大黒さんの金魚鉢

黒金町の住人の独り言は“One”

One voice , one mission , one family

磐田の一万歩土産

2014年05月31日 | 遊び

最初の立ち寄り地「中泉寺」は参加者Kさんの菩提寺。
まずは一枚パチリ。

在来線の先頭車両に陣どって、真っ直ぐに伸びる線路を見ながら、童心に帰って磐田駅へ。
偶然の菩提寺もありましたが、今回は田植え前の田圃道を歩くのどかなコースでした。
途中から一名が加わった7人とあれこれ話しながらの約三時間。
私にとってはかけがえのない楽しい時間です。

途中のJA野菜市で今時には珍しいトウモロコシを買い、帰りには「又一きんつば」も土産に仕入れて磐田駅へ戻りました。
残念ながら磐田の地酒は楽しめませんでしたが、駅の居酒屋でちょびっと喉を潤して帰路につきました。
帰り電車の揺れは最高、知らぬ間に静岡駅到着。

土産に買った甘々娘(かんかんむすめ)を生で食べてみましたが、なんという美味さでしょうか。

しかもしかも茹であげてもほんとうに美味しくて、「喜久酔」のあてにピッタリ。

今日もいい一日でした。
感謝します、ありがとう。
明日もいい日でありますように。


ならないけれどなる話

2014年05月30日 | 遊び
義母の憂鬱がますますひどくなる。
誰かがそばにいれば落ち着いているのだから、原因は「寂しさ」にあることは間違いない。
だからといって毎日誰かが一緒にいるわけにもいかない。

妻と話をする。
『なるようにしかならないよ…。でも、きっとなるようになるよ』
この違いは大きい。

私自身の話でもあるが、人様には言えないこともある。
子どもとの関係性でも、ひどく悩んだ時期もある。
仕事上で眠れない日々が何日も続いたこともある。

でも、今考えてみれば、すべてなるように“なった”。
「なるようにしか“ならなかった”」ことと、「なるように“なった”」こととは、ことの結果は同じかもしれないが大きな違いがある。

家にこもりがちな母に話した。
『とにかく動いたほうがいいよ。
身体が動けば心も動くんだから。
そうすればいつしか普通の生活に戻れるから…』
話ながら気がついた。
私もそうして乗り切ってきたことを。


いよいよ明日は「1万歩クラブ」5月定例会です。
天気も良さそうなので楽しみです。
磐田を歩くのは初めてだからなおさらですが、参加予定の一人からメールをいただきました。
「アフターのB級グルメと地酒に期待しています。
家族のみやげには“又一きんつば”を買って帰ろうと思います」
磐田のB級グルメは?
磐田の地酒は?
又一きんつば?
誰かご存知の方ありましたら教えてください。
JR磐田駅南口午前10時集合です。
“しっぺいたろう”と一緒に待ってます。




すべてはここから始まった

2014年05月29日 | 政治
野田首相 安倍総裁 党首討論 11月16日衆議院解散を表明


2012年11月14日の党首討論、すべてはここから始まった。
そしてこの約束が16日の解散を決定させ、自民党政権が復活した。

「消費増税に対する国民の理解を得るために我々も“身を切る改革”が必要だ。
一票の格差も是正しなくてはならない。
民主党は45減の法案を提出しているし、自民党はマニフェストで1割削減(48減)を約束している。
最悪でもその定数削減は来年の通常国会でやりとげるという約束をするならば16日に解散する。
来年の定数削減が実現するまでは議員歳費の減額で対応すべきだ」


そして衆院解散し、自民党が圧勝した。
あれから1年半、定数削減は棚上げされ、議員歳費は元通りとなった。
消費税は何事もなく増税され次の10%目指して歩み始めている。

そもそも社会保障と税の一体改革から始まった増税なのに、どうやらそれもおかしくなってきた。
社会資本の充実とかでまたぞろ地方へ新幹線を走らせたり、東京オリンピックに大盤振る舞いしたりで、いつか来た道を再現しようとしている。
もうじき日本の人口が1億人を切ろうというのになにを考えているのだろうか?
天文学的な国の借金をさらに上積みして誰に払わせようというのだろうか?

しかもあれだけの約束を無視して、憲法解釈をいじることや、残業代ゼロ法案の成立に躍起になったりしている姿をみると、こんな私でさえ政治から離れたくなる。
それが彼らのテクニックかもしれない。

すべてはここから始まった!

幹部候補?高度専門職?

2014年05月28日 | 労働者福祉
もう騙されてはいけない!

