まろの公園ライフ

公園から世の中を見る

森を見て木を見ず

2011年05月25日 | 日記

「木を見て森を見ず」という言葉がある。
細かいことばかりに目が向いて、大局を見失うという意味だが
菅民主党の政権運営など、その典型と言えるだろうか。
もともとリーダーシップの欠如が指摘され、ただの癇癪持ちで
マジョリティーに訴える言葉もなく、例の「国家戦略局」も雲散霧消。
とくに震災後の対応はヒドイ。
今さら「子ども手当」でも「高速道路」でもないのに、政党的メンツ
にこだわり、大連立の思いつきも相手にされず、ひたすら迷走するばかり。
今回の大震災が、日本にとって「第二の戦後」だとするなら
原発も放射能も風評被害も大事だけれど、目の前の「木」ではなく
今こそ「森」を見て、これからの日本をどこへ向かわせるのか
腹を据えて考えなければならない時なのに・・・
言い出したらキリがない。



毎日のように公園を走りながら、つねに森は見ているものの
じっくり「木」を眺めたことがあまりない。
これは園内で最も数が多い「ケヤキ」。
表皮は白っぽく、この季節、ポロポロと剥げ落ちる。
しかし、内側はすこぶる固く、木目が美しく磨くと光沢が出るため
古くから神社仏閣用の建築資材に使用される。ただし高価!



こちらはサクラ。
花ばかりに浮かれて木を見たことはほとんどない。
サクラが「バラ科」だとは知らなかった。



魚のウロコのような表皮はヒマラヤスギ。
公園樹木としては珍しいらしい。
スギと言いながら「マツ科」とは、思わずズッコケル。



まるでクレーターのようなコルク状の割れ目はクヌギの特徴。
この木は地元の銘木にも指定され、威風堂々たる大木だ。
夏にはカブトムシやクワガタが甘い樹液を求めて集まり
秋には可愛いドングリが無数に落ちる。
パワースポットではないが、緑なす大木の下にたたずむと
何か霊的な「癒し」を感じる瞬間がある・・ような気がする。
森ばかり見て意識を拡散するのではなく
時にはじっくり「木」を凝視するのも大事がも知れない。






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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
パワースポット (海月)
2011-05-25 18:06:04
「パワースポット」というキーワードが出てきた瞬間、
ちょっとヤバいと思いました。

まろのブログが、いつまでも、
世を見るだけのブログでありますように。。。

ご指摘ありがとう (まろ)
2011-05-25 23:26:56
いやあ、走るのもシンドイし
世の中を見るのも大変です。

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