タフな仕事が2週間ほど続き、まるで綱渡りのような日々だった。仕事を終えた夕方はもうくたくたで、平日なら、その後夕飯をこしらえなけれはならない。そうしたプレッシャーがあったのだろう。酒量は瞬く間に増えていった。
「クオン」でさんざんワインを飲んだ帰り、「ホッピー」を飲みに、もう一軒店に行ったし、こないだの浅草遠征でも日本酒2.5合を飲んだ後、「王様」で「チューハイ」を2杯飲み、帰宅する道中、コンビニでボージョレ・ヌーヴォーを買って、半分くらい家で飲んだ。
明らかに飲み過ぎである。
そして、この日、かみさんが不在であることをいい事に、子どもらと「サイゼリヤ」に行ったのだった。
席についた我々はいつものように、「マルゲリータ」ピザを一人一枚購入した。
そして自分は「白ワイン」の500mlをデキャンタで。
「サイゼリヤ」は酒のつまみとしても申し分なく、気がつけば「デキャンタ」の中身が空になり、更にワインをオーダー。これはもう調子に乗りすぎだった。
実はこの日、娘の帰りを待つ中、赤ワインを300mlほど家で飲んでいたのだ。したがって、2杯目のデキャンタを飲み干せば、トータル1,4リットル飲むことになる。さすがにこれはヤバい、けれど飲んでいる自分は全くおかまいなし。もう止まらなかったのだ。
その後の顛末は、以前拙ブログで記載した通り。
子どもの頃、「自分は絶対にこんな大人にはならない」と親父を見て誓ったものだった。ところが、気がつくと、なんだか自分も同じような人間になりつつあることに気がついた。きっぱりと酒から足を洗わねばと強く思った瞬間だった。
そんなこと出来るかなと自問して、結局家飲みをやめると宣言した。
酒のせいで、夜もすぐ眠たくなって、何もできないまま、寝てしまうのだ。しかも、睡眠の質は悪く、夜中に起きてその後悶々としてしまう。確実に酒に飲まれていたのだ。
酒を人生の逃げ道にしてはいけない。
そう反省した夜になった。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます