日本酒の表示が吟醸、純米、本醸造というように品質表示になったのは平成2年4月に酒税法が改正されてから。
それまでは特級、1級、2級という等級表示だった。
その頃は全国に名が知られた1級酒より、地方の地酒の2級酒の方がおいしいことが結構あった。
それは等級審査が有料であったため、地方の小さな蔵元は審査を受けなかったのだ。では審査を受けない酒はどうなるかというと、自動的に2級に認定される。
そのため等級表示は2級になっているが実際は1級クラスという地酒が多かったのだ。
そこで等級ではなく、吟醸、純米、本醸造という品質表示に変えたのだが、純米酒を除けば醸造用アルコールが添加されている。
日本酒に醸造用アルコールの添加が認められたのは戦後で、当時の物資不足に対応するためだった。
ということは、それ以前の酒は皆、純米酒ということになる。
では、明治、江戸時代に呑まれていたのはどんな酒なのだろうか。
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それまでは特級、1級、2級という等級表示だった。
その頃は全国に名が知られた1級酒より、地方の地酒の2級酒の方がおいしいことが結構あった。
それは等級審査が有料であったため、地方の小さな蔵元は審査を受けなかったのだ。では審査を受けない酒はどうなるかというと、自動的に2級に認定される。
そのため等級表示は2級になっているが実際は1級クラスという地酒が多かったのだ。
そこで等級ではなく、吟醸、純米、本醸造という品質表示に変えたのだが、純米酒を除けば醸造用アルコールが添加されている。
日本酒に醸造用アルコールの添加が認められたのは戦後で、当時の物資不足に対応するためだった。
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