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居酒屋さすらい 1969 - あわや最終回 - 「サイゼリヤ サミット王子店」(北区王子)

2022-12-12 21:34:39 | 居酒屋さすらい ◆東京都内

タフな仕事が2週間ほど続き、まるで綱渡りのような日々だった。仕事を終えた夕方はもうくたくたで、平日なら、その後夕飯をこしらえなけれはならない。そうしたプレッシャーがあったのだろう。酒量は瞬く間に増えていった。

「クオン」でさんざんワインを飲んだ帰り、「ホッピー」を飲みに、もう一軒店に行ったし、こないだの浅草遠征でも日本酒2.5合を飲んだ後、「王様」で「チューハイ」を2杯飲み、帰宅する道中、コンビニでボージョレ・ヌーヴォーを買って、半分くらい家で飲んだ。

明らかに飲み過ぎである。

そして、この日、かみさんが不在であることをいい事に、子どもらと「サイゼリヤ」に行ったのだった。

席についた我々はいつものように、「マルゲリータ」ピザを一人一枚購入した。

そして自分は「白ワイン」の500mlをデキャンタで。

「サイゼリヤ」は酒のつまみとしても申し分なく、気がつけば「デキャンタ」の中身が空になり、更にワインをオーダー。これはもう調子に乗りすぎだった。

実はこの日、娘の帰りを待つ中、赤ワインを300mlほど家で飲んでいたのだ。したがって、2杯目のデキャンタを飲み干せば、トータル1,4リットル飲むことになる。さすがにこれはヤバい、けれど飲んでいる自分は全くおかまいなし。もう止まらなかったのだ。

その後の顛末は、以前拙ブログで記載した通り。

子どもの頃、「自分は絶対にこんな大人にはならない」と親父を見て誓ったものだった。ところが、気がつくと、なんだか自分も同じような人間になりつつあることに気がついた。きっぱりと酒から足を洗わねばと強く思った瞬間だった。

そんなこと出来るかなと自問して、結局家飲みをやめると宣言した。

酒のせいで、夜もすぐ眠たくなって、何もできないまま、寝てしまうのだ。しかも、睡眠の質は悪く、夜中に起きてその後悶々としてしまう。確実に酒に飲まれていたのだ。

酒を人生の逃げ道にしてはいけない。

そう反省した夜になった。

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