波佐見の狆

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「ピュリナ」と「ちゅるビ~」で、当分はOK~

2024-10-30 15:05:06 | 狆 (栗之介・恵之介・光之介・十兵衛)

前の記事で、兄ちゃんのお気に召す尿ケア療法食がやっと見つかったようだ、、と書きましたね。

それが、この「ピュリナ・プロプラン・ベテリナリーダイエット UR下部尿路ケア」という製品です(詳しくはこちら)

これを、1日当たり、平均して100gくらいでしょうか、もう2週間くらい続けて食べています。平均して、というのは、食いつきがとても良い日と、それほどでもない日があるので。とても良い日というのは、ステロイドを飲ませている日で、顕著に食欲増進するようです。ご飯が待ちきれない様子で飛び跳ねてほしがり、最大量の120gくらいあげても、もっと!というギンギラお目々になり、ごみ箱まで探す始末・・・。(ステロイドデーと呼んでいる・・・)

(ちなみに、ステロイドは、低アルブミン症の治療としてかなり長く飲ませており、量は、今は二日に一度(半錠)です。やめるタイミングを計っているところです。)

ピュリナというのは、ネスカフェでお馴染みの「ネスレ」のブランドです。嗜好品だけかと思ったらこういうヘルス分野の事業もやっているんですね。いくつも尿ケア関連のフードを試してどれも続かず、ほとんど諦めていたところに、ようやっと光くん好みの良いフードに巡り合えて、安堵しています。お値段的には、、いままでのフードのなかでも最も高くつきますが、光くんのためなら、なんのその!

それから、前の記事で、抗生物質の錠剤を一日2回ちゃんと飲めている、ということも書きました。今年の春から夏にかけては、抗生物質を飲ませるのも、フード以上の苦労で、チーズや果物など、いろんなのにくるんであげても、ペッするし(粉状に砕いても同じ)、特に「セファクリア」というオレンジ色の錠剤の嫌い方はだんじゃなくて、先生がこれを処方するたびに、ぱぱも私も、あぁ・・・と、相当ストレスになっていました。

イチゴ味のオブラートに包んで、梨などに挟んだりして、少しずつ食べられるようになってきて、なんとかなってきて・・・その後、ぱぱがドラッグストアで探してきた、イナバの「ちゅるビ~ ささみと焼ささみ味」という製品のおかげで、ピュリナのフードと同じくらい、ギラギラお目々で、セファクリアをパクっするようになったのです!

皆さんは、グリコのクリームコロンというお菓子ご存じかしら。見た目あんな感じです。ササミで作った円筒形の生地の中に、これまたチキン味の美味しい柔らかいフィリングが入っていているんですよ(ピンク矢印)。錠剤を押し込むと、このフィリングが反対側からぽろっ出てくるので、こんどはこれを蓋にして錠剤をしっかり隠すことができます。この、お薬ビ~に、光くんはまんまと騙されて、一瞬です!

(長さ1㎝くらい)

脂質が多いのではと気になりましたが、、、脂質は、4.2%。ちなみにタンパク質は、24%

この数値が良いのか悪いのか。

たとえば、ピュリナのフードと比較してみますと、こちらは、脂質9%、タンパク質 21%

ということは・・・むしろ、ちゅるビ~のほうが脂質は少なく高タンパクなんですよね・・・材料が国産ではなく中国産なのが気になりますが・・・今は、抗生剤を飲むということのほうが優先だから、目をつぶるとするか。

ネスレさんにも、イナバさんにも、感謝感謝ですねえ~~~

ともかく、今くらいに療法食を食べてくれて抗生剤もまじめに飲んでくれれば、少なくとも光くんの膀胱は、感染性炎症からは解放され、ほぼ良好な状態を保てるはずです。

そして、願わくば、以前起こったように、オシッコに混じって結晶が勢いよく外に出てくれればいいのですが・・・(こちらの記事後半。もう4年以上前になるのですね・・超音波をさせようと光くんを仰向けにしたら、思いっきりオシッコが飛び出して、結晶とそして石までも混じって出てきて、奇跡か!と皆で感動しましたっけ・・・)

