメです。






『決闘高田の馬場』阪東妻三郎版

2006-04-10 | シネマ

ケーブルテレビで放映していた『決闘高田の馬場』(1938年)を見ました。
監督はマキノ正博と稲垣浩。
公開当時の題名は『血煙高田の馬場』18人切が話題だったらしい。

三谷幸喜さんの舞台『決闘!高田馬場』と見比べてみると、新らしい発見もあって、おもしろかった。

モノクロ映画で、冒頭の横書きの「日活京都作品」の文字が右書きなのに、まずびっくり。
右から書いてた時代って、けっこう最近なんだね。と、いっても70年くらい前。
いわゆる戦前ね。

画面の粒子の荒さも始めは気になっていたけど、話の進み方がうまく、あっと言うまに最後の決闘場面に。

ラストの安兵衛が高田の馬場を目指して韋駄天走りに走るというのも、昔の映画なのにスピード感があって、舞台のわくわく感がよみがえってきた。
漫画チックな軽快な音楽も付いている。
後から一団となって駆けていく長屋の連中の「わっしょい、わっしょい」の掛け声も力強い。
当時の観客はこの前の舞台みたいに、手拍子で応援したのかも。

モノクロ画面だから、安兵衛の黒の着物と裾をからげて見える白い脚とのコントラストも効果的。
三谷さんも阪妻の安兵衛が高田の馬場へ駆けるシーンがお気に入りだったようです。

舞台の市川染五郎さんもかっこよかったけど、阪東妻三郎さんも貫禄があってステキでした。

映画ではいつも一緒にいるだけのキャラが、中村勘太郎さんの大工の又八。
舞台の方が意味があって(敵方に内通しているのね)ここらあたり、三谷さんの方がぜんぜんよかったです。

他の登場人物は、三谷幸喜さん版も映画のイメージそのままでした。
せりふなんかもそっくり同じなのもありました。
これは、多分講談本の原作から、とったからでしょうか。

舞台ではおウメ婆さんがよかったけど、映画では「お勘婆さん」で出番も少なかったです。
長屋の住人も映画では、くわしく描いてなかったです。
にら蔵おもん夫婦が映画では、大工の熊公とお才で夫婦喧嘩をするくらい。

三谷さんでは、長屋の住人それぞれがきちんとキャラ付けされていて、よかったですよね。
   
堀部ホリが映画ではお妙になっていて、彼女はなかなか面白い役どころ。
着物の着付けや雰囲気が竹久夢二描く美人画の女みたいで、その当時の流行だったのでしょうか。
なよなよしている外見と違って、自分で結婚相手を見つけると宣言。

高田の馬場では安兵衛にちゃーんとたすきを渡して、身支度を手伝ったりしています。
しっかり、高田の馬場に先回りしているところがスゴイ。

映画では最後の立ち回りを派手に見せて、勝ったところで終わりでした。

舞台の方は高田の馬場に着いたところで終わって、印象的な幕切れだったけど、映画では、やっぱり最後に勝たなきゃお客は満足しなかったでしょうね。

51分の短い作品だったけど、今でも充分楽しめる映画でした。



 



THE有頂天ホテル 楽しいお祭り

2006-02-09 | シネマ

三谷幸喜さん、脚本監督の「THE有頂天ホテル」やっと昨日見てきました。
4週目なのに大人気でした水曜レディース割引のせいか大賑わい、90%は女性でした。

大勢がどたばたして、最後は幸せな新年を迎えるという三谷マジック。
こんな時代だから、幸せいいよね~

出演者も三谷さんの作品でいつも見ている方たちなので、なじみ客ばかりの飲み屋で飲んでいる気分

「合言葉は勇気」組の役所広司さん「12人の優しい日本人」組の生瀬勝久さん、浅野和之さん、堀内敬子さん
「新選組」の佐藤浩市さん、香取慎吾さん、オダギリジョーさん。
 
どうせなら新選組の藤原竜也クンも呼んでほしかったなぁ。
たっちゃんは金持ちのバカ息子役とか、と私の想像(妄想!)はふくらんでいくばかりほほほ・・・

篠原涼子さんもキュートでよかった。
あんなコールガールなら、一緒に遊んでみたい。ってオヤジみたい(笑)
でも、くねくねダンスはちょっと・・・

松たか子さん、決まってましたね。かっこよかったです。
舞台の方がもっときれいだったけど。舞台に出てる役者さんは声がいいですよね。
歯切れがいいし、聞いていて気分がよくなるみたい。

しばらくは、オダキリジョーさんのオデコ(あれ、カツラですよね?)と西田敏行さんのお腹を思い浮かべそう。

最後のタイトルロールによると、ダブダブのトレーナーが二人もいらっしゃったわ。
お疲れさまでした。
ダブダブ君、名演技でしたよ

皆がしあわせになって、ふわふわ気分になりました~