ジャズとレコードとオーディオと

音楽を聴く。人によって好みが分かれるでしょうが、このブログでは主に女性ジャズボーカルを紹介させていただきます。

Let's Swing Now

2007年01月02日 | ジャズ全般
VICTOR盤で“LET'S SWING NOW vol.3”1976年発売・レコード重量120g

新年の初アップは久し振りにジャパンです。俳優だった藤岡琢也は2006年に亡くなりましたが本業の演劇以外に熱心なジャズリスナーであったのは皆さんご存知と思います。オディーオ雑誌に登場して菅野沖彦のインタビューに答える形で自分の機器や自慢のアルバムを披露していたと記憶しています。芸能界でジャズ好きといえば昔は大橋巨泉、今ではタモリも有名ですが作家の故植草甚一もさらに有名でした。このアルバムはそんなジャズ好き藤岡琢也がプロデュースしたもので、ライナノートによると、藤岡の誕生日には会場を借り切って藤岡はいろんなジャズメンに声をかけて集まってもらっていたらしいです。特設ステージで夜明けまで即興ジャズを楽しんでいたという事です。甲斐性があればそういう旦那をしてみたいものです(無理です)。その藤岡のお声掛かりで数十年ぶりにナベサダとヤッチンこと八城一夫が共演したのが本アルバムです。このアルバムは昨年の11月にレコードショップで見かけて値段千円そこそこと言う事もあり聴いてみようかという感じで入手しました。八城一夫はSIDE by SIDEシリーズぐらいしか知らなかったのですが、このアルバムでは渡辺貞夫と共に本領発揮というべきかガンガン弾いていて見直した感じです。渡辺もアメリカから帰って既に十年前後が経ち人気もさることながら油がのっていた時期ではないでしょうか。千円そこそこのアルバムにしてはとても安い買い物と感じました。私自身はA面1と2のTANGERINEやIF YOU COULD SE ME NOWが気にいって何度も聴き直ししています。もし未聴の方がいらしたら安い買い物と思ってチョイと聴いてみてくださいませ。
なおこのシリーズはVOL1が北村英治、マーサ三宅+世良譲、八城一夫。VOL2が松本英彦、原田政長、八城一夫等となっています。

パーソナルは, 渡辺貞夫(as), 八城一夫(p), 原田政長(b), 野村元(dr)

収録曲
A面
1, TANGERINE
2, IF YOU COULD SEE ME NOW
3, THE BLUES
B面
1, FAT'S WALK
2, DAY DREAM
3, LOOK FOR THE SILVER LINING

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2 コメント

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酒・バラコンサート (kenji chikamatsu)
2007-02-05 02:18:28
2007年3月24日(日)大阪心斎橋そごう劇場 開演6:30
酒とバラをこよなく愛した「世良譲」のスピリットを受け継いでステージいっぱいにくりひろける第2回メモリアルJAZZコンサート。
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コンサート情報 (kuiren)
2007-02-05 18:28:52
>kenji chikamatsu様
コンサート情報をありがとうございます。
私は大阪在ではないものですから気軽に行くという訳にはいかず
ライブや演奏会が少ないという点が田舎暮らしの辛いところです。
この点では特に東京や大阪にお住まいの方がうらやましく思えます。
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