残念ながら、あれ以来、仰向け→結晶飛び出ショーはないのですが、それでも、普段の散歩でも、おしっこに混じって、微量ながら一応出てはいるようです。尿検査のとき、オシッコ中に結晶が出ているのを確認できました。(尿検査をするときは、ちょっとだけ外を歩かせて、病院で貸してくれるトレイにおしっこを受けて、それを提出するわけですが・・・先日そうやっておしっこを持っていったら、先生が、「結晶がオシッコに出ているの、わかりますか」と言って見せてくれました。)

「今日も元気でおしっこジャージャーだい! ぼく、へいきだもん!」「おうっ、さっすが、ぼく狆のにーちゃんだ!」

 

 

 


「きもちよか膀胱」その後(いったん暗転⇒再び好転)

2024-10-24 21:22:44 | 狆 (栗之介・恵之介・光之介・十兵衛)

光くんが、9月24日の時点で、膀胱エコーと尿検査の結果が大変良くて、「気持ちよか膀胱!」と先生にも絶賛され、久々に安堵できたということを前回の記事に書きました。あれから一か月が過ぎ、その後どんな感じか、聞いてやってください。

だいたい、二週間に一度通院しています。

10月9日 

気持ちよか膀胱」は、たったの二週間しかもたず・・・この日のエコーと尿検査の結果は、再び、暗雲でした。特に、エコーでは、結晶がかなり溜まっているのが映っていて、細菌性炎症も再び起こっていると!やっぱりなあ・・・

それで、9/24以降止めていた抗生物質(セファクリア)をまた朝夕のませなければならなくなりました。抗生物質とサプリ(ウロアクト)の併用ですね。ただ、本狆的には、ずっと元気で2週間前となんら変わりはないですし、もちろん、おしっこもジャージャー出ています。わたしもぱぱも、一喜一憂するのに疲れてしまったのも正直なところで、またどうせ、検査のたびに良かったり悪かったりするんだろう、少なくとも、「石」は摘出したのだから、尿管に引っかかって悪さをすることはもうない、光くんは、どん底から脱出できたのは確かだ、それだけでもOKだと思うことにしました。

そして、本日10月24日

嬉しいことに、エコーも尿も、再び、好転していました!

結晶はまだあることはあるのですが、10月9日にエコーで映っていた量と比べると1/3くらいまでに減っていました。

そして、尿のほうも、細菌なし、タンパクなし、PH6.5で非常にきれい!

つまり、9月24日の時点とほぼ同じくらいにまで、回復したということです。やれやれです~~~

念のため、抗生物質はもうしばらく続けるということで、その代わりサプリはいったん止めることになりました。

この回復の理由について、先生によれば・・・

1)抗生物質を朝夕きちんと飲めていること。

(2)尿ケアの療法食を、ここ一週間ほど、かなりの量摂取できていること。

この二点による効果だろうとのことでした。

尿ケアの療法食ね、あれこれ放浪して、実は、ようやっと光くんが食べたがる製品がみつかりまして、ほぼ毎日摂取できるようになったんですよ!ずっと食べてくれるといいんですけどねぇ・・・

そのあたりについて、また後日書きますね。今日は時間がないので、とりいそぎ、結果ご報告のみで!

 

 


久々の「気持ちよか膀胱」たい!

2024-09-24 14:56:13 | 狆 (栗之介・恵之介・光之介・十兵衛)

波佐見も、ようやく秋の空気がそこはかとなく漂い始めました。

光くん、今日でちょうど手術から2か月です。

前の記事で書きましたように、少し前から、抗生物質を「セファクリア」(朝のみ)に変え、くわえて、サプリ「ウロアクトプラス」(朝夕)も服用しています。昨日また通院日で、血液検査、尿検査、エコーをやった結果について記します。

結論からいえば・・・

膀胱の状態は非常に良好。前回エコーで映っていた結晶が、ほとんど消失しごく僅かになっており、細菌感染もない。タンパクも出ておらず、PHも6つまり中性でちょうどよい状態」

おおーーやった、やった、やりました!!

