三十路の食卓

食事の記録・食にまつわるあれやこれや
かっこいいごはんも いいかげんな飯も 全ては私のリアリズム(おおげさ)

嗚呼幸せの生春巻

2010-08-24 22:56:13 | こんなものを食べてみました。
〈8月17日の食事〉
朝:カリン・ブルーメのチョコバウムクーヘン 豆乳オートミール ブルーベリーのスムージー
昼:トムヤム麺(名前失念)のセット(+スープ、生春巻) @オールドタイランド 飯田橋
夜:とうふそうめん・ごまだれ味 枝豆 豆乳

----------

昼食において、えもいわれぬ感動を覚えた。
生春巻に、きゅうりが入っていないなんて…!

私の中できゅうりは、好ましくない食材の第一位に君臨する。
それどころか、ごめんなさい、食べられません。
それだけに、外食時にサラダなどを食べるときは要注意だ。
パッと見は分からなくても、細切りにされて水菜に擬態して紛れているので油断がならない。

きゅうりが入りがちな生春巻は、だから、私にとってはいささか悲しい食べ物である。
好きなベクトルの味付けで、もちっとした皮に包まれていて、そんなの不味い訳ないじゃない。
だからきゅうりを抜いて食べるのだけど、悲しいかな、きゅうり嫌いには分かる、周囲への味拡散ぶり…
美味しい筈のものを美味しいと言い切れぬまま、嚥下する羽目になるのだ。

ところが、このセットについてきた生春巻。
最初からきゅうりが入っていないのである!
念のため箸でいじって確認したが、間違いない。
そんな素晴らしいことがあってもよいのだろうか…!

初めて、最初からきゅうりが入っていない生春巻を口に運ぶ。
うまい!
うまいよこれは!
積年の恨みを晴らすようなうまさ。
生春巻というものが、あちこちで好かれているのが、とてもよく分かった。

しかし、一品料理として頼んだのではなく、あくまでメイン料理のセットなのである。
こんなにいい思いをしていいのだろうか。
いつもながらメインのものも美味しく、益々オールドタイランドが好きになったのであった。

8月16日

2010-08-24 13:03:06 | 食日記
〈8月16日の食事〉
朝:カリン・ブルーメのチョコバウムクーヘン ジャンティーユのイチジクパン ブルーベリーヨーグルト
昼+夜:カレーランチ・レディースセット(チキンカレー、シーフードカレー、ハーフナン、ハーフライス、ヨーグルトデザート) コーヒー @スルターン 飯田橋

-----------

世間様はまだお盆休みだったりする8月16日。
飲食店もお休みのところが多く、そういう意味では、事務所までの目白通りもシャッターが降りたままの店が目立って、何だか閑散とした印象だ。

インドの方にはお盆はあまり関係ないのか、スルターンは開いていて有り難かった。
仕事の切れ間が見つからずに17時頃になってしまった食事のタイミングだが、この時間に開いているのも。

やっと掴んだ休憩時間に、ゆっくりと咀嚼して、味わって。
なんとなく台場方面のことを、頭に過らせながら。
そんな休み明け一発目の一日。

ひとんちごはん一旦終了。

2010-08-24 10:16:54 | 食日記
〈8月15日の食事〉
朝:ホワイトデニッシュ ブルーベリー&クリームチーズ(ローソンのもの) ビオ
昼:いなり寿司 天ぷら
夜:いなり寿司 鶏の唐揚げ 枝豆 キンピラゴボウゆでブロッコリー

----------

帰省四日目、そして東京に戻る日。

昨日よりは慌しくなく来客があって、叔母がいなり寿司を持ってきてくれて、白ごま入りの寿司飯にひとんち感を味わって、それは美味しくて。
夕食の唐揚げに、自分の好きな味の根源をみて、いつもより作られた量が少ないことに、何かを感じて。

そんなこんなで帰って東京。
8月後半も頑張りますぞ、と。

偲ぶ海苔キムチ

2010-08-24 02:16:19 | こんなものを食べてみました。
〈8月14日の食事〉
朝:あやめだんご
昼:天ぷら 五目寿司 そうめん(+海苔キムチ) 枝豆 蒸し鶏・アボカドディップ
夜:ごはん カレイのみりん漬け焼 サラダ ゆでブロッコリー

--------

本番とは可笑しな言い方もあったものだが、お盆本番・一日目である。
この日は土曜ということもあり、朝早くから来客ラッシュであった。
朝9時の段階で、10組は来ていたのではないか。
うちの地方の時間感覚早過ぎ(笑

さて、父方の叔父や母の兄夫婦といった面々が応援に駆け付けてくれ、彼らと一緒に、いつもより賑やかな昼の食卓。
麺つゆに入れたら旨いと思う、と、叔父が持参した丸型のパックを取り出した。

その品とは、「海苔キムチ」。
韓国海苔の佃煮のようなもので、こちらに住んでる韓国人の方が作っているらしい。

どれどれと入れてみる。
海苔やごま油の風味と唐辛子の辛味と麺つゆの味が一体となって、口内に注がれる。
なるほど、これは美味しい。
「味噌汁に入れても合う」との事だが、きっとそうだろうと頷ける。

聞けばこの海苔キムチ、祖父の好物だったそうな。
「兄貴も好きだったんじゃないかな」とは、父の弟である叔父の談。
初めて聞いたぞと思うと切ないが、故人を偲ぶ食事としては、うってつけだったのではなかろうか。