三十路の食卓

食事の記録・食にまつわるあれやこれや
かっこいいごはんも いいかげんな飯も 全ては私のリアリズム(おおげさ)

偲ぶ海苔キムチ

2010-08-24 02:16:19 | こんなものを食べてみました。
〈8月14日の食事〉
朝:あやめだんご
昼:天ぷら 五目寿司 そうめん(+海苔キムチ) 枝豆 蒸し鶏・アボカドディップ
夜:ごはん カレイのみりん漬け焼 サラダ ゆでブロッコリー

--------

本番とは可笑しな言い方もあったものだが、お盆本番・一日目である。
この日は土曜ということもあり、朝早くから来客ラッシュであった。
朝9時の段階で、10組は来ていたのではないか。
うちの地方の時間感覚早過ぎ(笑

さて、父方の叔父や母の兄夫婦といった面々が応援に駆け付けてくれ、彼らと一緒に、いつもより賑やかな昼の食卓。
麺つゆに入れたら旨いと思う、と、叔父が持参した丸型のパックを取り出した。

その品とは、「海苔キムチ」。
韓国海苔の佃煮のようなもので、こちらに住んでる韓国人の方が作っているらしい。

どれどれと入れてみる。
海苔やごま油の風味と唐辛子の辛味と麺つゆの味が一体となって、口内に注がれる。
なるほど、これは美味しい。
「味噌汁に入れても合う」との事だが、きっとそうだろうと頷ける。

聞けばこの海苔キムチ、祖父の好物だったそうな。
「兄貴も好きだったんじゃないかな」とは、父の弟である叔父の談。
初めて聞いたぞと思うと切ないが、故人を偲ぶ食事としては、うってつけだったのではなかろうか。

パック寿司も美味しいし。

2010-08-23 18:15:28 | 食日記
〈8月13日の食事〉
朝:フラマンドールのスコーン ローソンのロールケーキ・チョコ ビオ
昼:カレーうどん ギョウザ ナスとキャベツの炒めもの
夜:パック寿司 メンチカツ ビール

----------

帰省二日目。

盆の来客に備え、母がわたふたと。
といった経緯があって、ありもので済ませたり、出来合いを買ってきての食事だったりした一日だったのだが、かえってそちらの方が気が楽かもしれない。

ねえお母さん、「せっかく」娘が帰ってくるからって、手を抜いたって全然いいんだよ。
何かを作るとき、大量に作るくせあるでしょ?(笑
私たちが東京に帰ったあと、一人で何日かかけて平らげるんだろうなって想像すると、やるせなくなるよ。

的な。
帰省二日目。

夏の感傷

2010-08-19 00:05:19 | 食日記
〈8月12日の食事〉
朝:バースデーケーキの残り
昼:焼きカレーパン クルミスコーン カフェラテ @フラマンドール 宇都宮店
間食:ガルボミニ バナナ豆乳
夜:もち豚のソテー 千切りキャベツ 枝豆 サザエの炊き込みごはん ビール

----------

帰省一日目の夕食。
どこからか貰ってきたらしいもち豚を、母が焼いてだしてくれた。

どうやら、とっておきのもののようで、確かに凄く美味しい。
あんたたちに食べさせたかったの、と私と妹に言うのだった。

その時は別段なにも思わなかったのだが、今になって、とっておきを食べさせたい相手が常にいる訳ではない母の状況を、考えてしまった。
少ししかそれに貢献できない自分や、その少しを凄く大切にしてくれている母を。

もどかしい。
が、解決案を思いつかず、いつもの日常を生きてしまっている。

ううむ、こんな感傷的になってしまうのは、お盆名目で帰っていたせいか。
といった、帰省一日目。

Happy Birthday

2010-08-18 11:56:42 | 食日記
〈8月11日の食事〉
朝:オートミールの豆乳煮立て 響茶庵の抹茶小倉スコーン コーヒー
昼:ダッカルビチーズ丼 セットスープ とうもろこしのヒゲ茶 ウーロン茶 @李さんの台所 飯田橋
夜:野菜のバターソテー 生ハム ムール貝のワイン蒸し 牛ハツユッケ しらすと海苔のピザ バースデーケーキ ビール チャイナキス モヒート @カフェロータス 表参道

---------

この日は恋人の誕生日。
…という訳ではない。
本当は14日なのだが、当日は実家に帰省しているから、祝えない。
誕生日も大切だが、祖父と父の初盆も大切だしな。
という訳で前祝いと相成ったのであった。

お盆休み前の仕事を終わらせての会となるから、始まりはどうしても遅くなる。
なので、彼の家の近くにあり、遅くまで開いていて、程よく美味しいロータスにお邪魔することにした。
席とバースデーケーキの予約だけ事前に済ませたのだが、電話でケーキに乗せるプレートの文言を伝えるの、恥ずかしいすね…