先生も「久々にきれいな膀胱ですね~~気持ちよかですね~~~!」とニコニコ。

これはどういうことかと言いますと・・・

まずは、抗生剤とサプリのどちらか(あるいは、両方)が、よく効いているということ。光くん、頑張ってお薬飲んできたからだね!よかったよかった・・・

薬剤耐性菌の問題もありますので、いったん、抗生剤はやめてみて、サプリだけ続け、二週間後にまた検査しましょう、と先生。光くんが膀胱の感染症から解放され抗生剤が要らないなんて、何か月ぶりでしょうか!

それから、フードの面では・・・

これも前の記事でも書いたように、光くんの結石は8割がたストルバイトで残りがシュウ酸あることが判明したわけですが、ストルバイトは、PHを中性~酸性側に保つことによって、溶解しますね。光くんの尿は去年からずっとアルカリ側(PH=8以上)でしたから、今回の検査で、中性になっており、しかも画像でもほとんど結晶が見えないということは、溶けているということです。(画像上、僅かに残っているものがシュウ酸というわけです。)これは・・・光くんが、尿ケアの類のフードを殆ど食べてくれなかったけども、それでも、できる限りミネラルを調整した「ストルバイトにも配慮した」フードを、ある程度食べていることで、その効果が程度出たということだと考えられますね。

ちなみに、十兵衛の主食である「ニュータードケア」に加えて、一昨日から今度はヒルズの「腸内バイオーム」もあげています。 このバイオームというのは、軟便コントロール用のフードでして、低アルブミン症が発症した当時下痢嘔吐が続いたので、買ったものでしたが、よく見ると「ミネラルのバランスを調整し、ストルバイト(S)とシュウ酸カルシウム尿石(OX)の形成に配慮しています」と書いてありますので、これも悪くなさそうです。

 

なお、低アルブミン血症のことも記しておきますと、アルブミン値は、半月前とかわらず、1.7と低値です。ただ、うんちの状態は引き続き大丈夫ですし、腹水がたまるとか、手足の浮腫とか、尿中にタンパクが漏れ出るとか、そういう症状は一切ないので、このまま、ステロイドの服用(二日に一度)を続けて様子をみましょう、ということでした。(体重は、6.25kg ・・・もうちょっと欲しいね。)

私は、今年に入っていろいろ想定外のことがありすぎて、ずっと鬱々としていましたが、光くんのことでとても良い結果が出て、先生の「気持ちよかですね~~!」という明るい言葉を聞け、かなり救われた気分になれました。

おそらく今後も一喜一憂は続くかと思いますが、なにより、可愛い光くん&じゅーくんと家族4人、この家で1日でも長く暮らすため、これからもしっかり頑張ります!!

 

 


本狆的には、元気なんですけどねぇ・・・

2024-09-14 14:49:47 | 狆 (栗之介・恵之介・光之介・十兵衛)

厳しい残暑が続いていますが、皆さまお元気ですか?

光くん、手術から一か月半です。

本狆的には、ふつーに元気で、よく散歩しますし、ねんねしますし、弟に、がおーーっ!!しますし・・・オシッコもスムーズに出ていて、一見して平穏ではあります。

ですが、やはりストルバイトの結晶は増えてきています。

前の記事で書いた「バイトリル」という抗生剤は結局効かなかったので、今は「セファクリア」というのを朝夕服用してます。加えて、「ウロアクトプラス」というサプリを朝のみ。セファクリアは、こちらの説明によると、かまぼこ味?!で嗜好性よいとか書いてありますが、光くんは嫌いみたいで、しばらくは、どうやってもぺっ!するので苦心しまして、また注射に連れていかないといけないかなと心配しましたが、だんだん観念した?みたいで、今は、イチゴ味のオブラートに包んで、「いなばのちゅるビ~」にくるんであげると、ぱくっするようになり、一安心。

ただ、先生もおっしゃっていたのですが、このように次々といろんな抗生剤を飲ませているわりには、効きが悪いのは、薬剤耐性菌が増えているのかもしれない。。。とのことで、問題です・・・。(薬剤耐性については、こちらなど。)

