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まろの公園ライフ

公園から世の中を見る

今年最後の新宿御苑

2016年12月21日 | 日記

四季折々に訪ねている新宿御苑。
よくまあ飽きないなあと我がら呆れるのだが
今年最後の新宿御苑である。

午後三時の影は長い。
散髪したての頭はスッキリとしたが
中身の方はボンヤリと霧がかかったような状態である。
睡眠不足と一向に止まらない鼻水。
生あくびの連発だった。

ちょっと汗ばむようなポカポカ陽気。
枯れた芝生の上で寝転がっている人があちこちにいる。
私もつられて大の字になって寝転ぶ。
気ぜわしい年の瀬にこんなことしていて大丈夫かな。
思いつつウトウトしてしまう。
今年一年を振り返る季節ではあるのだが
何も浮かぶようなことがなく、情けない限りである。

サクラが咲いていた。
いつものジュウガツザクラではなく
ネームプレートには『アフリカザクラ』とある。
カメラを構える人が鈴なりだ。
アフリカに桜が咲くとは寡聞にして知らない。
まあ、今の世の中、何があってもおかしくない時代だけに
驚くには当たらないのかも知れない。



でっかいツワブキの花は
その名も『オオツワブキ』と言うらしい。
まんまである。(笑)

今年最後の新宿御苑。
何か気の利いたことの一つも言いたいと思うのだが
何も浮かばなくて天を仰ぐ。
こんなことで無事に年が越せるのだろうか?(笑)


♫ メリークリスマス

2016年12月20日 | 日記

街はクリスマス一色です。
どのビルも商業施設もレストランもこぞって
クリスマスツリーで着飾っています。



子供が小さかった頃は
クリスマスもそれなりに盛り上がりましたが
高校生なった息子にはもうサンタクロースも遠い夢でしょうか。
私もこの年になるとクリスマス街を歩き回る
気力も体力もありません。
でも、時には思いもかけぬサンタクロースが出現することも
世の中にはあるんですねえ。

いつものように廊下のモップがけをしていると
突然、若い女性が近づいて来てピョコンとお辞儀をするのです。
ポニーテールが似合う可愛らしい女性でした。

   「メリークリスマス!」
   「へ?」
   「いつもお掃除ありがとうございます」
   「あ、いや、そんな・・」

そう言って手渡されたのがこの包みでした。
見ず知らずの女性にクリスマスプレゼントを貰ったことなど
生まれて初めての体験で大いに戸惑いました。
「この女性、ひょっとして俺に!」
降ってわいたような福音に激しく胸がときめき
一瞬、今から始まる人生の新たな展開に
勝手に思いをはせたのですが・・

よく見ると彼女の背後には
微笑みながら頭を下げるご主人らしきイケメン男性と
ベビーカーの可愛らしい赤ちゃん。
うーん、だよねえ、そんな筈ないもんなあ。(笑)

久しぶりに歩く丸の内のオフィス街。
まるで別世界のように街全体がキラキラと輝いていました。
クリスマスの街を歩く気になったのも
多分そんなことがあっからなのかも知れません。
プレゼントのクリスマスチョコは
スタッフで分けて美味しくいただきましたが
彼女の「メリークリスマス!」という弾んだ可愛らしい声が
今も耳について離れません。ああ・・・(笑)


今年最後の美術館

2016年12月19日 | 日記

年の瀬の美術館は空いていた。
都心まで出かける気力も体力もないので
近くの練馬美術館で開催中の粟津則雄コレクション展。

これは大人なのか子供なのか?
男なのかそれとも女なのか?
不思議な表情で虚空を見つめるこの人物は
ルドンが描いた「キリスト」である。
キリストがこれほど目がデカイとは知らなかった。
オディロン・ルドンはボルドー生まれのフランスの画家である。
時代的には印象派に属するものの
独自のテーマと幻想的な画風を貫いた孤高の画家と言っていい。