さて、当日指定の時刻。
「お誕生会」だと称して来てもらっているが、もちろん詳細は伝えていない。
徹底的に食べたいものを食べてもらい、会話は別段いつも通り。

と、その時は訪れた。
落ちる照明。
運ばれてくるバースデーケーキ。
そして歌われる『Happy Birthday』。
お店の方だけでなく、周りのお客さんも歌ってくれて。
まっことありがたい。

えーと、ほんと当日じゃなくてごめんなさい。
けれど、本当にお誕生会おめでとう。
考えて選んだプレゼントも喜んでくれて、本当によかった。
(プレゼントに関しては、ツイッター上でいただいた意見を大いに参考にさせていただきました。その節は、ありがとうございました)

電気が消えたことに際し、「店じまいかと思った」と言っていたが(笑・んなわけあるか)
とにもかくにもしてやったり。
そんな一日でした。

甘い引き算

2010-08-18 01:16:17 | 買いました。
〈8月10日の食事〉
朝:パンケーキのカッテージ、メイプルシロップ添え 響茶庵の抹茶小倉スコーン ヨーグルト
昼:野菜カレーセット(+サラダ、コーヒー) @神楽坂 茶寮
夜:玄米クリームブラン・メイプル味 エクレア(ローソンで購入) 豆乳

----------

洋菓子屋の洋菓子の繊細な工夫が、時に過剰に感じられることがないだろうか。

と聞くくらいだから、私はそう感じる事があって、例えばシュークリームの上の粉砂糖。
口の周りに付着するのが気になるし、風味的にもあんまり。
そういった理由で、シュークリームはコンビニやスーパーで買える、安価なものの方が好きだったりするのである。

そしてエクレア。
シュー生地にチョコレートがコーティングしてあって、中身はカスタード、それだけでいい。
フルーツが挟まっていたり、生クリームとカスタードが半々だったり…という工夫はいらない。

だから、エクレアを食べたくなったら、だいたいいつもローソンに行く。
事務所の最寄りのコンビニということもあるが、ウチカフェ・シリーズのエクレアが、まさに渡りに船のエクレアなのだ。

冷えたカスタードも、この季節の口内に心地よい。
ローソンのウチカフェ・シリーズといったら「スプーンで食べるロールケーキ」が人気だけど、いやいやこいつだって中々のものですよ、という推奨文でした。

STAY HERE. 脂分

2010-08-17 10:23:34 | 作りました。
〈8月9日の食事〉
朝:オートミールのチーズリゾット風 コーヒー
昼:おまかせ3 ミニデリランチ(デリ吉で購入) 脂肪0ヨーグルト・キウイ
夜:ガーリッククリームチーズサンド(メゾンカイザーのパン使用) チョコクロワッサン 缶コーヒー

---------

今まで、食物に含有する脂を、あれは脂だと信用していなかったのである。
それは言い過ぎか。
肉の脂身なんかは脂だと知覚できるのだが、例えばアボカドやチーズといった脂質の多い食材を、表面上は脂っぽくないから、その脂なんて大したことないでしょうと踏んでいたのだ。

ところがこの朝に作ったチーズリゾットまがいのもの。
この認識を改めるに足る代物だったのである。

ガーリックが織り込まれているクリームチーズを使って作ったのだが、その腹持ちのいいこと。
いつも作る豆乳とバナナで煮立てるものも充分に腹持ちがいいのだが、それプラス二時間くらい、胃に居据わったほど。
普段は脂を感知させないクリームチーズだが、なるほどその実力を思い知ったのであった。

胃もたれを感じながら仕事する羽目になったものの、味の方は中々だったこのチーズリゾット風。
分量を大人しくしてまた作ろう。

仕上げの一日

2010-08-16 22:38:09 | 行きました。
〈8月8日の食事〉
朝:響茶庵で買った抹茶小倉スコーン
昼:ハンバーグプレート ウーロン茶 @ケネディ 三宿店
夜:鶏五目釜飯 枝豆 山芋の明太子和え @大江戸温泉物語

----------

リア充っぽい三連休の仕上げは、スパで。
東京に戻ったその足でカラオケに行くなど調子に乗ったので、さすがに疲れたのだ。

釜飯と温泉って相容れないような気がするけど、すごくすんなり填まるものなのだなあ、と。
炊き上がるまでの時間を我慢すれば、胃に至福の温かさ。
外側からも温めれば、手っ取り早く癒される。