そして、もう一つの難題はご飯です。尿路結石用の療法食がいろんなメーカーから出ているのを病院から紹介してもらい、いろいろ試しているのですが、なかなかお気に召さないようで、食べてくれません。あれこれ買い込んでは、じゅーくんのおやつになってしまう始末。(ドクターズケアの「尿石ケア」というのを、サンプルを開けたすぐには、がっついたので、これなら食べると思い、サイトから3袋も買ったのに、急に嫌がるようになり、段ボールも開けないまま全部返品したりねぇ・・・)

それで、結局、以前から食べていた「腎臓サポート」と、ササミと、それから、じゅーくんのご飯である「ニュータードケア」を混ぜ混ぜして、ちゅ~るトッピングみたいな感じなら、ある程度食べるので・・・尿ケアの類いじゃないですが、もうしょうがないんですねぇ・・・

あーーもちろん、スイカや梨など果物ならいくらでも欲しがるので、食欲ないわけではないんですが・・・

5月末に、膀胱の感染症から睾丸が壊死して一番状態が悪かった頃に、何も食べられなくなったとき、とにかく食べてくれればなんでもいいということで、ちゅ~るとかをあげすぎてしまい、好き嫌いが激しくなったのでしょうかねえ・・・。

実は、更に、もうひとつ、問題発覚。

低アルブミン症。もうずっとアルブミン値は正常値の範囲だったので治ったのかと思っていたのに、、9月5日の血液検査で、ぶり返していることがわかりました。1.7なんて、すごく低いです・・・!

半年前、この病気が初めて分かったときは、1.6だったわけですが、長いこと下痢が続き嘔吐もありました。今回は、下痢嘔吐は全くなくて、うんちの状態は悪くはありません。対策としては、ステロイド(プレドニン)を2日に一度服用。低アルブミン症を発症して以来、ステロイドはやめたことがなくて、これまでも、3日に一度飲んでいました。今回値がかなり低かったので、2日に一度に戻す、というわけです。そして、とにかく、できるだけ脂質をカットしないといけないんですが・・・。ちゅ~るや、腎臓サポートは、脂質結構高いです。ニュータードケアは低く、しかもロイヤルカナンのサイトの説明によれば、「この製品は各ミネラル成分を調整することにより、尿のpHを弱酸性に保ち、また健康的な尿量および尿比重に維持するよう設計され、ストルバイト(S)およびシュウ酸カルシウム(O)にも配慮しています。」とのことなので、、こっち多めにしようと、とぱぱと話しているところです。先生に確認せねばですが。

戦いは続く・・・

いろいろ忙しくて、ざっとした書き方になってしまいましたが、いつも読んでくださる皆様ありがとうございます。


術後3週間…「安堵」も「不安」も

2024-08-19 17:12:30 | 狆 (栗之介・恵之介・光之介・十兵衛)

光くんは、7月25日が手術だったので、3週間が過ぎたところです。

おかげさまで、すっかり元気になりました!

おしっこじゃーじゃーはもちろん(頻尿ではなくなったので、間隔も適度で)、よく眠れて、散歩もだいたい朝夕二回。エネルギーが有り余って、へこへこ大魔王になっています。今までのうっぷんを晴らすかのように、パワフルです。金ちゃんレベルに近づいたかなと?!食事も、ようやく十分な食欲が出てきて、先週後半から、この療法食をよく食べています(単にいままでの療法食に飽きたからかもですが・・・)。

手術を受けさせて本当によかったと、今までの長く苦しかった道のりを思い出して、安堵しました。

ちなみに、術中に摘出した結石の分析結果が、7月末には出ていたのですが、それによると、最近の光くんの石の成分は、81%がリン酸アンモニウムマグネシウム(ストルバイトの別名ですね)で、シュウ酸カルシウムはわずか19%だと判明。これは意外でした。こちらの記事にも書いたように、昨年12月の時点で、ストルバイトとシュウ酸の混合だということは明らかだったのですが、その割合が判明したのは、今回初めて。

ストルバイトなら、薬や食事で溶けるはずなのですが・・・光くんの場合これほどしつこく残り悪さをしていたわけです。

とにもかくにも、悪い石は、取り去られました。光くん絶好調!心臓病があることすら感じさせない動きです。

・・・

ならば、記事のタイトルは「安堵」だけでいいんじゃないの?」「不安」って何?!と思われたでしょうね。

はい、そうなのです、安堵もつかの間、昨日の診察(尿検査とエコー)で、早くも新たな?課題がみつかったのです。

というのは・・

術後わずか3週間めにして、早くも粉状の結晶が僅かではありますが生じてきまして、かつ、膀胱の炎症も再発していることが判明。

それで、いったん終わっていた抗生物質の服薬を続行しなければならなくなりました。

昨日病院に行ったのは、いつもの耳掃除や肛門腺、爪切りが主な目的でした。それらの作業をしてもらいながら、先生に「紆余曲折あって長い闘いでしたが、先生の辛抱強い治療のおかげで、こんなに元気になって、本当にありがたいです。」などといって、先生もとても嬉しそうで「こちらに初めて来られたときからすでに結石ありましたから、、、長かったですよねえ・・どれどれ、傷跡もきれいになって、もう大丈夫だねーー!今後は、食餌の管理が第一なので、尿ケアをしっかり食べようね」「先生、抗生物質(アモキクリア)は、もういいですかね?オブラートに包んでチーズくるみ作戦で、やっと飲んでくれるようになったので、全部なくなりましたが。」「そうですねえ・・・一応今からまた尿を検査してから、判断します。」

それで、すぐに外でオシッコをさせて尿を調べてもらいました。

念のために調べましたが、問題ないですよ~~と言われると思っていたら、先生が「白血球の数値が・・・」と言いながら厳しい表情に!

すぐにエコーをやったところ、膀胱内に、キラキラとした結晶が飛び交い、そして、炎症を示す白い影も映っていました。

手術直後の辛い合併症をやっと乗り越えたばかりだというのに・・・って愕然としてしまいました。

先生いわく、この原因は、ストルバイトによる細菌感染だとのこと。

手術直後にあれほどの炎症が起こって、創部が腫れたとき、先生にも、理由がすぐには分からなかったそうですが、分析の結果、結石の大半がストルバイトであるとわかって、謎が解けたと。つまり、ストルバイト結石症というのは、尿路系がウレアーゼ産生菌という細菌に感染することにより引き起こされるので、膀胱にストルバイト結石がたくさんあったということは、それだけ菌の力も強かったのだろうと。注射を5日間続けたことにより、いったんは除菌できたが、またストルバイトの結晶が発生し始めたということは、またウレアーゼ菌がいるということ。注射後に、アモキクリアの内服を続けたにもかかわらず除菌できなかったということは、アモキクリアは効いていないということなので、抗生物質を変えましょうと。

で、今度の抗生物質は、バイトリルという薬で、これは注射の成分の半分を占めていた薬剤です。できれば、またこの注射を続けたほうが一番いいのでしょうが、果てしなく毎日の通院が続き、費用も大変になるし、まずは10日間バイトリルの経口服用で、様子をみることになりました。

バイトリルは、アモキクリアみたいに独特の?味はしないようで、オブラートやチーズをつかわなくとも、そのままパクっします。この薬で、ウレアーゼをしっかり除菌できて尿のアルカリ化を抑えられますよう、祈るばかりです。

なんだか、あっという間に振り出しに戻ってしまったような感じで、戦いが永遠に続くのかと思うと、苦しいです。

本狆が、少なくとも今のところはまったく元気で落ち着いた様子をしているのが、救いですね。

ストレスに弱い私は、ずっと耳鳴りが続いていて、目の痛みも繰り返しています(眼科では単なる結膜炎と言われるけど、絶対メンタルだ)。これは、光くんのことばかりが原因ではなくて、他にもここ半年ほど想定外すぎることが続きまくり、気持ちが全く晴れないからなのですが・・・・負けてはいられないですね。。。皆さんどうかカツを入れてやってくださいね!

 

「にーちゃん、まま、ぱぱ、がんばーーっ!」

 

注)struviteのカタカナ表記は、本ブログでは一応「ストルバイト」に統一していますが、「ストラバイト」とも書きますね。表記の問題については、こちらなどを参考に。英語発音は、Merriam-websterなどの辞書で聞くと「スツルーヴァイト」って感じですね。

 

 

 

 

 


術後合併症で、毎日二回通院・・徐々に回復かな

2024-07-30 22:06:41 | 狆 (栗之介・恵之介・光之介・十兵衛)

光くんは、手術から5日目です。

月曜からまた朝夕二回通院して、抗生物質の注射をしてもらっています。

実は、、結石は取れたものの、切開した時点で膀胱にたまっていた尿が原因??で、少し細菌が入ったらしく、またもや感染性の膀胱炎のような症状になってしまったのです。(先生も、もちろん、しっかり洗浄、消毒してから縫合したので、ようわからんとです、と・・・)

6月に、細菌感染のために睾丸が腫れて壊死して、2週間近く注射に通ったときの、悪夢がちらりと蘇るなぁ・・・

退院当日の土曜から翌日日曜にかけては、ほんとうに、悲惨な状態でした。今朝あたりから、だんだん落ち着きつつあります。

傷口は、ち〇〇んの脇に、5センチくらいあるのですが、まだ塞がっていないので、退院直後は、ここからピンクの膿がいっぱい出ていました。おむつをつけています。

(生々しい写真で失礼)

水がたまっていて、ち〇〇んまで腫れているそうです。

水がたまって腫れている、という先生の言葉を聞いて、息子よ、君もか・・・と思いましたね。私もそうだったので。乳がんの部分切除の場合、切開による自然な反応として、手術直後に、創部に浸出液(体液)が溜まることがあります。これは基本的には悪いものではなくて、いずれは吸収されてなくなるのですが、痛みを伴ったりすると、水を抜く処置をしてもらったほうがいいのです。私も、寝返りをうつとチャポン!と音がするほど溜まっていて、痛みも感じたので、退院後に外来で一度だけこの処置を受けました。その後もまた少し溜まったのですが、痛みはなくなったし、あとはほっといたら収まったのです。

私は、これで済んだのでラッキーでしたが、人によっては、細菌感染してしまって、単なる浸出液ではなく膿になってしまい、いつまでも難儀するケースもあるらしいのです。(処置の際医師の手際が悪くて、血管や肺に穴があいて再入院になったとかいうコワい話もね・・・)

光くんの場合も、化膿しているそうで・・・腫れたち〇〇んが、痛むのでしょう。日曜くらいまでは、ほとんど眠れず、立ったまま、ふらふらしながら、うろうろ、うろうろしていて、頻繁にオシッコをするので、室内でもペットシーツまで行く途中に、カーペットでしてしまい、オシッコやらピンクの膿やらで、あちこち汚れて、大変でした。

ほんとに、今日はだいぶいいです。頻尿もおさまりつつあり、一回で、じゃーーっとたくさんオシッコでます。

食欲もすこしずつ回復かな。。。

今週いっぱいくらい注射をすれば、きっとぐんぐん元気を取り戻すんじゃないかと思います。

ちなみに、これは、摘出された結石のひとつです。こいつが、去年から何度も光くんの尿道に詰まって悪さをしていた犯人!!

 

これだけ記念に??もらって帰ったのですが、残りは結石分析検査に出してありまして、結果は来週抜糸の時に聞けるそうです。

説明がへたっぴいで、いつもながら話がわかりにくくてすみません。

とにかく、術後の合併症が意外と重くて、退院日とその翌日ころまでは大変心配したのですが、日増しによくなってきているので、もう一息かと思います。睾丸が腫れたときみたいに熱はないです。今は、よく眠れていますし、十兵衛と競い合ってスイカを食べるお顔は、いつも通りの光くんに戻っています。

皆さん、引き続き応援してやってくださいね!

追記)今朝(水曜)は、普通に散歩にも行けました!!!

 


おうちに帰ったあ~~~!

2024-07-27 22:36:02 | 狆 (栗之介・恵之介・光之介・十兵衛)

光くん、おかげさまで、本日午前、無事おうちに戻りました!

まだかなり辛そうな感じがあり、落ち着くまでは当分日数がかかりそうです。

そういう意味で、まだ戦いは終わりません。私も疲れましたので、後日またゆっくり書きますね。

まずは、退院ご報告まで。皆さんの応援いつも感謝でいっぱいです!!


本日手術、無事終わりました!!!

2024-07-25 19:32:39 | 狆 (栗之介・恵之介・光之介・十兵衛)

皆さん、大変ご心配をおかけしています。

光くんは、ついに、ついに、本日手術を受けることができました。

(今朝の採血時。)

1時から始まり、1:45頃に先生からぱぱに、「無事終わりまして、間もなく麻酔からも覚めると思いますので、安心してください。」という電話が入りました!!嬉しくて、嬉しくて、大泣きしてしまいました。

<追記:麻酔からちゃんと覚醒できた、という確認ができてからの連絡だったわけではないのですが、これを書いている時点(夜9時)で、その後電話はないので、もちろん、予定通り無事覚醒したということだと。>

二泊の入院になるそうで(血尿が収まるまで管理するため)、抱きしめてあげられるのは土曜です。

思えば・・・小さいころからじわじわとたまり始めた結石。特に、4年前つまり波佐見に落ち着いた頃から、石は目立って悪さをするようになり、長い長い闘いでした。とりわけ、去年冬以降、膀胱炎、精巣炎の大きな苦しみ。そして、6月末にいったん手術しようとして、血液凝固異常の可能性が判明して、急遽中止。あの時点が、親としては一番辛かったですね。

今朝9時に連れていき、さっそく五度目になる血液凝固能検査をしてもらいました。結果は、、、全く正常値。つまり、直近の三回の結果が正常ということで、皆で、「よおしっ!!」。ぱぱと私が先生に、「おしっこもよく出ていますし、散歩も元気にできて、絶好調モードって感じです。」というと、先生はニコニコで「絶好調!じゃあ、やめますか?」なんて冗談を言われるくらい、余裕ある雰囲気が診察室に満ちていました。

それから「この間仰っていた頬の内側の粘膜の止血時間を調べる検査ですが・・・私もネットで調べたりしていたんですが、10分以上横に寝てじっとしていなきゃいけないんですよね?できるかなあと・・」と言いましたら、「麻酔かけた直後、膀胱を切開する前に行いますので、大丈夫です。」

あと、レントゲンでは、大きめの石が2個写っているので、「この石を取って、あと砂状に散らばっている部分も全部取るんですよね?」と、聞きましたら、「この2個は、メスで切開してから、鉗子でつまんで取り出しますが、砂状の結石は、掻き出して、さらに、尿道側へ流し出して、外に出す、つまり洗浄するというやり方で取るので、100%きれいに取り出せたかどうか確認はできないんですがね・・・」との説明でした。つまり、内視鏡とかで見ながらではなく、手探りなので、先生の腕次第ということだと思いました。

ぱぱと私の、先生への信頼度は100%でしたからね。

家に帰り、それでも、万一のことがあれば、私は果たして立ち直れるだろうかとか、考えながら・・・ぱぱは、顔には出さないけれど、もっともっと不安だったみたいです。

だから、本当に、よかった。栗恵兄ちゃんたち、守ってくれてありがとう!!!

光くん、頑張ったね。

今ごろは、いっぱい繋がれて動けずにいるでしょうね。眠れるといいのですが・・・

自分の手術の日のことを思い出して、また涙してしまう私です。

 

兄ちゃん、よかったね・・・

ぼく、今夜と明日は一人っ子満喫だーい!兄ちゃん、早く帰ってこないと、ぼくスイカ独り占めだよーーん。

<本日のカバー写真は、光くん少年時代です。可愛い>

 


四度目の院内検査もOK。25日に手術です。

2024-07-09 14:04:31 | 狆 (栗之介・恵之介・光之介・十兵衛)

前の記事でも書いた通り、院内で血液凝固検査を3回やった結果が、一回目と二回目が✖、三回目がOK。だったわけです。それでもう一回だけ院内検査をやってみて手術を再検討しようと先生からも言われていました。

その四回目というのは、三回目から一か月後すなわち今月末くらいにやる予定だったのですが、今朝(9日)やりました。なぜかというと、実は昨日からまたもや石が尿管に詰まりまして、カテーテルをやって膀胱側に戻したのです。この頻度で詰まるのを繰り返していたら、さすがにもうやばいということで、手術についての結論を早く出そうということで皆の気持ちが一致。(詰まる石が段々大きくなってきているのもありました。先生いわく、かえって、どかんと大きくなったほうが尿管には入れないわけで、中途半端な大きさが一番危ないと。)

で、今回の四回目検査でもOKでした!さっそく、先生が、手術の日取りを決めましょうといって、25日(木)になりました。

もちろん、当日またこの凝固検査をやるし、加えて、口の中の(頬の内側ということ)粘膜をちょっと傷つけて出血させ、それが何分で止まるかを調べる検査(注)もすると。心臓の動きを支える薬も導入しながらやります、とのことで、ここまで慎重に考えてくださっているので、すべて先生にお任せすることに決めました。院外の専門機関に依頼という話ももういいです。

ということで、皆さん、再度25日の手術が無事成功しますよう、どうぞ祈ってやってくださいね。

注) 「頬粘膜出血時間」BMBT(buccal mucosal bleeding time)を調べる検査で、こちらのサイトに動画までありますが、かなり繊細な手技のようですね。犬の場合4分以内に血が止まればOKと書いてあります。なお、英語原文はこちら


三度めの院内検査をしましたが・・「標準値」?!

2024-06-26 21:54:19 | 狆 (栗之介・恵之介・光之介・十兵衛)

月曜日、手術ができなくて、その理由が「血液凝固能異常」(手術中出血が止まらなくなる)の可能性あり、ということだったとお話ししました(こちら

昨日(26日水曜)、また病院に行きまして、院内での血液凝固能検査をもう一度やってもらいました。

このような、血液凝固分析装置を用いて、薬剤等の準備を含めると1時間半くらいかかる検査です。

今までの院内検査の結果を比較してみますと・・・

aPTT値というのが、高いほど、悪い結果つまり「凝固しにくい」ということです。

<1回目 月曜午前> 209と、かなり高かったのですね。

<2回目 月曜午後>  さらに、300まで爆上がり!これで先生が手術中止を決定

<3回目 水曜午後> そして、水曜は一回だけしたのですが・・・なんとこんどは85に爆下がりでまったく標準値!

これで、皆喜べるどころか、かえって「うーーーん???」状態に陥ってしまいました。

先生といっぱいディスカッションしました・・・

月曜の1回目2回目で、これほど上がったのは、なんらかの要因で正確な結果を反映していなかった可能性がある。なので、一か月後くらいに4回目を行って、再検討したい。それで標準値であれば、血友病などではないと結論付けてよいだろう。手術をするかどうかも、その時点でまた検討する。その間にまた石が尿道に降りれば、すぐにカテーテルをやる。」

(何らかの要因・・というのは、具体的にどういうことが考えられるか、ということについても、先生は文献を読んだりして考えてくれましたが、光くんの場合は、うーん!どうにも、わからんとです!と・・正直におっしゃっていました。)

こういうことで、昨日は帰宅しました。

私は、一か月後かよ~~それよか、今日速やかに専門機関に血液送って、「確かな結果」を一日も早く出してくれよ~と思いました。それで、凝固異常ではないとわかれば、すぐまた手術をしてほしい。

しかし、結局先生とぱぱの見解が上記の通りで一致しており、私の考えが極端なのかと思い、帰るしかなかった。

(先生も、過去に一例のみだけど、外科的には簡単な手術だったにもかかわらず、血が止まらなくなり死亡させた犬がいたことなどを話してくださり、経験豊富なベテラン獣医であればこそ、本当に慎重なのだということも、わかりました。)

待合室で、ぱぱとも話したのですが、心のどこかで、これは手術はやはり避けるべきという天の声なのだろうか、、、という思いがふと起こったのも事実ですけどね・・・ずっと、ジレンマです・・・。

皆さんのお子なら、どうされますか?