雲母坂をさらに歩を進めていくと現れたのが、「千種忠顕卿戦死之地」と刻まれた巨大な碑。何もない木立の中に突如現れる高さ2m95cmの石碑。正直怖い。
もし、肝試しでこの「千種忠顕卿戦死之地」の碑に行けとなったら確実に行けない。しかも、昼間なのに、何故か漂う妖気。真昼間でも充分怖い。
千種忠顕。
南北朝の時代において、南朝の後醍醐天皇に仕えた武将である。結城親光、名和長年、楠木正成、そして千 . . . 本文を読む
「水飲対陣之跡」で休憩し、再び雲母坂を登ると、程なくして眺望の開けた場所に出た。京都市街を一望。随分登ってきたんだなと思う。
そしてまた歩くと、今度は2本の石柱にでくわした。
一本は土に埋まっており、長い年月を経ていることがうかがえる。どれどれ、石柱に近寄って確認する。
「女人牛馬結界」とある。
この先、いよいよ延暦寺の結界に入るのだ。女性、牛と馬は立ち入ることができない。尤もそれ . . . 本文を読む
梅谷登山口より、トレッキングを開始。梅谷林道と呼ばれる道を行く。
なだからな道が続くが、少しずつ道幅は狭くなり、足元も悪くなる。坂の傾斜がきつくなり、いよいよ山登りだ。道の足場が悪いのは、道が雨の流路になっているようだ。近年多発する異常な降水量による雨で土はえぐられ、石が転がり、登山道も荒れている。
途中、熊出没の警告板が出始めた。この登山道でも、8月に熊が目撃されたらしい。全国的にも熊の出没 . . . 本文を読む
ふりーまん師に家に宿泊した翌日、師と翁と自分で比叡山にトレッキングへ行くことになった。ふりーまん師のトレッキングシューズを借りて。
目的地がどこなのか。道筋も、トレッキングの難易度もよく分からず、出発した。自慢じゃないけど、山登りは高尾山に2度登っただけ。でも、深田久弥の「日本百名山」は読了している。歩き始めて、数十分、いよいよ山の入口に差し掛かった頃合いだろうか。山門が見えてきた。
「赤山禅 . . . 本文を読む
宝塚駅に初めて降りた。
過激団、もとい歌劇団の街。
手塚治虫を育んだ街でもある。
JRの駅を降りて、待ち合わせの場所へ向かうのだが、いかんせん土地勘がなく、よく分からない。スマホのMAPを見ながら歩くと、またしても記念碑を見つけた。
拙ブログは野球ブログからスタートしたが、いつしか居酒屋のブログと化した。そしてブログ開設20年を目前にして、記念碑ブログに生まれ変わりつつある。
その記念碑 . . . 本文を読む
札幌駅まであと少しというところで、何やらイベントの準備をしている。
どれどれ、なんだろう。ビールとかもあるのかな。
けれど、各ブースはまだ設営中。どうやらイベントは10時かららしく、まだ小一時間もある。
イベントの終点まで行くと、目の前に立派な門が現れた。
おぉ、これが北海道庁の赤れんが庁舎か。初めて来た。
けれど、建物にはカバーが被さっている。どうやら改修工事をしているらしい。残念。
. . . 本文を読む
「札幌市時計台」を出て、札幌駅へと向かった。駅に行けば、何か飲める店があるだろう。ところが、歩きはじめてから1分も経たないうちに、記念碑が立ちはだかった。
札幌は記念碑の街なんじゃないか。
「札幌農学校演武場跡」。
え? 今の時計台は移築したのか。
その記念碑に設置された看板の地図を見ると、北2条通と西2丁目仲通りの交差点なほぼ真ん中に演武場は建っていたようだ。向きもそのままに、移動したの . . . 本文を読む
「時計台の鐘」歌碑の東側に、もうひとつ碑が建てられている。石塔の正面には「明治天皇聖蹟碑」とある。聖蹟とは訪問を示し、碑はそれを記念した証として建てられた。碑の揮毫は東郷平八郎である。
明治天皇が札幌に行幸されたのは、1881年(明治14年)の8月末のこと。青森から軍艦「扶桑」で、小樽に入り、汽車の「義經号」で札幌に到着したといわれている。
北海道行幸の目的は開拓使10年計画の進捗を視察すると . . . 本文を読む
時刻はまだ朝の8:30。
大通公園には通勤の人らが目立つ。こんな時間に開いている酒場など皆無だろう。もう少し、街をぶらぶらするか。
大通公園から、少し歩いた距離に「札幌市時計台」がある。どれ、久しぶりに行ってみようか。
8:40なのに、見学する観光客は意外に多い。
「札幌市時計台」、正式名称、「旧札幌農学校演武場」。演武場とは学校の講堂だ。
明治11年(1878年)の建設。1970年 . . . 本文を読む
「北海道電話交換創始の地碑」のすぐ隣に、また変わったものがある。
はじめ見た時は燭台だと思った。
どうも違うらしい。
碑を読むと、「Benson Fountain(ベンソンの水飲)」とある。
「すいいん」、それとも「みずのみ」。
読み方はよく分からないが、ともかくこれは公園によくある水飲み場の機械である。
「Benson Fountain」を直訳すると、ベンソンの噴水になるが、日本で言 . . . 本文を読む