余白のメモ

詩と短歌と好きな本
指の上で四季はほほえむ

花魁

2021-02-13 00:41:24 | 雪の島の詩
今宵の満ちた月が女を照らす
赤い衣を身に着こなし
渡る花橋を華やかさが愁い
尊き気品が匂いとして魅了する
限りなき美しさを見
二つの房が翻弄する
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2021-02-13 00:40:18 | 雪の島の詩
清らかな風が呼び起こし
欲望が繰り返しよぎっては
山積みの様に溢れだして
光を刺すことになるだろう
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

迷宮

2021-02-13 00:39:16 | 雪の島の詩
迷宮
驚くことに大人になっていた
迷宮
単純なような複雑な色使い
迷宮
答えと共に問い質される
迷宮
出口は一つと限らない
迷宮
子供に戻ることがある
迷宮
よそ見をすることがある
迷宮
迷宮ばかり
迷宮
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

北国

2021-02-13 00:37:13 | 雪の島の詩
炎が映る目を持ちながら
氷った眼をするのは僕くらいだろう
北国だからさ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

蔓延し

2021-02-13 00:31:43 | ウイルス時代(短歌)
蔓延し
病のもとが
疼きだす
グレーから手が
隠してくれる
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする