大黒さんの金魚鉢

黒金町の住人の独り言は“One”

One voice , one mission , one family

本質から議論せよ

2015年05月29日 | 日々徒然
国会論争がどんどんおかしな雰囲気になっているようで、わたしの気持ちもどんどんと不愉快になっていきます。

そもそもがおかしいから議論が噛み合わないんじゃないかしら。

日本国憲法はどうするのか、その問題をクリアーしないと前へは進みません。

思いつくがままに書き出してみます。

憲法第2章「戦争の放棄」
第9条「戦争の放棄と戦力及び交戦権の否認」
*この9条文言と、論争中の「武力行使の新3要件」とではまったく整合性は見られないと私は思います。

第3章「国民の権利及び義務」
第13条「個人の尊重と公共の福祉」
*すべての国民をほんとうに個人として尊重する気持ちが為政者にはあるんでしょうか。
格差が広がる中でその原因の多くを自己責任にあてはめようという考え方の根本には、尊重という気持ちは感じられません。

第21条「集会、結社及び表現の自由と通信秘密の保護」
*陰に陽に圧力をかけてはいませんか。

第27条「勤労の権利と義務、勤労条件の基準及び児童酷使の禁止」
*派遣自由化やホワイトカラーイグゼンプションや解雇の金銭解決など、労働基準法を骨抜きにしようとする法改正は違憲に限りなく近づいているのではないでしょうか。



お堅い話の後の「コップのフチ子」展です。

困ったときはお互いさま!

2015年05月28日 | 労働者福祉
昨年の9月30日にスタートした「第1期語り部講師育成ゼミ」もいよいよ最終回を迎えました。
この6回のゼミ講師を務めてくれた高橋均さんからはこれまでのまとめをいただき、そして10名のゼミ生からは各人の実践計画を発表してもらいました。

高橋さんのまとめの最後は、こんな言葉で締めくくられました。

『人間社会はとかく厄介だ!
一人は自由で気楽でいい、でも一人は寂しい。
二人でいると楽しい、でも煩わしいときもある。
人は一人では生きられない。

お互いに責任を取ることが「連帯」の意味だ。
絆は「ほだし」とも読む、「ほだし」とは馬をつなぎとめる綱のことだ。
絆も綱と同じで人の自由を縛るものでもある。
人が生きていくということは、他人との関係の中で少しずつ折り合いをつけていくことにほかならない。
あなたの意見は尊重するから、私の意見も尊重してよという具合だ。
「連帯社会」とは、ことほど面倒なものであることを自覚しながら歩いていこう』

高橋さん、ほんとうにありがとうございました。



おまけは「コップのフチ子」展です。

苦痛な日

2015年05月27日 | 日々徒然
1年に1回、必ず苦痛な日が訪れます。
しかし法律で定められていますから、嫌でも逃げるわけにはいきません。


労働安全衛生法第66条で、事業者は労働者に対して医師による健康診断を受けさせることが、義務付けられています。
これに違反すると事業者には50万円以下の罰金が課せられます。
だから医者嫌いの人も嫌でも受けるんでしょうが…正直嫌なんですね。
自分のためだということは重々わかっていますけれど、医者へ行くと病気になるような気がするんです。
成績不良の子どもに「お前は頭が悪い!」と責めるようなものですし…思うに私の医者嫌いは子ども時代の思い出にさかのぼります。
百日咳にかかった私は、母に引っ張られて町医者に通いました。
記憶に残るのは手首ほどの太さの注射器でお尻に注射されたことです。
そんな太い注射器ではなかったかもしれませんが、恐怖で泣き喚いていたシーンがトラウマになっています。


ところでその労働安全衛生法で、この6月に施行されるいくつかの改正は要チェックです。
ひとつは、受動喫煙防止措置が努力義務になるということ。
ふたつめは、重大な労働災害を繰り返す企業に対し、大臣が指示・勧告・公表を行う制度が導入されるということ。

