大黒さんの金魚鉢

黒金町の住人の独り言は“One”

One voice , one mission , one family

ニーハオ訪日団

2015年10月30日 | 日々徒然
昨日、浙江省より「第10次特別友好訪日団」のみなさんが来静されました。
団長は、浙江工人日報社の「応建紅(おうけんこう)」氏です。
ようこそ静岡へ!

せっかくの機会ですから、浙江省総工会との交流の歴史を追ってみました。


そもそもの日中間の友好交流の歴史から入ります。
1972年9月、日中の国交が正常化され、「日中国交正常化共同声明」が出されます。
その後、国交が活発化され、民間外交も各所で行われるようになりました。

私の初訪中は、1978年1月のことでした。
「静岡県日中友好・青年の翼」という訪中団の一員として参加しました。
まだ結婚前の26歳、本給12万円の時代です。
参加費は18万円でしたから、かなり無理した訪中でした。
おかげで翌年の新婚旅行は自家用車の旅。
女房には申し訳ないことをしました。
同年8月に「日中平和友好条約」が締結されます。

そして時が経ち1982年、静岡県と浙江省の間で「友好提携の協定」が結ばれます。
県労福協が「第1次友好訪中団」を派遣したのもこの年ですが、当時は浙江省と遼寧省の両総工会と交流を深めていました。
以後、毎年交流が続き、関係性が深まっていきました。

連合静岡が誕生して3年目の1992年10月、来静した「浙江省総工会第4次訪日団」と県労福協は、今後の友好交流のあり方について意見交換を行いました。
そして1994年9月に浙江省総工会・連合静岡・県労福協三者間で「友好交流に関する基本合意書」を締結します。
今に続く「第1次特別訪中団」は1995年、「第1次特別訪日団」は翌1996年でした。

そして今回、記念すべき「第10回特別友好訪日団」をお迎えしました。
政治レベルでは日中間の関係は必ずしも良くありませんが、こうした民間レベルでの交流ではそういった雰囲気は微塵も感じません。
浙江省総工会と県労福協・連合静岡との友好交流を本格的に開始してから20年目の年です。
なにがあっても隣国中国、近くて遠い、遠くて近い国でもあります。
これからもより良い関係性だけは築いていきたいものですね。

FinTech(フィンテック)

2015年10月29日 | 経済
27日の労金協会研修会で、私の「ソーシャルスタイル」が「創造追求型」であることを知りました。
ソーシャルスタイルとは、他人から容易に観察できる、その人の習慣的行動の傾向だそうです。
口癖は「何かおもしろいことない?」であり、詳細とか入念とかいった概念からは程遠いとのこと。(がさつであるということかな…トホホ)

そんな私の脳は、外からの刺激を受けると、反応しやすい単純脳です。
昨晩は日経懇話会で、人工知能のエンジニアとして長年、脳機能と言葉のメカニズムを研究された黒川伊保子氏の講演をお聞きしました。
テーマは「感性コミュニケーション~脳が創りだす男女のミゾ、人生の波~」です。

人工知能の研究が世界で最も進んでいるのは、イスラエルの無人兵器の研究です。
黒川さんによれば「脳は装置」であり、男性脳と女性脳はあきらかに違うそうです。
その大きな違いは、回路構成と信号特性から生まれます。
装置である脳は、電気信号によって活性化されますから、様々な実験でその特性が証明されていきます。

それではこの世にあるふたつの脳をひとつにすれば完璧かといえばどうもそうではなさそうです。
これをひとつに収めると判断が遅れてしまい、瞬時に反応しなくてはならないケースに対応できません。
だから用途に応じて人工知能を開発する必要があります。
要するに、男女は違いを認め合えれば、最強の組み合わせになるということですね。
どこまで人工知能が進んでいるかはわかりませんが、その可能性・実用性が大きく広がっていることだけはよくわかりました。

今朝、そんな私の脳に日経新聞の記事が飛び込んできました。
朝刊一面のシリーズもので「フィンテックの衝撃」です。
シリーズ4回目ですから目には入っていたはずですが、昨日まではスルーしていたんですね。
目にとまったのは、おそらく昨日の「人工知能」の影響です。
フィンテックとは「Finance」と「Technology」を組み合わせた造語で、ひと言で言えば「お金にまつわる新しいITサービス」です。
きっと近いうちに日本中を席巻するでしょう。
詳しく知りたい方は以下のサイトをみて研究してください。

NHKONLINE「新しい金融ビジネス 急成長する“フィンテック”

日経新聞「フィンテック革命 金融が変わる


逃避文化

2015年10月28日 | 日々徒然
リーダーシップ理論のなかで「逃避文化」というものが出てきます。
これは企業が倒産する前によく陥る「企業文化」「組織現象」のひとつです。
具体的にはこんな事例です。

