大黒さんの金魚鉢

黒金町の住人の独り言は“One”

One voice , one mission , one family

未来への指針

2014年12月26日 | 日々徒然
今年もいろいろありました。
「人間の悩みはすべて対人関係の悩みである」と論じたのは、心理学者アドラーです。
なるほど…なるほど。

人はそれぞれのステージを生きています。
そのステージを見失うと人はどうなるでしょうか?
どのステージも、やはり人と人、全体と我との関係性の“場”です。
マザーテレサの言葉をあらためて噛み締めています。
「この世の中で最も不幸なことは、貧困や飢餓ではない。
誰からも必要とされていないと感ずることだ」
誰からも必要とされていないと感ずる…すなわち無関心の世界です。
ちょっとだけでもいいから関心を寄せてください。
フードバンク事業はその入口かもしれません。

義父を喪った義母がまだ立ち直れません。
ありとあらゆることが不安の種になっている模様です。
どうしてそうなるのかは分かりませんが、心の中は常に不安に占拠されています。
未来に向けた思いなどはこれっぽっちも持てません。
今私にできることは、そんな義母や世話をしている妻や義妹たちを見守ることだけです。

昨晩は事務所の忘年会。
昨年と同様、来年をどんなイメージで暮らしたいかを、10文字単語で披露し合いました。
どんな時代でも明日への希望を持っていれば不安に占拠されることはありません。
私の単語は「再生!新しい○○」です。

1年間お世話になりました。
来年もよろしくお願いいたします。

筆が止まってしまいました

2014年12月25日 | 労働者福祉
労働者自主福祉運動の先人たち。
二宮尊徳、ガンジー、ケインズと参考図書を頼りにして、その軌跡を追ってきました。
この3人はいろんなところで名前を耳にしていましたし、ある程度の歴史的評価は定まっています。
だからそれぞれの生い立ちから思想まで、シリーズで書き通すことができました。
しかし…。

おそらく1930年代の欧米で最も有名かつ尊敬された日本人は賀川豊彦だったはずです。
日本のガンジー、日本のシュバイツアーと崇められたり、キング牧師やマザーテレサとも肩を並べる有名人でした。
しかし、なぜか日本での彼の評価はそれほど高くありません。
それゆえに私自身もそうでしたが、労働界でもあまり知られてはいませんでした。
日本人の手による本格的な賀川自伝書も残念ながら見つかりませんでした。
それでも少しずつではありますが、賀川豊彦の生涯を学ぶうちにとてつもないほどの人間性に触れてしまいました。
彼は途方もなく多才で、精力的で、しかもとんでもない強烈な個性の持ち主でした。
スラムでの伝道者であると同時に、ベストセラー作家であり、草分け的社会学者であり、日本における労働運動の育ての親であり、農民指導者、生活協同組合の指導者でもありました。

そして私は…すべてを飲み込めないと賀川豊彦伝は書けないことに気づきました。
賀川豊彦の上っ面だけを書くことは私にはできそうもありません。
それどころか私の良心にグサッグサッと賀川豊彦が突き刺さってきて、お遊びブログ「大黒さんの金魚鉢」の筆まで止まりそうになってきています。
正月休みを利用してできるだけ読み込む努力だけはしてみたいと思いますが、読み込んで飲み込めなかったりしたらどうなっちゃうんでしょうか?
こんな経験は初めてです。

それにしても先人たちは偉大です。
たとえ一歩であっても近づきたいような、逃げ出したいような複雑な気持ちです。


兆し

2014年12月24日 | 労働者福祉
「元旦や あっという間に 大晦日」、あと数日で年が変わります。
この2年間で仕込んできたものが、年明けからなにやら蠢き始める予感がします。
東京へ向かう静岡駅から見上げた青空です。

アベノミクスなるものに対抗できるのは、志持つ人々の力と、協同組合組織です。
それを具現化するためには教育が一番大切だと私は思います。
だから、まずは“隗より始めよ”、初生の赤子として初心に帰って、手習い始めて来年で5年目を迎えます。
少しずつではありますが、足元を少しは照らせる程度にはなったと自負しています。
東京の会議室から見えた青空です。
どこにいても空は繋がっています。

これまで40有余年、社会人として、職業人として、労働運動を通して、そして家庭人として自分のやってきたことを振り返っています。
今思うことはただひとつ。
日々ワクワクして生きていたい。
自分がみんなの役に立っていることを実感しながら生きていたい、と心底から思います。
空はどこまでも広がっています。

冬至の日

2014年12月22日 | 日々徒然
12月22日は冬至の日です。
1年で昼が最も短くて夜が最も長い日です。
ここから夏至(7月22日)に向かって徐々に昼が長くなります。
昼夜の時間は天文学的な問題ですが、この昼夜を陰陽で捉える考え方もあります。
昼は陽ですから、冬至の日を境にして、陰から陽のステージに移るという切り換え日の冬至です。

これは陰陽の世界を示した「太極図」です。
陽の中にも陰があるという「陽中陰」(陽であってもあるときは陰となってあらわれる)も、また逆に「陰中陽」(陰の中にも陽がある)もあります。

ご存知のように東洋思想には、自然の摂理に従う「陰陽説」が根本にあります。
世の中の事象はすべて陰陽に分けられ、陰陽は時に対立しあい、時に補い合い、変化してやまないという考え方です。
天と地、昼と夜、春夏と秋冬、男と女、暑と寒、軽と重、運動と静止…すべて陰陽があってこの世の中は成り立ちます。
対立するばかりで交わることのないようなものであっても、対立するだけではなにも生まれてきません。
だからといって馴れ合いで交わっても良い結果は得られません。
愛情のない結婚が不幸を招くと同様です。

先の総選挙で民主党はまた大敗しました。
政権交代というひとつの達成点に行き着き、リーダーの奢り高ぶりにより窮まって、多くの国民の期待を裏切り、結果挫折したのが2年前でした。
地に落ちてからの2年間、民主党はどれだけ猛省し、どれだけ高い志を打ち立てる努力をしたのでしょうか。
大敗の原因はまさにそこにあると思います。
高い志の無きところに自然の摂理は味方しません。
来春行われるという代表選挙、この道しかない!というアベノミクスに真正面から向かい合うような高い志をぶつけ合って欲しいと願います。

さて明日からは夏至に向かって、陽の気を高めるシーズンです。
陰のステージで私自身もたっぷりと充電させていただきました。
やるべきことはたくさんあります。

みなさんと一緒に一層ワクワクしたいですね。

2014「一万歩クラブ」総決算

2014年12月19日 | 遊び
早いものでもうすぐ大晦日。
榛葉参院議員のダジャレは「元旦や 今年も来るぞ 大晦日」、それを文字って「元旦や あっという間に 大晦日」。
ほんとうに一年が早いですね。

さて今年も無事に「一万歩クラブ」の定例会が終了しました。
4月は雨で中止、7月・8月は熱中症対策で中止しました。
その代わりに、8月の「夕涼みウォーク」と9月の「富士研さよならウォーク」を特別企画としました。
楽しい仲間たちです。


さて来年の予定です。
1月定例会は18日(日)の「合格祈願!旧東海道金谷坂石畳すべらず地蔵尊」を訪ねて…島田駅10時集合。
2月定例会は7日(土)の「富士山満喫ウォーキング」…富士川駅10時集合。
3月定例会は15日(日)の「用宗より丸子宿・旧東海道と静岡おでんフェア2015」ウォーク…用宗駅10時集合。

詳細は年が明けたらお知らせします。
どうぞ奮ってご参加ください。
健康づくりはまず足元から始めましょう!