釜飯、温泉、マッサージという流れでスッキリして外を出ればそこは臨海地帯。
海風に吹かれてすこしクールダウンして、夏後半も頑張りますよと。

少しだけ北へ

2010-08-16 21:47:27 | ちょっと遠くに行きました。
〈8月7日の食事〉
朝:おにぎり ワカメと溶き卵の味噌汁 ウィンナー こんにゃくの煮物 @東横イン 小山駅前店
昼:ドゥ・プレート(キャベツとキノコのペペロンチーノ、サラダ、アイスティー、クリームチーズのロールケーキ) @アンリロ 鹿沼
間食:フランボワーズのチョコ ビターチョコ アイスコーヒー @アカリチョコレート 鹿沼
夜:もつ焼き 馬刺 チョレギサラダ ビール マッコリ @関根精肉店 三軒茶屋

---------

ロックインジャパンを観た帰りはどこかに泊まろうと決め、しかし茨城県内に宿が見付からなかった私たちは、流れに流れて、栃木県小山市に宿をとったのであった。

会場から行ける範囲にある、という一点突破で選んだ小山。
ベッドタウンのような街で、特に観光するような場所ではないと、知っている。
前の週に会った宇都宮在住の友達も、「小山に何があるの?」と目を丸くしていたくらい(苦笑)

小山を宿泊のみにしてしまい、だからこその、鹿沼なのであった。
鹿沼。
小山から宇都宮へ、そこから日光方面に乗り継ぐ先にある、宇都宮と日光の間にある市である。

鹿沼で何をするの、とまた友達は不思議がっていたが、それはマスメディア様様なのだ。
家に転がっていたオズマガジンに、カフェや雑貨に最近力を入れている街だと紹介されていたのである。
それを言うと、彼女は「ああ、そういうものに力を入れてるって聞いたことある」と。
その両者に背中を押されての、鹿沼来訪なのであった。

知識がないから、まんまとメディアに踊らされることにする。
掲載されていた、アンリロというお店へ。
何でも、「フレンチ・ベジタリアン」を出すお店らしい。

一路お店へ、と言いたいところだが、すんなりとはいかなかった。
派手じゃない内装でパンや焼き菓子屋、カフェなどを営んでいるタイプのお店は、何故かえてして辺鄙な場所にあるのである。
交通網が発達した東京だって例外ではなく、最寄りの駅から徒歩15分くらいかかったり、駅から更にバスに乗ったり、はたまた駅から近くても狭い路地に入らなくてはいけなかったりと、辿り着くまでに結構な困難を要したりする。
公共交通網が発達しているとは言い難い我が栃木県においては、その2つは確約されたも同然だ。
選んだルートの問題もあり、真昼の炎天下を一時間ほど歩き続け、ようやく辿り着いたのであった。

して、アンリロ。
古民家を改装し、テーブルや椅子はアンティークを使い、手作りの雑貨を置いているという、恥ずかしい言い方をすれば乙女心をくすぐるような内観。
胸を張って言いにくいが、好きですわ、こういう感じ。

さて、肝心のお味は。

私はパスタを中心とした、恋人はご飯ものを中心としたプレートを注文。
セットのサラダやお惣菜が、少しずつ時間をかけてやってくる。

サラダのトマトを食べて、目を見張った。
切ってドレッシングがかかっているだけなのに、いやに美味いのだ。
実を言うと、元来生のトマトはあまり好きではなく、食べられるけれど、自分の意志で食べることはないのだが。
そんな私を以てしても、このトマトは美味い。

続いて、彼の表情を窺ってみれば、トマトのテリーヌを食べた途端に、目の色を輝かせている。
美味しいものを食べるとすぐこうなるから、まっこと分かりやすい(笑)
そして、パクパクと矢継ぎ早に完食。

わかった、ここは味付けもさることながら、野菜自体がとてつもなく美味しいのだ。

箸やフォークがとまらなくなる、ってこういうことなんだな。
予想外についてきたデザートも平らげ、かなり満足して店を後にしたのだった。

その後、すぐ近くの響茶庵というカフェで焼き菓子をお土産に。
千手山公園という、ちいさな乗り物がある公園で涼んで。
カフェ併設のアカリチョコレートで一休み、多分この建物の壁は大谷石。

すべて、オズマガジンに従って行動(笑)
どれもこれも満足!
東武線を帰路に使って東京へと帰ったのであった。

長々と書いてしまったが、最後に一つ。
私の行きたいところばかりになってしまって、それでも嫌な顔一つせずに着いてきてくれた恋人に感謝。

まつりまえ

2010-08-11 11:25:07 | ちょっと遠くに行きました。
〈8月6日の食事〉
朝6時くらい:せんだい屋のベイクドなっとうドーナツ・バナナ、きな粉 コーヒー
朝10時くらい:抹茶蒸しパン アメリカーノ @スターバックス 松戸店
15時くらい:塩ペッパーベーグルのカレーセット(ウスキングベーグルの出店にて購入)
19時くらい:マサラダベーグル(ウスキングベーグルの出店にて購入)
その他会場で口にしたもの:水、バドワイザー、マッチ、アクエリアス
23時頃:カロリーメイト的なバー チョコラBB
回って夜中2時頃:チーザ 淡麗の糖質0あたり

