ジャズとレコードとオーディオと

音楽を聴く。人によって好みが分かれるでしょうが、このブログでは主に女性ジャズボーカルを紹介させていただきます。

ANITA O'DAY

2008年01月28日 | 女性ボーカルO
CLEF/MGC-130/ANITA O'DAY/COLLATES/10inch

今晩はまたも雪が降っています。この調子だと朝まで降り続くでしょう。となると明日朝の交通は大混乱です。明日は今月最後の取引先訪問があり北九州まで行く予定です。それで忙しかった1月の出張も終りなんですが新幹線はどうでしょうか。あまり遅れずに運行して欲しいのですが。

このアルバムは12inchは持っていたのですが、10inchは所有しておらず,やはり欲しくて探していました。数カ月前に海外のオークションで見つけ、誰も札入れしないので僕が入れました。数十ドルでした。するとそのまま落札してしまいました(驚)。嬉しいような本当に品物は大丈夫なんだろうかと心配しながら、セラーに送料はいくらかとメールしました。すぐにセラーから返事があり“お前はこのアルバムを落札したけれど、自分は盤の状態やジャケットの状態を全然説明していない。にも係わらずお前は入札して落札したけれどそれでいいのか?普通は事前に盤の状態を尋ねてくるもんじゃないか? お互いに納得してからやりとりをするのがハッピーじゃないか!”という内容です。そう言われればそのとおりのお話で恐れ入りました。それで遅まきながら“親切に有難う。そのとおりですね、盤の状態を尋ねるのを忘れていました。それを確認させてください。もう一つ自分は既に12inch盤を持っているけれど、出品したアルバムは間違いなく10inch盤なのか?自分は10inch盤が欲しいんだ”とメールしたところ、セラーから“OK, それじゃ盤の状態を教えよう。これはあまり良くない、キズもかなり有るし、実は針飛びも一ヶ所あるんだ。10inch盤である事は間違いない”と来ました。針飛びするのかと今さらながら落胆して読み進むと “しかし俺はこのアルバムを2枚持っている。もし希望するなら自分用のを送ってやろう、それは小キズはかなり有るが針飛びはしないから、それでいいか?”というので“当然にそれを送って下さいませませ”と連絡したのです。それから送金の段取りをしたのですが、先方が送ってくれたINVOICEではなぜか落札価格+送料の合計になりません。このセラーはおかしいんじゃないかなとか、頭は大丈夫ですかっていう気にもなりましたが、さらに数度のやりとりを経て支払いがようやく完了しました。支払い完了した後にセラーは“お前はシュアーな奴だなぁ”とか言われましたが、あなたは完全に計算違いしてらっしゃったのですよ。それから待つ事, 数週間後に届いたアルバムです。僕にとってはやきもきさせられたり冷や汗ものだったりした苦労が思い出されます。盤の状態はA面の最初の一部がチリパチ音が多く、音が少し曇っていますが、それ以外はそう気になるほどの雑音もなく聴けました。そういう思い出のあるアルバムです。無事届いてみると、あの価格でキチンと送ってくれて本人はもっと高値を期待していたんだろうなぁ~、あのセラー真面目な人だったんだなぁ~と思える僕でした。

この10inch盤と12inch盤に収録されている内容は曲数は違うのですが同じ内容です。このアルバムの中で僕がアニタって凄いなぁ~と思ったのは、どちらのアルバムにも収録されているA-1の ROCK'N ROLL BLUESで僕の好みの曲ではないのですが後半にアニタがスキャットでバックに併せて或いはバックを煽るかのようにバックと対等にそれ以上に歌うのが感嘆しました。また彼女のスキャットがバックと寸分狂わずピタッと合っているのにも驚きました。この曲は好き嫌いを越えて彼女のスキャットを一度は聴く価値があると思います。

以下は以前の記事です。
NORGRAN盤でAnita O'day の“SINGS JAZZ”1952年録音です。アニタはノーマングランツが52年にバーブに録音するチャンスを与えてからスランプを脱し54年の“ANN EVENING WITH ANITA”から本格的に開花したと言われています。これはその以前の録音ですが, このアルバムでもすでにアニタ節ともいえる色気とキュートな魅力があり、あねごスタイル風をも感じさせますが、アニタ節を確率させる前の模索している部分も感じられますし、若い頃の活発なアニタもあります。
↓NORGRAN/,GN-1049/ANITA O'DAY/SINGS JAZZ/12inch盤 若干ジャケットの色が違うようにも思えますが、あまり変わりません(パソコンの画面上ではどう映るでしょうか)
曲目ごとのパーソナルは下に記しました。

収録曲 *印が10inchに収録されている曲です。
A面
1, ROCK'N ROLL BLUES *
2, LOVE FOR SALE *
3, LULLABY OF THE LEAVES *
4, LOVER COME BACK TO ME *
5, NO SOAP,NO HOPE BLUES *
6, SPEAK LOW *
B面
1, PAGAN LOVE SONG
2, AIN'T THIS A WONDERFUL DAY
3, SOMEBODY'S CRYING
4, VAYA CON DIOS
5, THE LADY IS A TRAMP *
6, STRAWBERRY MOON *

Lover Come Back to Me, Lullaby of the Leaves, Rock and Roll Blues, Love for Sale
Roy Eldridge (tp) Bill Harris (tb) Budd Johnson (ts) Cecil Payne (bars) Ralph Burns (p, arr) Al McKibbon (b) Don Lamond (d) Anita O'Day (vo) NYC, January 22, 1952

No Soap-No Hope Blues, Speak Low, The Lady Is a Tramp, Strawberry Moon
Roy Kral (p), Earl Backus (g), Johnny Frigo (b), Red Lionberg (d), Jimmy Wilson (bgo), Anita O'Day (vo) Chicago, IL, July, 1952

Pagan Love Song, Ain't This a Wonderful Day, Somebody's Cryin', Vaya con Dios
Andy Secrest (tp) Anita O'Day (vo) Larry Russell (dir) unidentified orchestra, including strings Chicago, IL, December, 1952

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
3, LULLABY COME BACK TO ME (TAKASHI)
2006-06-28 23:12:49
こんばんは

Lullaby of the LeavesとLover Come Back to Meがメドレーなのかしら?
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TAKASHI さん (kuiren)
2006-06-28 23:54:24
いやぁ~、TAKASHI さん、有難うございます。言われるまで気がつきませんでした。ご指摘の通り間違えていました、しかも曲目も少ないですし。後で訂正しておきます。私、恥ずかしながら誤字脱字及び表記間違いが多いのですが、これからも遠慮なくご指摘下さい。有難うございました。
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アニタ・オデイ (mimi)
2006-06-29 20:36:31
こんばんは。

このジャケットもおもしろいですね。

やっと知ってる名前が出て来ました~

アニタ・オデイのCD・・・THIS IS ANITAというアルバムを持っています。

でも調べたら、一曲として同じ曲はなかったです。(笑)

これは1955年12月録音のものです。
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今晩は>mimiさん (kuiren)
2006-06-29 23:10:16
今日も暑い一日でしたね。



>アニタ・オデイのCD・・・THIS IS ANITA

このアルバムは私も好きでレコードとCDの両方聴きます。特に “A NIGHTINGALE SANG IN BERKELEY SQUARE”などがお気に入りです。このアルバムは彼女のベストセラー アルバムで、これを機会に彼女の人気も急上昇したようです。
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