久保田潤一郎の不健康日記

久保田潤一郎の日常と医療情報

50年ぶりの唐松岳登山

2020年08月30日 | Weblog
 2020年8月28日に後立山連峰の唐松岳(標高2695m)に登りました。実に50年ぶりの北アルプス登山です。
高校時代からの親友二人(H氏、M氏)と共に登ってみようかという話が出たのがスキーシーズンの終わった頃。大好きな八方尾根スキー場の上部に位置する唐松岳はスキー場からはその山頂を見ることはできないのです。白馬三山(白馬岳、杓子岳、白馬鑓ヶ岳)、不帰ノ嶮に連なり、五竜岳に至る景色は子供の頃から親しんできた八方尾根スキー場の絶景です。過去に3回行っていますが、登山自体を止めてしまっていたので、スキー場より上に行くことなんて考えもしませんでした。
 コロナウイルス感染症が猛威を振るう今日この頃、山小屋泊が完全予約制になったり、山小屋の利用ができなかったりで、いつもの年とは状況が異なりました。そのために日帰り登山を余儀なくされました。
計画では前泊、登山日、後泊という贅沢な余裕のある日程です。
台風の余波で天候が心配でしたが予定通り決行ということになりました。
8月28日はH氏の車が我が家まで迎えに来てくれて、のんびり出発。順調に進んで昼食は白馬駅前の食堂でカツ丼を完食。ここでびっくり、白馬在住の知人(自転車関連)に遭遇。時間はたっぷりあるので、翌日の予定の黒菱ラインの駐車場まで下見してきました。そしてスキーの定宿、プチホテル志鷹へ到着。宿泊客は我々3人だけです。
 8月29日、曇天。山は雲に隠れています。標高1500mまで車で向かい、7時45分始発の黒菱第3リフト、グラートクワッドリフト2本を乗り継ぎ、標高1830mの八方池山荘前(第1ケルン)から午前8時過ぎに登山開始しました。登山道にこんなに岩がゴロゴロしてたかなあというのが第一印象です(木道選べば良かったかも.....)。曇天で周囲の山にも雲がかかっていています。順調に第2ケルン(標高2005m)に到着しましたが全く眺望は望めません。そして八方池を右手に見ながら登ります。この辺までは順調でした。第3ケルン(標高2030m)を超えて植生が逆転する樹林帯に入ってきました。雪渓も見られるちょっと不思議な場所です。そして樹林帯を抜けたところで、異変です。大腿部の筋肉が攣りそうになるのです。とうとう攣ってしまい脚が上がらなくなってしまいました(そうです、歩けないのです)。塩を舐め、スポーツドリンクがぶ飲みし、仲間に水と弁当を持ってもらい、10分ほどでなんとか復帰できました。脱水の兆候です。曇っているのですが、予想以上に発汗してしまったためですね。危なかったです。なんとか丸山ケルン(標高2430m)を通過しました。ここから先が以前の記憶と異なり、左に巻いて唐松岳頂上山荘に至る道はなくなっており、直登するルート??がありました。山荘の上に達する道でした。唐松岳の山頂は雲に隠れて見えません。あれ??全く寒くありません。午前11時45分、ここでおにぎり食べて大休止。山頂へは15分で行けるのですが、全くの雲の中なので今回はここまで。正午、下山開始。帰り道に寄ることにしていた雪渓と八方池を散策して戻ってきました。下界ではコロナ対策にマスク必須なのでありました。
8月29日は安曇野の穂高神社に参拝し、大王わさび農場散策、十割蕎麦の昼食で帰宅しました。
仲間に感謝、運転を引き受けてくれたH氏に深謝。また行きましょう。