ジャズとレコードとオーディオと

音楽を聴く。人によって好みが分かれるでしょうが、このブログでは主に女性ジャズボーカルを紹介させていただきます。

DODIE STEVENS

2007年10月03日 | 女性ボーカルS
DOT/DLP 3212/DODIE STEVENS/DODIE STEVENS/MONO

本アルバムはジャズではなくポップ系のアルバムでしょう。このドティー・スティーブンスは11歳の時にPINK SHOELACESを大ヒットさせたのですが、その曲は僕は覚えがないんです。彼女はポップ歌手には間違いないわけですが、本アルバムではメロディーがきれいな曲を集めたものとなっており、彼女の声質もきれいな声で歌い始めや終りも丁寧に歌い安定感があります。彼女がこのアルバムを収録した時は何歳だったんだろうとライナーノートを読んだのですが、ジェラルディン・アン・パスクォール(彼女の本名)は13年前にハウス・ペインターの父親とそのワイフに生まれた云々とか書いてあります。えっ、これで13歳ですか!僕にはよくわかりません。本アルバムのジャケット写真の彼女の顔は、目も鼻も口もつくりが大きいですね、そして長いお顔で写っているように見え、それが余計老けさせてみせるんでしょうか。最初にこのジャケットを見た時には失礼ながらカンガルーを思い出してしまったんです。でも当時ではローティーン・アイドルのハシリだったんでしょうか。ジャズボーカルとして期待して聴くと落胆するかも知れませんから最初からポップアルバムと割り切って聴いた方がよいと思います。でも単なるオールディーズではなくしっかりとしたシンガーのアルバムである事は間違いないと思います。

収録曲
A面
1, ONLY YOU
2, POOR BUTTERFLY
3, SMOKE GETS IN YOUR EYES
4, TWILIGHT TIME
5, MY PRAYER
6, P.S. I LOVE YOU
B面
1, THE GYPSY
2, CRY
3, NO OTHER LOVE
4, LULUBAY OF THE LEAVES
5, HAWAIIAN WEDDING SONG
6, GYPSY LOVE SONG
↑上が同じくDOT盤でPINK SHOELACESを収録したアルバムです。PINK SHOELACESはガチガチのポップですがA-2のTHE FIVE PENNIESなどは実に上手くしっとりと歌っています。とてもローティーンの歌とは思えませんが、年齢が若くても上手いシンガーは全米には至るところに存在していたんですね。