5日間、家を空けており、成田空港の売店で並んでいる新聞に目をやってびっくりした。楽天がオープン戦の初陣を飾ったからではない。プロ野球のオープン戦がもう開幕しているからだ。日本はさみぃけど、「もう春なんだなぁ」とちょっぴりセンチになり、空港に佇むバカ一匹なのであった。
しかし、スポーツ新聞よ。特に日刊スポーツ。そんなに、驚くことかいな!「巨人に勝ったぞ~」なんて、しょーもない見出しなぞつけお . . . 本文を読む
2月上旬、まだ巷は寒々しい。JR神田駅北口を出て櫻井ビルディングを通り抜けると、まるで昭和に戻ったかのような飲み屋小路に出る。
今日は「ホッピー研究会」の会合なのだ。「ホッピー研究会」とはいかなる会であるか。椎名誠氏、いわゆるシーナさんの「怪しい探検隊」風に説明すれば、「会員の何名かに肉体的金銭的余裕ができ、気圧配置も安定して、空を見上げたときの気分もなかなかよい。今日は全ての仕事を放擲し . . . 本文を読む
ローコスト経営球団必読の書「マネーボール」を実践するもう一つのプロ野球球団が中日ドラゴンズではないかと踏んでいる。
讀賣から川合昌弘、横浜からドミンゴを補強した以外は現有戦力で臨んだ昨季だったが、「今の戦力で充分勝てる」と落合博満監督が豪語したように、派手さはないが、底力を見せ付けてペナントを制覇した。
落合監督が標榜したモットーは「特技を持つ」ことであった。守備、走塁、バッティングなどな . . . 本文を読む
2月上旬。東京の昭島で仕事を終え、中央線に乗って家路に。中野から地下鉄に乗り換えようと電車を降りた。なんとなく「ちょっと降りてみようかな」という気になり、改札をくぐってみた。知らない町を散策するのは実に楽しいものだ。だが、そのとき私はそんなに中野にたいした期待を持っていなかった。北口のアーケードをぶらぶらして帰ろうと思っていた程度である。商店街は活気に満ちてはいたが、特に気をひくような店はなか . . . 本文を読む
広島カープの公式ホームページで配信されているキャンプ中継になかなかアクセスできない。中国新聞によると沖縄キャンプ開始からの3日間でのアクセス数は20万件に達する盛況ぶりで、先週の土日から何回かチャレンジしているが未だ一度も回線は繋がらない。
先日、どこの放送局だったか、スポーツニュースを見ていたら、カープの沖縄キャンプで投げ込みをする昨年のドラフト一巡目、佐藤剛士投手(秋田商業高)の姿が映 . . . 本文を読む
「善国寺」。というよりも東京神楽坂にある毘沙門天といった方が分かりやすい。鳥居の脇にある古木の桜が満開にでもなれば鮮やかな朱塗りの門と本堂に映え、恐らくこの善国寺は江戸の町人で大変賑わったのではないかと想像できる。
馬喰町にあった毘沙門天が現在の神楽坂に移築されたのが1793年。参拝客は茶屋に腰掛け、団子を頬張りながら毘沙門天を参拝する人いきれを眺めていたのではないだろうか。
1月30日 . . . 本文を読む
メジャーリーグ30球団の中で総年俸が下から数えて2番目のオークランド・アスレチックス。だが、毎年優勝争いを演じ、ポストシーズンに出場を果たしているのは何故か?マイケル・ルイス著「マネーボール」(ランダムハウス講談社)はこの疑問に対し、丹念に取材、アスレチックスの秘密をレポートしている。
02年のシーズン終了後、フリーエージェントを宣言した3選手についてアスレチックスGMのビリー・ビーン氏は . . . 本文を読む
1月28日(金) 溜池山王駅裏手の「やきとん あべちゃん」に行く。溜池の交差点に出ると車の排ガスにクラクラくる。かつてここに大きな溜池があったなんて、まるで嘘のようだ。福田国士著「地図から消えた東京の町」(詳伝社)によれば、その溜池とは「現在の赤坂見附から日枝神社西側の下を通って虎ノ門まで、細長くかつ広大な地域を占め、長さ七百九十二間(1440m)、幅は広いところが百七間(195m)狭い部分で . . . 本文を読む