大黒さんの金魚鉢

黒金町の住人の独り言は“One”

One voice , one mission , one family

飛んでいきます!「対話会」

2015年06月30日 | 労働者福祉
県内22地区労福協の総会ラッシュ。
スタッフ総出で各地区にお邪魔しています。
(私を含め4人しかおりませんので参加できなかった地区のみなさんにはお詫び申し上げます)
挨拶はそれぞれのセンスにお任せしましたが、みなさんとの「対話」活動についてはできるだけ触れるようお願いしました。
「フードバンクふじのくに」の活動が良い例ですが、まだまだその思いや考え方が伝わりきれていません。
定期総会も含め年4回しか幹事会も開かれませんので無理もありません。
かといって会議を増やせばそれだけ皆さんの負担が増してしまいます。
どうすればいいでしょうか?
私たちは地区の会合に合わせて呼んでもらえれば飛んでいきたいと考えています。
「フードバンクふじのくに」事業に限らず、みなさんに伝えたいことはいっぱいあります。
みなさんの考えていることもいっぱい知りたいと思います。
みなさんと一緒に考えていきたいこともいっぱいあります。

志があっても実践が伴わなければ無意味です。
実践が始まると抵抗や摩擦が起きます。
それを乗り越えるためにはより高い志が必要です。
より高い志は「対話」のなかから生まれてきます。
そして継続も「対話」なしには生まれません。

人間は四六時中何かを考えている生き物です。
他人の話を聴きながら頭の中で自分と「対話」している生き物です。
人間は「対話」することで一番大事な問題意識を育てる生き物でもあります。
それが失われつつある社会が私たちは心配でなりません。

どうぞ私たちとの「対話」をよろしくお願いいたします。

まさかのさかのギリシャ

2015年06月29日 | 経済
ギリシャ政府のとんでもない愚挙に驚きました。
国家破産の危機に際して、そのカギを握る緊縮政策の是非について、国民投票に委ねるということです。
詳細を何も知らされていない国民に委ねて、責任転嫁を図ろうというものですね。
この愚挙を知ったEU諸国もさすが堪忍袋の緒が切れました。
緊縮政策に踏み切らないギリシャに対して30日以後の金融支援には応じないことを決定しました。
そうなるとギリシャは30日期限のIMFへの返済がデフォルト(債務不履行)し、事実上の国家破産となります。
複雑なのはその後の展開です。
ギリシャ通貨はEU統一通貨ユーロのため、ギリシャが破産しても大戦前のドイツのようなハイパーインフレにはなりませんが、支援のためのユーロ通貨は入ってきません。
公務員の給与や年金は即時ストップするでしょうし、輸入品も買うことができなくなり、国民生活は大打撃を受けます。
かといってユーロ圏から離脱するにせよギリシャ通貨はありませんし、今から準備しても旧通貨ドラクマの発行までは相当期間かかります。

第一次世界大戦勃発前夜の1913年、ドイツのマルク、イギリスのシリング、フランスのフラン、イタリアのリラ、これら4通貨の価値はほぼ等しいものでした。
それが大戦終了後1923年の末には、1シリングや、1フランや、1リラで、最大1兆マルクが交換できました。
といっても、実際にはどれだけマルクの大金を積まれても、それを受け取る者はいませんでしたが…。
マルクはかつての1兆万分の1まで値下がりし、もはや紙くず同然だったのです。
これが国家破産の姿です。
追い込まれたドイツはナチスの戦略で第二次世界大戦への道を歩みます。

それにしても国家財政の危機は我が国でも同様です。
夕張市の破綻もどこか他人事のように見ていましたが、ギリシャ問題もどこ吹く風と流してしまうんでしょうか?
下表は先進国の政府債務残高(対GDP比)推移です。

みなさんはどう考えるでしょうか。

平成27年版「高齢社会白書」

2015年06月26日 | 日々徒然
昨日のブログは子供・若者、今日は高齢者問題です。
子供・若者の今も大変ですが、それに加えて高齢者の支え役としての役割も期待されています。
これから先の高齢者のあり方についても、社会の問題として真剣に考えていかねばなりません。
平成27年版「高齢社会白書」をみると、現状と未来についていくつもの気づきが生まれてきます。
ぜひWeb版で詳細にご覧下さい。
ここではそのほんの一部を抜き出してみました。

高齢化は今後ますます進みます。

子供や若者は減少していく一方ですから、現役の負担は年々重くなっていきます。

老後の心配はあれこれありますが、一人暮らしの老人は増え、要介護の老人も増え、そして孤独死も減る気配はみえません。

元気な老人は働き続ける社会になっていくのでしょうか?

これが事実ですから、事実をよく見て将来を予見し、来るべき社会を少しでもベターに創造していく勇気を私たちは持たねばなりません。
進歩する国と衰退する国の境目は、大きな意味で、未来への建設を好むか、現在を享受するかだと思います。

アベノミクスだ株高だと、無責任に浮かれている場合ではないと思いますが…。

平成27年版「子供・若者白書」

2015年06月25日 | 日々徒然
平成27年版「子供・若者白書」が公開されました。
Web版もありますのでぜひ一読をお薦めします。
これをみるとあらためてこの国のおかしさが分かります。
30歳未満の人口推移が一目瞭然、でもこんな国なら生まれてきても…希望が持てませんよね。

子供や若者は国の宝ですが、その実態はあまりに酷い!


こんな日本に誰がした!
私たち大人の責任は重大ですね。

静岡労金 第63回通常総会

2015年06月24日 | 労働者福祉
本日、静岡県労働金庫の第63回通常総会が行われました。

労福協を代表して次のようなご挨拶をいたしました。

挨拶の中でみなさんにひとつの質問をしてからの本論。

「…みなさんが静岡労金を好きであるという答えを聞いてホッとしています。
これが半分くらいならどうしようかと思っていました。
すべては関係性の中にあると思います。
もしこの場がここではなかったとしたら、おそらくこうはならなかったでしょう。
関係性は人と人との対話から生まれます。

県労福協ではこの2年間、労働者自主福祉運動の原点を学ぶ、原点回帰運動を展開してきました。
学べば学ぶほど私は静岡労金が好きになっていきました。
気づけば人は動きます。
労金の利用配当金は労働組合に渡り、組合員のための活動資金になっています。
それと同様に未組織労働者の利用配当金も、ライサポ友の会から地区労福協に渡り、未組織労働者のための活動資金になる仕組みが今年からスタートします。
これ以外にも静岡労金のいいところはいっぱいあります。
気づけば人々は動きます。

気づくためには、人と人との対話が必要です。
気づけば人々は動き出し、人々が動けば社会が変わります。
ここにいらっしゃる一人ひとりの方々が、周りの人たちと対話するところからすべてが始まります。
どうぞ素晴らしい対話活動で、労金運動がもっともっと広がりますように心から祈念いたします」