妻は、わたしがスタメン4番を務めることに納得がいかないようだ。
「何かの間違いなんじゃないの」。
と手厳しい。
夫のプレーする姿を見たこともないクセに。
9月24日、「炎のレッズ」戦で2試合続けてスタメン4番に名を連ねた。
だが、それでも妻の疑いは消えない。
「何でだろうね?」。
昨週の「広島カープ逆指名宣言」から1週間が過ぎた。
この間、高校生ドラフトが終了し、各球団の戦力補強 . . . 本文を読む
もう飲んでる人がいる。まだ朝の8時半だぜ。
店の外のテーブルについて初老の男性が2人、中ジョッキを掲げている。
なんという強者たちよ!
そして、俺は今、草野球の試合会場に向かうところだ。
所は江東区猿江。駅でいえば都営新宿線の住吉駅。
A4出口のすぐ脇の立ち喰い蕎麦屋の光景だ。
ところが、その草野球、好天のさなか、なんとグラウンド不良で中止(目指せドラフト草野球日誌♯16を参照)。 . . . 本文を読む
まさに野球日和のいい天気。9月16日のこの日、怪鳥から誘われた草野球に何の疑いもなく、朝8時にウチを出る。
猿江恩賜公園野球場に着くと、ゾロゾロとメンバーが集まってきた。ユニフォームを着たでっかい人は甲子園まであと僅かという高校球児だそうだ。また、西武ライオンズの平尾博嗣選手の実弟なる人も来た。
すごい、豪華メンバーじゃん。
文字通り、一点の曇りもない絶好の晴天なのに、何故か野球の試合開始 . . . 本文を読む
雨に濡れる稲穂の緑が眩しい。 穂が膨らみこうべを垂れる瑞々しいそれは収穫の秋をただただ待っているようだ。 晩夏の雨は一降り毎に秋の気配を運んでくるという。 この日の四国高松も苛烈な暑さなど身を潜め、涼しげな風が金毘羅の山のほうから(ホントかよ)吹いてくる。 今年もどうやら夏を乗り切れた。泉谷しげるの「春夏秋冬」ではないが、齢を重ねていくたびに季節を乗り切ることがしんどくなっているようだ。 . . . 本文を読む
試合前のスタメン発表。4番目に呼ばれたのはオイラの名前。
「え!?」。
入団から3試合目。このチームでの成績は4打数1安打。打率.250。打点1。
俺でいいのか?4番は!
さて、この日の試合は江戸川セントラルリーグの交流戦、対王子パッケージング。この チームの投手はすごかった。
球速は130km前半から後半。速い速い。
球はガンガン指にかかって球威もある。
こりゃ、やべぇな。と思 . . . 本文を読む
あちぃあちぃ。
激烈にあちぃ。
晩夏の暑さはおっさんの体を容赦なくいたぶる。しかも、ここ宇都宮は内陸のせいか、こころなし熱風が吹いてくるようだ。
もしかして、もしかすると、もしかすれば、餃子を焼く分、町が暑くなっているのではないか。まさに、ヒート餃子現象。
焼いて蒸して、まるで鉄板の底。
だが、餃子の気持ちはわからない。いや、分かりたくもない。
噂には聞いていたが、宇都宮駅前にこん . . . 本文を読む
去り行く街のラーメン屋ランキングを独断と偏見でつけるこのコーナー。
前回は3年間勤務した神田の町で40数件行ったラーメン屋をランキングした。
今回は、8年間暮らした浦安のラーメン屋を選んでみたい。
まず、浦安には20歳の頃から4年間と32歳からの4年間の計8年間暮らしたことは既に記した。20歳のときに過ごした富士見の近所にラーメン屋はそれほど多くはなかった。ましてや、今のようなラーメンブ . . . 本文を読む
自宅の転居の日が近づいてきた。
足掛け8年も住んだ浦安が今はただただ離れがたい。
初めての一人暮らしで浦安に越してきたのが20歳のとき。それから4年間を過ごし、再び31歳で浦安に戻ってきたのは、やはりこの街が好きだったから。
故郷といえるような場所がない自分だけに、最も故郷に近い気持ちをわたしは抱いていた。
だが、いつかはこんな日が来ることを内心覚悟していた。
浦安北栄の自宅は手狭 . . . 本文を読む
2日前、前FC東京監督アレシャンドロ・ガーロ氏が離日した。
シーズンを全うできず、監督を解雇されたのだ。
リーグ戦中断前の頃、バックスタンドには「ガーロでいいのか」という横断幕も見えた。
シーズン当初の期待とは裏腹に、あまりにも寂しい別れであった。
FC東京というサッカークラブは、しっかりとした将来ビジョンを持った組織だった。
大熊清監督はクラブの前身である東京ガス時代から9年にわ . . . 本文を読む