余白のメモ

詩と短歌と好きな本
指の上で四季はほほえむ

君がいなければ

2021-02-21 23:01:27 | ウイルス時代(短歌)
君がいなければ
僕はいないし
僕がいるのは
君がいるおかげで
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初めて

2021-02-21 22:55:34 | リンゴのいろ(短歌)
初めて
話してみたり
ふれたり
君とはいつでも
初めてなのかも
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密やかな結晶

2021-02-21 22:50:05 | マイブック(あ)
「密やかな結晶」
      小川洋子 著

その島はひとつずつものの記憶が消されていく。
記憶を失われていく世界。
記憶からものが失われていくから受け止められる。
ひとつひとつのものが必ず失われていく世界。
なにが無くなるのかはわからない。
オルゴールがなくなり、ラムネがなくなり、
バラがなくなり、
そして私はなくなるのだろうか。
いろんな記憶が蘇り、去りを繰り返している。
そういう存在だったどろうか。

どういう結末へ向かうのか。
読みながら不安と期待とが織り交ざった。
僕はどれだけのものを受け取り、
失おうとしているのか。
この世界で。
小川洋子の作品は静かな世界だとおもう。
またひとつ世界にふれられた。
夢とある世界を。

たまに富士日記を読んでみる。
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