大黒さんの金魚鉢

黒金町の住人の独り言は“One”

One voice , one mission , one family

語り広げよう!

2014年07月31日 | 労働者福祉
昨日、全労済静岡県本部の通常総代会でこんなご挨拶をいたしました。

「…全労済をはじめ、私たちの仲間である協同組合を取り巻く状況はたいへん厳しくなっています。
その厳しい状況を打破するために、いろんなところで原点回帰が叫ばれています。
県労福協でもいよいよこの10月から語り部1000人PJをスタートさせます。
このPJも私たち協同組合の原点を一人でも多くの組合員や、一人でも多くの人々に語り広げていく運動です。
全労済の原点とは、全労済の存在意義とは、保険と共済の違いは…
そのことをわかりやすく伝えるためには、自分自身が深く理解していなければなりません。

先日、私は急成長している街中ショップ「ほけんの窓口」を訪ねました。
保険の窓口ですから、当然全労済の商品は取り扱っていませんが、保険や損保会社40社の取扱いをしていました。
担当の女性に聞いてみました。
「ここはどういうところですか?」
丁寧に答えてくれました。
『はい、みなさんのニーズを詳しくお聞きして、みなさんにぴったりあった商品を紹介させていただきます』
「保険は高いからできるだけ安いものを求めたいんですが」
『はい、安ければそれでいいという方にはそうさせていただきますが、私どもはそれだけではないと考えています』
「えっ、どういうことですか?」
『みなさんの家庭の状況などを詳しくお聞きして、みなさんに一番あった商品を提供したいと心がけています。
もちろん安ければそれでいいという方にはそうしていますが…』
丁寧な対応に驚きながらお礼を述べて窓口を後にしました。

帰り道、考えていました。
私には商品知識がまったくありませんので、私自身がなぜ全労済を利用しているかを考えてみたのです。
ひとつは「関係性」です。
個人的な関係性もありますし、組織との関係性もあります。
もうひとつは共済の持つ「社会還元機能」です。
すなわち私は全労済の提供する商品内容というよりも、関係性から生ずる安心感・信頼感や、協同組合の存在価値を感じて契約を交わしたのです。

「福祉はひとつ」を合言葉にこの運動は始まりました。
そして今、私たちの目指す社会像も明確です。
それは「連帯・協同でつくる安心・共生の福祉社会」です。
私たちの理念と目標をみなさんの手によって語り広げ、働く仲間たちと共有してください。
それが全労済事業の拡大への早道だと私は確信します」

空き家対策

2014年07月30日 | 労働者福祉
総務省の住宅・土地統計調査により、全国の空き家率が過去最高の13.5%に上ったことが分かりました。
そういえば私の近所にも何軒かの空き家があります。
静岡県の状況も、2008年14.2%から2013年には16.3%に大きく跳ね上がっています。
人口減少と比例していきますから、残念ながら今後も増え続けるでしょう。

新聞記事で、空き家の増える理由の一つに税金問題があることを初めて知りました。
土地にかかる固定資産税は、住宅が建っていれば本来の1/6で済みますが、取り壊すとその優遇がなくなり税金は約4倍に増えるそうです。
売れる土地ならまだしも取り壊すのにはお金がかかりますから、持ち主にとってみれば空き家のまま放っておくほうが合理的です。
しかし周りが空き家だらけになったらどうなるんでしょうか?
人の住まない家屋はどんどん荒れていきます。
考えただけでぞっとします。

昨日、私の家に息子の嫁が友だちを連れて遊びに来たそうです。
大人3人子ども6人の子連れ団体さんは久しぶりです。
大したおもてなしはできなかったようですが、それでもみなさん大満足で帰ったとのこと。
子どもたちが庭で水遊びをしている様子に釣られてか、近所のおばあさんたちも集まって大騒ぎしたとのこと。
おまけにみなさんからスイカやらナスやらキューリやら冬瓜やらを土産にもらい若い奥さんたちは大喜び、田舎暮らしを堪能した模様でした。

田舎に増え続ける空き家対策のひとつにこんなことは考えられないでしょうか?
都会に住む数世帯が共同して田舎の空き家を借りて、休日には子ども達との田舎暮らしを体験する。
持ち主も助かるし、田舎に住む一人暮らしの老人たちにもいい刺激になるはずです。
もちろんおかしな人たちでは困りますから、そのあたりを行政がしっかりと担保しなければなりませんが一考の価値はあると思います。

