栗野的視点(Kurino's viewpoint)

中小企業の活性化をテーマに講演・取材・執筆を続けている栗野 良の経営・流通・社会・ベンチャー評論。

琥珀色をした、江戸・明治時代のおいしい酒

2006-12-16 23:04:58 | 視点
 日本酒の表示が吟醸、純米、本醸造というように品質表示になったのは平成2年4月に酒税法が改正されてから。
それまでは特級、1級、2級という等級表示だった。
その頃は全国に名が知られた1級酒より、地方の地酒の2級酒の方がおいしいことが結構あった。
それは等級審査が有料であったため、地方の小さな蔵元は審査を受けなかったのだ。では審査を受けない酒はどうなるかというと、自動的に2級に認定される。
そのため等級表示は2級になっているが実際は1級クラスという地酒が多かったのだ。

 そこで等級ではなく、吟醸、純米、本醸造という品質表示に変えたのだが、純米酒を除けば醸造用アルコールが添加されている。
日本酒に醸造用アルコールの添加が認められたのは戦後で、当時の物資不足に対応するためだった。
ということは、それ以前の酒は皆、純米酒ということになる。

 では、明治、江戸時代に呑まれていたのはどんな酒なのだろうか。


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