ナチの強制収容所に送られて奇跡的に生還したユダヤ人精神科医「V・E・フランクル」の本です。
1946年の講演記録ですが、人間であることを否定されるような極限状況の体験に裏打ちされた言葉には、もの凄い重みがあります。
バイエルン地方の強制収容所のことです。
ナチ親衛隊員でもある収容所所長は自らのポケットマネーで囚人の為に薬を調達していました。
他方、同じ囚人のなかで年かさの者が、囚人仲間をぞっとするような仕方で虐待しています。
その現実を見て、フランクルはこう述べています。
『すべては、その人がどういう人間であるかにかかっている。
最後の最後まで大切だったのは、その人がどんな人間であるか“だけ”だった』
ある男が死刑の直前に最後の食事だから好きなものを食べなさいといわれましたが、あともう少しで死体になる身だからと断りました。
しかしフランクルはそれは違うといいます。
『すべての生は死に面しています。
ほんの数時間しか生きていることができないからといって希望を投げ出すような考え方が正しいとすると、すべての人の一生も無意味だということになります』
生きる意味や価値を考えている人にはぜひ読んでいただきたい1冊です。
1946年の講演記録ですが、人間であることを否定されるような極限状況の体験に裏打ちされた言葉には、もの凄い重みがあります。
バイエルン地方の強制収容所のことです。
ナチ親衛隊員でもある収容所所長は自らのポケットマネーで囚人の為に薬を調達していました。
他方、同じ囚人のなかで年かさの者が、囚人仲間をぞっとするような仕方で虐待しています。
その現実を見て、フランクルはこう述べています。
『すべては、その人がどういう人間であるかにかかっている。
最後の最後まで大切だったのは、その人がどんな人間であるか“だけ”だった』
ある男が死刑の直前に最後の食事だから好きなものを食べなさいといわれましたが、あともう少しで死体になる身だからと断りました。
しかしフランクルはそれは違うといいます。
『すべての生は死に面しています。
ほんの数時間しか生きていることができないからといって希望を投げ出すような考え方が正しいとすると、すべての人の一生も無意味だということになります』
生きる意味や価値を考えている人にはぜひ読んでいただきたい1冊です。
![]() | それでも人生にイエスと言うV.E. フランクル春秋社このアイテムの詳細を見る |
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます