波佐見の狆

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乗馬その後・・・・

2014-09-01 18:52:50 | 乗馬

厩舎でくつろぐシャイニングフォースくん。

私がいつも乗っている子です。16歳になる雄のサラブレッド。

恵がお空に逝って間もなく、乗馬スクールに通い始めたことをお話ししましたね(こちらの記事)。

あれから、1年4か月ですが、なんとか続けています。週1あるいは2鞍のペースで、合計で、現在79鞍乗っています。

先日までの炎天下も、昼間っから、私にしてはよくやってるわいと思いながらがんばっていましたよぉ・・

最初「ベーシックBC」という基礎の基礎クラスだったのが、ひとつだけ進級して「ベーシックA」というクラスになり、最低限の5級のライセンスも取れました。

ベーシックBCでは、乗馬の基本、すなわち「常歩(なみあし) 」といって、トコトコのゆっくり歩きと、「軽速歩(けいはやあし)」といって、タッタッタッタッの小走りを習いますが、まずは、いずれも、手綱といっしょに、鞍の前についているホルダーという持ち手を掴みながらです。ホルダーに両手でしっかりとつかまる・・・もっといえば、ホルダーにしがみつき、手綱は一応握っているだけみたいな感じですね。そして、だんだんと、ホルダーに頼らず手綱だけでもできるように練習し、手綱だけで一応できるようになった時点で、ベーシックAに進級となります

私は、ベーシックBCに長くとどまるだろうと覚悟していたので、思っていたより早く(28鞍目で)Aに上がれて喜んでいたのですが・・・この「一応手綱だけでどうにか」がクセモノでして、これが「良い姿勢で安定して手綱だけで」にならないといけません。そこまでがまた大変難しいです。

手綱だけで、、といっても、手綱を握りしめたり引っ張ったりすると、馬はブレーキをかけられたと解釈して止まってしまうので、手綱はあくまで軽やかに握り、馬の動きを妨げないようにしないといけません。手綱を軽やかに持ちながらも馬から滑り落ちずに走ったり歩いたりするわけですが、体をベルトとかで馬の背に固定するのではないのです。あくまで、正しい姿勢でまたがることにより、バランスを取り、馬の動きに自分の体を合わせるようにするのです。

両足のふくらはぎを馬の腹にぴったりとつけ、かかとを下げる。これがポイントかな。足でこのように踏ん張ることにより、自分の体をきちんと支えられるからですが、それと同時に、かかとで馬の腹を蹴ったりあるいは締め付けることで、馬に、「進め~!」とか「走れ~!」などど命じる合図になるからなのです。

特に、「軽速歩」の場合、やはり常歩より速いですから、正しい姿勢で乗っていないと、振り落とされそうになりますからね。

そして、「常歩」はただ座っていればいいですが、軽速歩では、タッタッ、タッタッという2拍子に合わせて、立つ、座る、立つ、座る、を繰り返すのですが(なので、英語ではrising trotといいます)、これを上手くできるかどうかが、ベーシックAから次に進級するポイントになります。もちろん、手綱だけを軽く持って、下半身を腰でしっかり支えて、立ち座りをしなければなりません。

もっとも、「立ち座りをしなければいけないのが軽速歩」ということではなくて・・・軽速歩の場合、2拍子で馬の脚が速く動くので、それにつれて馬の体が常歩よりは大きく揺れます。馬の肩がぐいぐい盛り上がるような感じもします。ですから、その上下の揺れ(反動)に体を自然に合わせて、馬の背から跳ね上げられるようにして反動を抜いた方が、人も馬も疲労が少なく長く乗れるということらしいです。

中古ですけど、最近ついに自分の鞍を買った(ぱぱに買ってもらった・・・)こともあり、馬上で座りやすくなり、だいぶ姿勢がしっかりしてきて、軽速歩の要領が分かってきたのですが、安定して上手く続けるのはまだまだです。

ともかく、この常歩と軽速歩は、おそらく、ピアノのレッスンの運指のようなものだと思うので、ひたすら練習するしかないようです。

鞍や手綱などを装着する「馬装」も、おおよそ自分ひとりでできるようになりましたが、まだ怪しいです。

これから、乗馬にちょうどいい季節になりますし、楽しんで続けたいと思います。

それにしても・・・痩せないなあ・・・・帰ってくるとすごくお腹がすくのでつい食べ過ぎちゃうからですかね。

ちなみに、冒頭のシャイニングフォースの写真は、お仕事が終わって厩舎でお食事中なので、ぽよんとしていますが、馬装してお仕事が始まると、きりっとしてもっとカッコいいんですよぉ~~(お仕事中の写真は撮れないので・・・)