ジャズとレコードとオーディオと

音楽を聴く。人によって好みが分かれるでしょうが、このブログでは主に女性ジャズボーカルを紹介させていただきます。

NORA EVANS

2007年10月24日 | 女性ボーカルE
NOREEVA/ST-1215/NORA EVANS/DON'T EXPLAIN/Stereo

このアルバムは最近入手したものです。以前から欲しいなぁと思っていたのですが、何回かを入手し損なってしまいました。それからしばらくは見かける事がなく、所有している友人にアルバムを借りて聴いたのです。その時はさほどいいなぁとは感じずに返却したのです。それからは特別に入手したいという気持ちが少し薄れました。その後見かけた時に高くないので入手しておこうかという程度でさほどの思い入れもなく入手したアルバムです。自分の手に入れてから判りました。アルバムは自分のアルバムでないと本当の意味で味わえないことが。友人から借用のアルバムでは遠慮があるのか自分の物以上に気をつかうのが災いして心からリラックスして楽しめなかったのでしょう。いま自分の物であるアルバムを聴きながらそういう事も考えていました。
ところで本アルバムのレーベルの事もシンガーの経歴も僕には分かりません。どなたかご存知の方がいらっしゃれば教えていただきたいと思います。アルバムにはライナーノートもなく曲目紹介とレコード会社の住所等があるでけの素っ気ないものです。彼女のボーカルはあっさりとした味わいで、僕は友人から借りて聴いた時はそのあっさり度に途中で一度聴くのを止めたほどです、結局もう一度最後までは聴きましたが。ところが自分のアルバムを聴く段になるとその素っ気なさというかあっさり具合が聴くほどに味が出てくるボーカルです。ジャケット写真の彼女はすこし若く可愛い美人顔に写った写真が使われていますが、アルバム裏の顔写真が濃い~ぃオバサン顔のように思えます。本アルバムでは軽快なテンポのA-1のOUR VERY OWNが始まりの曲としてノリやすく好きですし、アルバム表題にもなっているA-2のDON'T EXPLAINもムードたっぷりで上手いと思いますが僕はこれよりB-1のLITTLE GIRL BLUEの方が好きですね。B-3のSTREETS OF LONDONも心に滲みるようで好きです、こういう曲は聴けば聴くほどよくなってくるのではないでしょうか。

収録曲
A面
1, OUR VERY OWN
2, DON'T EXPLAIN
3, QUIET PLEASE, THERE'S A LADY ON STAGE
4, PICTURES
B面
1, LITTLE GIRL BLUE
2, FEEL THE WARM
3, STREETS OF LONDON
4, WON'T YOU COME AND DANCE WITH ME