昨日は番組のロケ立ち合いでした。
場所は横浜・磯子の高台に建つ高級和食レストラン。
あの「和の鉄人」で知られる料理人・中村孝明さんのお店です。
残念ながらグルメ番組ではありません。
和食が「世界遺産」に登録されたのを追い風に
アジアに打って出る日本の食品メーカーやレストランチェーンの
奮闘ぶりを描いたドキュメンタリーです。
午前中は料理の「ブツ撮り」でした。
台本担当の私が立ち合う必要はないのですが
撮影が終わった料理の「つまみ食い」が目的でした。(笑)
料理をいかにキレイに美味しそうに撮るか・・・
商品撮影(商撮)はプロの腕の見せどころだけに時間がかかります。
ディレクターのTシャツが派手過ぎます。
あのさあ、お前がそないに目立ってどうするんや!(笑)
おお、松茸が出てますよ!
関西人は松茸を「マッタケ」と呼んで珍重します。
炭火で軽くあぶりスダチをしぼっていただくのがが一番ですが
天ぷら、土瓶蒸し、マッタケ御飯もいいですねえ・・・
ああ、お腹が鳴って来ました。(笑)
午後からナビゲーター役の大杉連さんが到着。
めったに見たことがないスーツ姿は気合いの表れでしょうか。(笑)
連さんは私より一つ年上の62歳。
モノの価値観や言葉の感覚、ボケとツッコミの間合いも似ていて
実にウマが合います。(笑)
俳優・大杉連VS料理人・中村孝明。
お二人の「和食談義」は本当に愉しく興味深いものでしたが
最後に「お二人にとって究極の和食は?」という質問に対する答えが意外でした。
孝明さんは「お母さんがつくったちょっと甘めの卵焼き」
大杉さんは「おふくろが握った塩むすび」
なるほど、そういうものかも知れませんねえ。
その後、お二人はそれぞれ貴重な「母の思い出」を語ってくださいましたが
何ともいい話で、涙もろい私はホロッとしてしまいました。(笑)
どんな高価なグルメ料理より、おふくろの味にまさるものなし・・・
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