----------

ロックインジャパンフェスティバル2010、第一日目に行って参りました!
そんな華々しい催しに行った割には残念な写真。
地べたに直置き、スニーカー入りって。

だが、食をないがしろにしてしまうくらい、それよりも音楽!だったのだなあ。
Perfumeを観ながらカレーとベーグル、サカナクションの出番の前にマサラダベーグルでございました。
これらを飲み食いした直後に飛び跳ねるとは、我ながらあっぱれと言いますか。

とはいえ完全にないがしろにした訳でもなくて、どこかのブログで目にして心に留めていた、ウスキングベーグルを食べられて満足!
揚げたのじゃなくて、サンドイッチとか食べてみたかったし、そっちの方が売れそうな気がするけど、防腐的な目的かな。

あまりに楽しくて、書きたいことは山ほどあるけど、食縛りのブログだから、関係なくなっちゃうしねぇ。
ここではないどこかに綴ろうと思います。

オートミール三番勝負!

2010-08-10 13:15:41 | 作りました。
〈8月5日の食事〉
朝:紅茶豆乳でオートミールバナナ ピカソルのプレーンスコーン コーヒー
昼:アボカドとツナのオムレツサンド(テコナのむぎゅむぎゅくるみベーグル使用) ポトフ(サンクスで購入)
夜:汁なしそば(名前失念) シンハー @オールドタイランド 飯田橋

---------

大入りサイズの缶で買ってしまったこともあって、このところオートミールをせっせと食べている。

時にしょっぱい味付けにしてリゾットを気取ることもあるが、マイ・スタンダードは豆乳とバナナと一緒に煮立てるものだ。
調整豆乳(砂糖入り)とバナナで自然な甘みが出て、糖分を足さなくても充分に美味しい。

紀文から色々な風味の豆乳飲料が出ているが、普通の豆乳を使う代わりに使ったらどうなるのだろう。
これはその途中報告である。


1. スタンダードを冷やして食す

とか言いながら、しょっぱなはマイ・スタンダードである、調整豆乳+バナナ。
ただし食べる寸前に作らず、前の晩に作ってから、一晩冷蔵庫に入れた。

ひんやりした食感は、悪くない。
しかし、どうも甘みをあまり感じない。
同じ味付けでも、温かい方が味を感じやすいというが、それを立証した形となった。
だが、まだ熟してないバナナを使ったせいかもしれない。


2. 黒ごまきなこ豆乳

以前出ていた黒ごま豆乳は甘くなく、まさかしょっぱい豆乳を飲むハメになるとは思わなくて、それ以来遠ざけていた記憶がある。
だが、きなこも投入されたようだ。
これならしょっぱくないだろうし、バナナとの組み合わせも気になる。
さあ、いざ。

鍋に豆乳を注いだ段階で危ぶんではいたが、出来上がったものは、すごく地蔵みたいな色の代物。
元々のオートミールのぐちょぐちょ感も相まって、とても美味しそうには見えない。
こんな灰色の食べ物、エチオピア料理屋で食べた酸っぱい蒸しパン以来だよ。

だが、漂う匂いはいいのだ。
意を決して食べてみる。

うん、結構美味しいぞ。
黒ごまときなこなだけに、和菓子のような上品な甘さ。

けれどバナナとの組み合わせはと言うと…なんでバナナよ、酸っぱくなるのだ。
きみって酸っぱい食べ物だったっけ。
混乱したまま完食。

熟してないバナナを使ったせいか、黒ごま・きなことの甘みとのよくなかったか。
黒ごまきなこ豆乳とオートミールとの組み合わせはよかっただけに、今後改善してゆきたいところだ。
ナッツなんかも合いそうだ。


3.紅茶豆乳

結論を言うと、これがすこぶる美味かったんである。

ミルクティーとバナナなんてき覚えのない組み合わせだが、ぶつかり合うこともなく、お互いがお互いを引き立ててると言いますか。
この時はバナナが充分に熟していたせいかも…って結局そこですか。

薄茶色でぐちょぐちょの見た目はやはりあまり美味しそうには見えないのだけど、地蔵色のものと比べたら騒ぐほどの話ではない。
これはまたやりたい組み合わせである。


と、ひとまず以上。
紀文からは驚くほど色んな種類の豆乳が出ているので、加熱しても美味しそうなものを中心に、今後も研究を重ねたいと思う。