大黒さんの金魚鉢

黒金町の住人の独り言は“One”

One voice , one mission , one family

こだわりのお店

2014年08月31日 | グルメ
初めて入る飲食店は、誰かの評判を聞いてのことか、一万歩目の店か、それともその店の風貌に惹かれてかです。

たいていの場合は一人でも臆せず入れますが、男一人では躊躇してしまう店もあります。
こんなお店です。

メルヘンチックな店構えから、婦人雑誌やレディースを連想してしまうからかもしれません。
入った瞬間に場違いだったら嫌だなあと思うからです。

一人で入れないお店には、女房と二人で入ります。
予想通りに女性好みのお店でした。
ランチタイムは9割が女性客とのことで料理も“らしい”ものでした。
私は野菜にこだわったシェフの手による野菜プレートが、メイン料理よりも気に入りました。
こんなです。

料理に合わせたハウスワインもなかなかでしたし、なによりも雰囲気抜群のお店でした。
開店して5年とお聞きしましたが、オーナーシェフ鈴木さんのこだわりをビンビン感じました。
気になるディナーのお値段も意外にリーズナブルで若いカップルには特にお勧めのレストラン「セ・ラ・ヴィ」でした。

穴埋めの穴埋め

2014年08月29日 | 政治
法人税を引き下げるためには、その財源探しが必要だ。
8月26日にそのブログ記事「穴埋め」を書いた。
今日は日経新聞を読んで驚いた。

かいつまんで説明すると、「外形標準課税」を中小企業まで拡大する前に、まずは赤字大企業への課税を強化しようとするものである。
しかも「外形標準課税」の要件のうち、資本金に応じて課税している部分を廃止する模様であるから、利益があって人件費が少ない大々企業ほど得をする。
どこにシワ寄せがいくかは一目瞭然だ。

企業が利益を増やせば得をする仕組みであるから、一番簡単なのは「人件費」を削ることだ。
「人件費」をもっとも効率的に削るには、「正規社員」を「非正規社員」に置き換えればいい。
厚労省調査によれば、フルタイム労働者の全ステージ(18歳~64歳)平均時給で比較すると、正社員1919円、非正規社員1213円であった。
これだけで4割近い人件費カットが可能である。

アベノミクス効果で雇用労働者数が増加しているという。
結構なことだが、中身が問題だ。
まずは5年毎に行われる「就業構造基本調査」から見てみよう。
平成19年と24年の調査比較である。
雇用労働者総数 19年:5,322万人 vs 24年:5,354万人 (32万人増)
内 正規社員   19年:3,432万人 vs 24年:3,311万人 (121万人減)
内 非正規社員  19年:1,890万人 vs 24年:2,043万人 (153万人増)

次に「労働力調査(四半期)」から見てみよう。
平成25年と26年、それぞれ4~6月期の調査比較である。
雇用労働者総数 25年:5,207万人 vs 26年:5,234万人 (27万人増)
内 正規社員   25年:3,326万人 vs 26年:3,312万人 (14万人減)
内 非正規社員  25年:1,881万人 vs 26年:1,922万人 (41万人増)

「労働力調査(単月)」からも見てみよう。
平成25年と26年、それぞれ7月の調査比較である。
雇用労働者総数 25年:5,192万人 vs 26年:5,246万人 (54万人増)
内 正規社員   25年:3,313万人 vs 26年:3,307万人 (6万人減)
内 非正規社員  25年:1,879万人 vs 26年:1,939万人 (60万人増)

穴埋めで空いた穴を埋めるのは誰か?
もうすでに大胆なコストカットは始まっている…。
気づいたときは手遅れだ!とならぬようにしたいが、国会は圧倒的に与党の天下だ。
いまさらながらではあるが、政権交代の手痛い失敗が悔やまれてならない。
かえすがえすも悔しい!!!

健康の定義

2014年08月28日 | 遊び
一万歩クラブではみなが「健康」でありたいと願っています。
だから会員はみな毎日一万歩歩くことを目指します。
歩くことで心身の健康が保たれていくと考えているからです。

その定例会があるたびに有志でB級グルメを楽しみますが、それは決して不健康なことではありません。
定期健康診断で最下位寸前の結果をいただく私も、先頭切って有志のグループに参加させてもらいます。
なぜならば「健康」でありたいからです。

WHO(世界保健機構)では「健康」を次のように定義しています。
「健康とは、病気でないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態にあることをいいます」
知人に朝昼晩歩いてばかりいる健康オタク的な方がいます。
当然私よりスリムで、健康診断も“ばっちグー”とのことですが、あまり羨ましくはありません。
肉体的健康では敵いませんが、精神的・社会的健康でははるかに優っていると思うからです。