物事に関わらないようにする

必要な決定を下すのではなく、何ごともみんなに受け入れられようとする

ほとんどといっていいほどチャンスをものにしない

ものごとを先送りする

難しい問題にはかかわらない

問題が起きたときに、自分が決してとがめられないようにする

人が先に行動するのを待っている

成功に対して報いることをしない反面、失敗に対しては罰を与える


NHK連ドラ「あさが来た」を見ているとこの意味がよくわかります。
主人公「あさ」はどんなことにも前向きでどんどんと挑戦していく若女将。
そんな「あさ」を嫁ぎ先の「加野屋」の皆さんは暖かく見守りながら、助け合って家を守り抜きます。
反対に姉の「はつ」が嫁いだ「山王寺屋」の女将は、「はつ」を苛め抜き、時代の変化を見ようともせずにつぶれてしまいます。
家の格式を重んじプライドだけが高い女将「菊」が牛耳った「山王寺屋」は、典型的な「逃避文化」のお店でした。


ネットでこの「逃避文化」を検索していたら、中国の「人民新聞」の記事を見つけました。
タイトルは「日本の“萌え文化”とその弊害」です。
そこにはこんなことが書かれてありました。

「…しかし、このバーチャルなアニメ・漫画の世界の萌え文化の背後にあるのは、現実や社会から離れようとする消極的な若者だ。
統計によると、ここ10年あまり、日本の自殺者数は毎年3万人を超えている。
青少年の13%は頻繁に抑うつなどの症状に悩まされている。
日本社会全体に「大人になりたくない」という気持ちがはびこっており、複雑な社会や人間関係に向き合う勇気がない人が多いのだ。」

悔しいけれども、一理あるような気がしました。

みなさんの組織は「逃避文化」に陥っていませんか?
「萌え文化」と「逃避文化」の関連、あなたはどう考えますか?

営業ノウハウ

2015年10月27日 | 日々徒然
横浜の研修二日目。
私の出番はありませんが、興味深い研修があったので、無理を言って参加させていただきました。
テーマは「○○向け営業のノウハウ」です。

さてみなさんに質問です。

営業活動の成果は何で決まると思いますか?
(  )のなかを埋めてください。


活動の成果=(  A  ) × (  B  )

自分の仕事に置き換えて考えてみました。

たとえば今年度の県労福協の活動はどうだったのか、成果は上がったのかを考えてみます。

定期総会議案書には「2015年度活動方針」があります。

なかにはまだ成果があらわれていない活動もあります。

さらに具体的には個人に与えられた活動計画もあります。

たとえば私個人的には「語り部1000人PJ」があります。

さてどうだったでしょうか。

上記質問の答えはこうです。

活動の成果=(  活動量  ) × (    )

当然といえば当然ですが、なかなか奥深い方程式です。

ちなみにこんな方程式も…。

活動量)をあげる要素=(意欲)×(行動力

)を高める要素=(コミュニケーション力)×(知識と技能

技能とは「知識を使って有効なOUTPUTをする力」のことです。
学べば学ぶほど、ますます学びたくなりますね。

期待通りの学びを得られた面白い研修でした。


東京の憂鬱

2015年10月26日 | 日々徒然
24日(土)は、東京の「法政大学」まで出かけました。
2015年度からスタートした連合大学院「連帯社会インスティテュート」の一環で開催されているセミナーのパネリストとして参加するためです。

パネリストとして参加することにはなんの憂鬱もありませんでしたが、初めて行く「法政大学」までの道のりがなかなかの憂鬱でした。

東京駅でよく見かける風景ですが、土曜日も人身事故で電車が止まっていました。
しかしどの人たちもあまり気にもしない様子で、「昨晩も人身事故で不通だった。困っちゃうね」などと会話しています。
人の死に対してある意味、不感症になっているようで嫌な感じでした。

大学のある飯田橋までは順調に到着しましたが、下調べが不十分で東口から出てしまいました。
地図と現場がどうも一致しません。
そこで地図にあると思しき交番に寄って確認したところ、まったくの逆方向。
西口の方向を教えてもらい、西口の交番に向かいました。
ようやく大学に着いてホッとしましたが、今度は集合場所の会議室までもう一苦労。
憂鬱は私の方向音痴と、東京の心になじめない精神のせいでしょうか?

今日(26日)は、横浜の「メロンディアあざみ野」に出かけました。
労金連合会主催の研修会に講師として参加するためです。
先日の失敗を繰り返すことのないように事前準備を怠らず出発しました。
この会場は三菱電機労組の本部会館を兼ねた研修施設です。
新横浜からほぼ直結した市営地下鉄に乗って約20分、今日は迷わず到着です。

余裕がありすぎてついつい余分なことを口走る講演になってしまい、反省反省。
それでも気持ちのいい半日を過ごせました。
参加された皆さん、ご清聴ありがとうございました。