名残りの桜が青空に映える。
東京は朝から雨だが、昨日はポカポカの桜日和だった。
ブログもフェイスブックもツイッターも
どこもかしこも「桜」の写真であふれかえっている。
人は・・・いや日本人はどうしてこれほどサクラが好きなのだろうか。
いつもの公園にも「桜カメラマン」が大挙して集合していた。
桜を撮るより、撮っている人を見るのが面白い。
カメラ2台を構えて撮影中。
手持ちカメラの持ち方が熟練を感じさせる。
やっぱり撮るならローアングルだな。
最近は足腰が弱って、なかなかこの格好が出来ない。
当然、イヌは桜には興味がない。
早く散歩を続行したくて何度もご主人を見上げていた。
この人はかなりの本格派だった。
あまりに「重装備」過ぎてオタオタしていたのがおかしかった。
暑いと思うけどなあ・・・
このおばあちゃんはとっても可愛らしかった。
近づいたり遠ざかったり、いろんな角度から何枚も撮っていた。
もちろん全くカメラを撮らない人もいる。
この人はせっかくキレイな桜の下にいるのにずっと携帯メールをしていた。
30分以上もこの格好のままだった。
この二人もずっと携帯画面を見ながら歩いている。
美しい桜吹雪が空から降って来るのに全く関係なしだった。
どういうことなんだろうか・・・
降りしきる花びらを感慨深そうに撮っていた女性。
もう何年も前のことだが、歌会始のお題が「桜」だった年の短歌をふと思い出した。
盲しいゆく われの眼に この春の 名残りの桜 おぼろに白し
そうした切実な思いで桜を見上げる人もいる。
桜も一期一会、写真に撮るのではなく心に刻んで置きたいなと思う。
一番微笑ましかったのがこの一枚。
幼稚園の入園式の帰りだろうか、ママの注文に何度もポーズをとっていた。
頑張れよ!と思わず声をかけたくなった。
やっぱり、桜って、何かと人を魅きつけるもんがあるんでしょうね。
桜ばっかりで申し訳ないどすなあ。
私も食傷気味ではありますが、なにせ写真をいっぱい撮ったので
捨てるのもモッタイない気がして駄文を添えて供給している訳です。
でもまあ、この季節だけのことですし「一期一会」の桜ですから・・・