都会の空き家対策はもっと可能性はあります。
住む家がなくて困っている困窮者や、虐待で悩む人たちのシェルターや、フードバンクの倉庫や、孤立する高齢者のためのグループホームなどに活用できれば最高です。
もちろんそのためには行政の大きな力が必要です。
政治の出番はいっぱいあるんだけれども…そう思うとちょっと寂しくなります。

駿府夕涼みウォーク

2014年07月29日 | 遊び
恒例の一万歩クラブ定例会は、熱中症対策のため7月8月をお休みとしました。
でもなぜか少しさびしいので、8月23日(土)に特別企画を考えました。
題して「駿府夕涼みウォーク」です。
駿府の史跡(?)を訪ねながら、最終地点ではB級グルメを楽しもうという企画です。

日時:8月23日(土)
コース距離:未定
所要時間:約1時間
集合:午後5時 静岡駅北口
解散:静岡駅付近(と思われるが…)


なおこれまで会員のみなさんと繋いでいた連絡ツールが使えなくなりました。
そこで心機一転、これを契機に一から会員勧誘をすることといたしました。
入会を希望される方は以下の入会申込書で申込お願いします。
希望者は私までメールくだされば、送付します。
e-mail:rofukukyo01@mx1.s-cnet.ne.jp

消費者教育の体系的教材が完成

2014年07月28日 | 労働者福祉
「消費者問題ネットワークしずおか(ネットしずおか)」の第9期通常総会がありました。
総会終了後に行われた、「ネットしずおか」による文部科学省の委託事業についての成果報告があり、興味深く拝聴しました。

テーマは「大学生向け体系的教材“消費者市民への道”」の作成についてです。
「ネットしずおか」では、2012年9月より「学校における消費者教育を支援していくための勉強会」を実施してきました。
その勉強会の中でも、いずれは教材開発もやっていきたいと考えていたそうです。
そこで文科省事業に応募して体系的な教材にチャレンジするわけですが、中心メンバーは静岡大学教員と「ネットしずおか」に所属する会員組織です。
みなさんの努力で委託事業に採用され、いよいよこの10月から静岡大学で半期15回の体系的授業が始まります。

「生活の管理と契約」については、静岡県労働金庫・県労福協・県司法書士会が中心となって教材開発を行い、講師も務めます。
「商品等の安全」については静大教員と生活協同組合ユーコープが中心となります。
教材開発のプロセスや苦労話もたくさん聞かせていただきましたが、ワーク中心の教育講座が楽しみです。
消費者問題はいつも私たちの身近にあります。
私自身ももっと勉強しないといけませんので、県司法書士会主催の「消費者問題シリーズ研修会」に応募しました。
いずれ勉強成果はなんらかの形で還元していきますが、この「ネットしずおか」の教材も“Workers Library”などで活用できれば素晴らしいですね。

消費者問題ネットワークしずおか」のHPもご覧下さい。

安い酒ほど手を抜かない

2014年07月27日 | 日記
昨夜は大満足の至福のひと時を過ごしました。
一年ぶりに喜久酔の杜氏青島傳三郎さんを囲んでの地酒愛好会です。
傳三郎さんは杜氏であるとともに、青島酒造専務でもありますが、元金融マンという異色の経歴を持つ方です。
投資会社に就職しニューヨークで最先端の金融理論を学びますが、思うところがあり家業の青島酒造を継ぎます。
彼の造る喜久酔も大好きですが、彼の話を聞くことも大好きな私です。
彼がこよなく愛する喜久酔に対する思い入れはこの言葉に代表されます。
「私は安い酒ほど手を抜かない!」
だからどのクラスのお酒でも美味しいんですね。

青島さんが持つのは「特別純米酒」で、ぬる燗にすると最高です。
私が持つのは「生原酒 しぼりたて」で、喜久酔の原点を味わえるお酒です。
どちらもリーズナブルなお勧めの逸品です。
その他、喜久酔の普通酒を除いた全銘柄を味わいました。

松下米を使った純米吟醸は希少品で、地元の農家と共同で作った酒米を使用しています。
わずか千本くらいしかとれないお酒と聞きましたが、精米50%の吟醸酒はとろけるような美味しさでした。
喜久酔ってメジャーになりつつありますからなかなか手に入りにくいお酒です。でも専務いわく「規模を大きくしようとは思わない。ひたすら喜久酔らしい喜久酔づくりに励むだけ…」
そんなところにも惚れてしまう私でした。