さて9月から「一万歩クラブ定例会」を再開いたします。
9月27~28日には特別イベント「賀川豊彦の足跡を訪ねて」も計画しており、2週連続となりますがよろしくお願いします。

9月定例会「島田髷まつりと初秋の島田宿を訪ねて」
開催日:9月21日(日)
コース距離:約10キロ
所要時間:約3時間
集合:JR島田駅南口午前10時
解散:島田駅北口
持ち物:お弁当
例のごとく南口で「県労福協」腕章をして待ってます。
奮ってご参加ください。

島田大村屋酒造の「おんな泣かせ」を味わいながら、みんなでWHOお墨付きの「健康」づくりを楽しみませんか?
「健康とは、病気でないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態にあることをいいます」

めざせ!日本酒の達人

2014年08月27日 | 読書
めざせ!日本酒の達人: 新時代の味と出会う (ちくま新書)
クリエーター情報なし
筑摩書房

静岡の地酒にハマっているといっても、単なる酒好きでしかない私にとって、最高の入門書を見つけました。
著者の山同敦子さんは、東京生まれの“食と酒”のジャーナリスト。

嬉しいことは静岡のお酒を高く評価してくれていることです。
「静岡は上質な酒が多い“吟醸王国”。
酸が少なく、太平洋を思わせる伸びやかな印象。
シンプルな魚料理に合うものが多い」

しかも個性派の造り手55人のなかに静岡県3人の蔵元を入れてありました。
「磯自慢」「喜久酔」「白隠正宗」の三本です。
どうやら山同さんをこの道に引き摺り込んだのは「磯自慢」らしいですね。
磯自慢のことをこんなふうに評していました。

「…初恋の酒でもあり永遠のスター」

よし!明日は「磯自慢」でいってみよう。

穴埋め

2014年08月26日 | 政治
とうとう国と地方の借金を合わせて1000兆円を優に超えてしまい1100兆円も時間の問題だ。
人口は減少し高齢化も進むが、このままではどうしても福祉にお金が回らない。
だから消費税を上げさせて欲しい!国会議員も身を切る覚悟だから!
そう言われて、増税されるのは嫌だが、こんな莫大な借金を孫子の代に押し付けてはいけないからと、多くの国民は涙を飲んだ。
そして5%の消費税は8%に増税され、近い将来の10%に向かっている。
(消費税3%はおよそ8兆円の増税となる勘定だ)

国民に増税を押し付けながら、日本の法人税は高いのでなんとしても20%にまで引き下げたいと安倍政権。
そうしないと国際競争に負けてしまうからと言い、下げれば景気は回復し税収は自然に増えるとも言い放った。
現在は国と地方の法人税を合わせると35.64%。
1%が4700億円相当であるから5%で2兆3500億円、10%で4兆7000億円、15%で7兆円だ。
この減税分をどこかで穴埋めしなくては日本の国は完全にパンクする。


この15%の減税分をどう穴埋めしようとしているのか、マスコミ情報から拾ってみた。
1、景気回復による「税収の上ぶれ」効果
2、中小企業への特例措置「15%の軽減税率を本則の19%に戻す」
3、中小企業や協同組合の法人税19%を廃し、いずれは大企業と同率にする。
4、中小の赤字企業にも課税できるよう「外形標準課税」適用枠の拡大(現在は資本金1億円以上)。
現在は約7割の中小企業が赤字だとして法人税は免除されている。
5、法人への各種減税措置「租税特別措置」の見直し
6、「パチンコ税」創設
7、「携帯電話取得税」創設
今日の朝日新聞には「パチンコ税」についての記事があった。

パチンコ玉は本来換金できないが、本来無いはずの換金時に徴税しようというから揉めるはず、しかし合法化すればどうなるか?
ひょっとしたらカジノ解禁も視野に入れているのかもしれない。
携帯電話もいまや契約件数1億4401万件(2013年度末)、1台につき100円徴収しても144億円だ。
薄くてもいいから文句も言わぬところから取るのがお上の鉄則だ。

一方、恩恵を受ける大企業はどうか?
東日本大震災で受けた大きな傷跡は日本全体の力で復興しようと特別税を定めた。
しかし企業にかかる復興特別法人税10%は2015年にいち早く終了したが、個人にかかる復興特別住民税2.1%や復興特別住民税年間1000円はそのままだ。
企業の内部留保は2013年度末304兆円で過去最高を記録し、財務省企業法人統計をみても企業の業績回復には目覚しいものがある。
異次元の金融緩和で円安に振れたが一旦海外移転した産業は戻ってきそうもないし、国内に大型投資したという企業もあまり聞かない。
どこか国家の大きな歯車が外れてはいないだろうか?
どう考えても間尺に合わない。