
「永見」を出て、もう一軒となった。歩いているうちに行き着いたのが、どういう訳かアイリッシュパブである。
「永見」も混雑していたが、この店も大混雑だった。「永見」はおっさんしかいなかったが、「HUB」は若者だけだった。このコントラストが見事だった。しかし、10日くらい前まで、全く盛り上がっていなかったサッカーが、突如として騒がしくなったのは、やはり日本が強豪国を撃破したからだろう。我が家のJKも、元来そういうスポーツイベントは観る方なのに、「ドイツ戦観ないの?」と尋ねると、「観ない」と答えたが、大金星を境に熱が入り、過日の決勝戦もリアルタイムで観ていた。ともあれ、まぁにわかではあるが。
その似たような若者が、この店にもたくさんいた。とにかく多かったのが、女性である。ただ解せないのが、何故わざわざスポーツパブで試合を観るのか。自分なら家でゆっくり観るのだが、そうではないらしい。店内のテレビはチュニジアとオーストラリアの試合を放映していた。
そして我々はその騒ぎの中、ギネスとフィッシュ&チップスで2回目の乾杯をしたのである。ギネスにはフィッシュ&チップスが良く合うし、抜群にうまい。イギリスの人々はこれにサッカーの肴がついてくる訳である。
しかし、我々はサッカーの話題はせず、ただただ仕事の話しに没頭した。4年に一度のお祭り騒ぎを体感するのも悪くはないよね、と言いながら。
何か、W杯にちなんだ飲み物があればいいよねという話になった。優勝したチームだけが持つことを許される、あの黄金のカップで飲めるビールとか。結構、それは映えそうだし。
そんなこんな、くだらない話しをしながら、スポーツパブの夜は更けていった。
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