大黒さんの金魚鉢

黒金町の住人の独り言は“One”

One voice , one mission , one family

いのちより大切なもの

2014年10月30日 | 読書
みなさんにも経験があると思います。
(なぜ私は生きているのか?)あるいは(生きている意味とはなんだろう?)と自問自答することが…。
若い時には友達とそんなテーマでお酒を酌み交わして盛り上がったものです。

5年ほど前に1冊の本とめぐりあいました。
それでも人生にイエスと言う」本で、前作ブログ「南町の独り言」では何回も取り上げました。
悩んだりするとその本を取り出しては読み返しますが、いつも行ったり来たりで進歩のない自分が情けなくなったりもします。

先日また新たな1冊と出会い、そんな情けない自分でもいいんだと気づかされました。
著者の星野富弘さんは、中学校の体育教師でしたが、クラブ活動の指導中に事故に遭い頚髄損傷で首から下の自由を失います。
この本は、その全身麻痺の星野さんが口に筆を咥えて画を描き詩を書き綴った作品集です。
いのちより大切なもの (Forest books)
クリエーター情報なし
いのちのことば社

このなかで星野さんはこう語っています。
『…「いのちより大切なものとは?」と聞かれた時には、こう答えていました。
「その答えはこうですよ、と言うことは簡単だけど、きっとそれは意味のないことです。
自分で苦しみながら見つけた時に、あなたにとって意味があるのです」と。
見つけたと思っても、もしかしたらまた違ってくるかもしれない。
一生探し続けて、死を迎える前日に、ようやく自分なりの答えがみつかるかもしれない。
肝心なのは自分で見つけるということです』

私にとっていのちより大切なものとはなんだろうか?
あなたにとっていのちより大切なものはなんですか?