新日本的経営が経団連から提唱された当時、私は単組委員長で産別中央執行委員の一人であった。
働く人たちの選択肢を増やせるというもっともらしい理屈と、このままでは日本の企業は競争力を失ってしまうという経営者張りの理屈で経団連の味方をする某業種の労組リーダーと激論を戦わせた。
最後に彼はこう言い放った。
「あなたは古い!信じられないくらい古くてこのままじゃあ、あなたの会社はこの先わからないね」
彼の会社名はカタカナ表記だったが、文字通り外国資本に呑み込まれて今は無惨だ。

産業競争力会議が「残業代ゼロ」法案を修正した模様だ。
ポイントはふたつ。
対象となる働き手を「幹部候補」などに限定し、年収を問わず導入できるようにすること。
もうひとつは、労働組合がある企業を対象とし、労組の了解を得たうえで本人の希望で適用するというものだ。

さてまずは「幹部候補」なるものの定義である。
労基法にもその定義はない。
労基法にあるのは、第9条の「労働者」の定義と、第10条の「使用者」の定義である。
ここでいう「労働者」とはつぎのような者である。
『職業の種類を問わず、事業に使用される者で、賃金を支払われる者をいう』

「使用者」の定義はちょっと難しい。
『事業主又は事業の経営担当者その他その事業の労働者に関する事項について、事業主のために行為をするすべての者をいう』
解説するとこうなる。
事業主:事業の経営主体を意味し、会社その他法人の場合はその法人そのもの、個人事業の場合は事業主個人をいう。
事業の経営担当者:法人の代表者や取締役、理事などのように、事業の経営について権限と責任を負う者をいう。
事業主のために行為をするすべての者:人事部長のように労務管理の実施などについて一定の権限と責任を負う者をいう。
「幹部候補」なるものを定めなくとも「使用者」に置き換えたらどうか、それならば簡単だ。
労働時間など関係なく、骨身を惜しまず頑張るはずだ。


これに対し、徹底抗戦をしたかった(であろう)厚労省だったが、押し切られることを恐れたのか対案を打ち出した。
そのポイントは「高度な専門職」で「年収数千万円以上」というものである。
全容はまだ明らかではないが、「使用者」以上に高いハードルの職種である。
果たしてそれほどの能力の持ち主が、「労働者」の地位に甘んじているだろうか?
いずれにしても産業競争力会議の「幹部候補」と、厚労省の「高度専門職」との凌ぎ合いになっていこう。


問題は「労働組合」だ。
肝心要の労働組合が覚悟を持たないからここまでコケにされる。
先のような経団連寄りの労組リーダーたちは、悲しいかな信じられないほど多い。
なんのため、誰のための労働組合かを考えようともしないリーダーもいる。
だからここまでコケにされる。
覚悟のない労働組合のことを「御用組合」という。
老婆心ながらそう呼ばれないように覚悟をもって攻め立てて欲しい。

攻めは求心!守りは離心

まさか!自民、貸金業の金利規制緩和へ議論開始

2014年05月27日 | 政治
自民、貸金業の金利規制緩和へ議論開始


30年以上前のこと。
専従執行委員なりたての私の仕事は、毎日発行していた機関紙「きずな」の印刷と、サラ金対応のお手伝いだった。
毎週どこかの誰かが組合事務所へ相談に来て、委員長か副委員長が対応をしていた。
労金からも担当者が来て一緒になって解決策を考えるのだが、私は委員長らの横にいて話を聞いているか、時には相談者とともにサラ金業者へついて行ったり、悪質な取り立てを受けている家に入り必要な家財道具を持ち出すような役目だった。
だから悲惨な場面をいくつも見てきた。

法定外の不当に高い利息を取る「闇金」業者は取締りの対象だったが、一般的に「消費者金融」と名乗った業者たちは、グレーゾーンといわれる金利ゾーンの高利29.2%を取っていた。
私たちはその業者を「サラ金業者」と呼んだ。
窓口にいる女性は可愛かったが、取り立て屋は怖かった…。

大々的なテレビCMのおかげで庶民的なイメージを植え付けられてか、多くのサラリーマンが最初は少ないお金を気軽に借りていた。
そのうちにそれが癖になってまた借りる。
また借りて、また借りて、借金はどんどん増えていき、その返済のためにまた借りるようになるまで時間はそうかからなかった。
そんな借金地獄をこの目で見てきた私は、貸金業法改正のための署名活動に大きな期待をかけた。
そして2006年に「新貸金業法」が成立したときにはほんとうに喜んだ。

もうその当時のことを覚えているリーダーも少なくなってきている。
そういう隙を見つけて金の亡者たちは動き始める。
リーダーたちよ、歴史を忘れることなかれ。