もうひとつ大きな改正が12月に施行されます。
それは現在の健康診断が身体の健康チェックだとすれば、新設される心の健康チェック制度です。
50人以上の企業では労働者に対して、医師によるストレスチェックが義務付けされます。
しかし精神的不調者の発見が一義的な目的ではないとしながらも、予防策としての職場環境改善は努力目標にされています。
この改正に労働組合が不干渉でいると、精神的不調者の追い込みに加担することにもなりかねません。

ストレスチェック制度の指針はここからどうぞ。


おまけは「コップのフチ子」展です。




チーム力を高めるために

2015年05月26日 | 日々徒然
人間の心ほどわからないものはありません。
ときとして、自分の気持ちすら持て余すこともあるくらいですから、他人の心となると闇また闇の世界です。
組織はそうした様々な精神の集合体です。
同好会ならいざ知らず運命共同体ですから、闇の世界だからといって無頓着ではいられません。
それにも関わらず、多くの組織は心理学を基盤とするマネジメントにこれまであまりに無頓着でした。
その反省から企業は、組織変革の現場や組織活性化の現場で応用するために、組織心理学の応用研修を取り入れています。
労働組合はまさに人間の心を顧客とした団体ですが、なぜかその方面の研究は遅れていたような気がします。
浅学非才の私は今になってそのことを恥じ、ようやく勉強の入口に立っています。

今日は「チームをうまく統制できず悩んだわたし」に向けてです。

部下が何十人もいるような組織であり、マネージャーの意思で自由に人事を操れても、パーフェクトな組織ができるとは限りません。
「組織は人なり」と言いますが、解釈の仕方を誤ると、収拾がつかなくなります。
あいつは使えるが、こいつはダメだ…こいつは言うことを聞くが、あいつは口答えばかり…。
自分のことはさておいて他人の悪口と愚痴ばかりです。
組織とは各所から優秀な人ばかりを10人集めても、優秀2割・普通6割・駄目2割に分かれるといいますから当然でしょうね。

組織にはふたつのとらえ方があります。

10人十色というように人は実に様々です。
生まれ育ちも違えば、顔や気質も違います。
気に入らない相手を、自分の好みに作り変えることなどは至難の技です。
それよりも自らのコミュニケーション能力を高めて、関係性を良くすることのほうがよほど大切で有効です。

チームがうまくいかないと悩んでいるわたし自身に…それは人が悪いのではなくお互いの関わり方が悪いのだと問いかけましょう。
関係性が悪いから、人の能力もやる気も発揮できていないのだと思えば、部下や仲間に対する意識も変わるはずです。
そしてわたしが変われば、組織全体の関係性も必ず良くなるはずです。


お堅い話のあとのオマケです。
昼時の散歩で見つけた静岡パルコの「コップのフチ子」展。
これまで発売した総勢450体のフチ子さんが勢ぞろいしてました。
日替わりで紹介していきます。


韮山ウォーク

2015年05月25日 | 遊び
23日は1万歩クラブ5月定例会で、韮山の反射炉を見学に行きました。
ほぼ世界遺産間違い無しとのことですから、三島から伊豆長岡までの電車の混雑が心配でした。
久しぶりの伊豆箱根鉄道の旅、それほどの混雑もなくゆったりと座れ、車窓に流れるのどかな田園風景を眺めて心の疲れを癒します。

伊豆長岡駅から歩き始めるとほどなく反射炉に到着。
ずいぶん前に来たことがありますが、観光客はたしかに増えていますね。
でもここだけでは観光フィーバーは望めそうもありません。
やはり伊豆全体での仕掛けが必要でしょうね。

NHK大河ドラマ「篤姫」や民放ドラマ「JIN-仁」のロケ地にもなった江川邸もコースのひとつでした。
ゴール後の反省会は、つまみ小鉢ひと皿210円のローカルなお蕎麦屋さんで、メンバーである乗り鉄オタクの話に盛り上がりました。


6月定例会は「浜名湖の潮風と旧東海道松並木」を予定しています。
日時:6月20日(土)
集合:JR新居町駅午前10時集合
みなさんも心と身体の健康のために歩きませんか?