粟津則雄は著名な美術評論家だが
ルドンの研究家としても知られていて著作も多いと聞いている。
彼が収集した40点ほどのコレクションの展覧会だ。
東京ステーションギャラリーで開催された「川端康成コレクション展」は
残念ながら見逃してしまったが
一人の芸術家や作家がどんな絵画や彫刻に感動し
どんなこだわりで美術品を収集して来たかは
ちょっと「覗き見的」な趣味もあってなかなか楽しいものだ。



粟津氏はルドンとともに
ルオーの作品も結構お好きだったようだ。
私も大好きな画家である。
どれも暗い絵ばかりで気が滅入る時もあるが
この野太い描線とシンプルな構図が果てしなく想像力をかきたて
彼の思索の奥深さを感じさせる。
この他にもムンクの描いた風景画や池田満寿夫の木彫刻
野見山暁治のめずらしい水彩画などもあって
なかなか興味深い展覧会だった。

絵のコレクションをする知力も財力もないが
せめてわが居間に名画の一枚ぐらい飾ってみたいものである。
誰のどんな作品がいいか、考え中である。(笑)


スウィートホーム

2016年12月18日 | 日記

日没寸前の地平線が
ひときわ赤々と燃え上がっていました。
ブルーの闇には一番星。

まさに絵にでもしたいような光景です。
風邪でもひいたのか鼻水が次から次へとあふれて
ちっとも止まりません。(笑)
インフルエンザもノロウィルスも大流行だそうで
油断のならぬ年の瀬ですね。



わがマンションにもクリスマスツリーが飾られました。
確か去年も同じツリーでしたから
使い回しでしょうか。(笑)



いつものお掃除マンションで
こんなプレートがかかった部屋がありました。
人の家の内情などわかりませんが
自分の家庭を堂々と「スウィートホーム」と呼ぶ人が
まだ世の中にはいるんですねえ。
羨ましいような、アホらしいような・・・
そんな家庭にはきっと豪華なツリーが飾られているのでしょう。
また鼻水がドッと吹き出して来ました。(笑)



パチパチパンチ

2016年12月17日 | 日記

民家の塀越しに
サザンカの花がテンコ盛りです。
ツバキに見えますがツバキではありません。

左上の怪しい物体は私の指です。
指が太い上に不器用なのでどうしてもこうなります。(笑)
花の少ないこの季節ですから
元気なサザンカを見るとホッと心が和んだりします。

  ♪ サザンカ サザンカ 咲いた道 たき火だたき火だ 落ち葉焚き

ホント、たき火でもしたいような寒い日でした。
寒い日はとかく訃報が入るものですが・・・

吉本新喜劇の島木譲二さんが亡くなりました。
東京の人にはあまり馴染みのない顔かも知れませんが
関西人は思わずニンマリしてしまいます。
「大阪名物パチパチパンチ」や「ポコポコヘッド」など
体を張ったギャグで一世を風靡しました。
元ボクサーというこのコワモテから繰り出すギャグの数々は
あまりにバカバカしくて笑ってしまいます。
舞台に出て来ただけで客席からドッと笑いが沸いたものです。
典型的な「一発芸人」とは言え
その人懐っこい笑顔は誰からも愛される存在でした。
ここ数年は闘病生活だったようですが
享年72歳は若すぎました。

いま大ブレイク中の芸人さんです。
動画投稿サイト「YouTube」の再生回数は恐るべき数字で
いまや完全に世界レベルの芸人さんです。
パンチパーマにヒョウ柄の衣装はいかにも関西を思わせますが
れっきとした千葉県出身の関東人です。
昔、トニー谷という芸人がいましたがそっくりですねえ。
このピコ太郎という人の笑いがよくわかりません。
何が面白いのかサッパリ理解不能です。
ここで関東と関西の笑いの違いを論じる余裕はありませんが
それより私自身が時代について行けなくなった。
ということでしょうかねえ。



サザンカの花びらが次々と散って行きます。
ツバキは花ごとポトリと落ちますが
サザンカは名残りの風情でパラパラと花びらが散ります。
島木譲二もピコ太郎も所詮は一発芸人ですが
その散り際の違いはどうなのか・・・
パチパチパンチの爆笑がどこからか聞こえて来そうです。