久保田潤一郎の不健康日記

久保田潤一郎の日常と医療情報

特別楽しいこと

2011年04月23日 | Weblog
最近暗いニュースばかりです。自分自身のことを振り返れば、昨年12月に後輩を亡くし、1月に知人の奥さんが亡くなり、2月に父を亡くし、3月は大震災、4月に父の大親友の本葬儀。続きますね。こんな生活は初めてです。特に震災後は何となく落ち着かない気持ちで、浮ついてます。多くの方が避難生活をし、復興事業は手詰まりのまま。その上に原発事故ですから、今後どのくらいかかるのか。なにしろ、放射線障害のデータがないのですから断定的なことは全く言えないはずです。
毎日、考えることが堂々巡り。
楽しいこと考えようと思い、今何がしたいと?と自分自身に問うてみれば、どこかに行きたい、旅に出たい・・・・・・。スキーに行きたい。自転車で遠出したい。結局、何日か休みたいということですね。仕事の予定が入ってますからそれもできない。とすれば、一杯飲みますか。そこにいきますか? 食べ過ぎは肥るので気を付けなければならない。飲み過ぎは身体を壊すので気を付けなければならない。わかってます、そんなこと。でも、できないんですよ、凡人には。
その他に楽しいことを考えましょう。友達と飲み会! また、そこにいく。処置なしです。
音楽を聞く、本を読む、これは毎日の生活のなかで実践しているので特別ではないです。
犬や猫との生活も日常です。それでいいじゃないですか。
そうです、特別楽しいことは必要ないのです。毎日、健康に過ごせることに感謝しなければ。
よし、今夜も東北の酒飲むぞ。

医学会学術集会参加の意義

2011年04月18日 | Weblog
私たちの仕事は日進月歩の部分と全く変わらないところがあると思います。医療の基本はそれほど変わらないのですが、器械の進歩、技術の進歩、薬の開発などでは新しい情報を常に知っておくことが重要です。その情報交換の場として、各医学会の学術集会が存在していたのですが、現在では、世界中の情報をネット上で検索可能で様相は一変しています。巨大化した学会では年1回のお祭りの様相、専門部会では、マニアックで入り込むのが困難な雰囲気、などなど色々です。最近、参加して思うことは直に講演を聞く楽しさです。そのため、データだけの発表には全く興味がなくなりました。とすると、私にとっての学会参加は特別講演や招待講演を聞くこと。あとは知り合いのドクターと会って、情報交換、よもやま話、ですね。懇親会も待ち合わせ場所という感じです。
年とったということでしょうか。発表や論文を書くのが義務のようにしていた時期はとうに過ぎました。今やらなければならないことは、患者さんをクライアントととらえて、患者さんサイドにたった医療の提供、情報の提供です。
今年の6月25日26日は第23回日本レーザー治療学会を主催しなければなりません。参加して楽しかった、また参加しようと思っていただけるような会にしたいと思ってます。

地震大国日本

2011年04月12日 | Weblog
本震だか余震だかよくわからないくらい、地震が頻発してます。震源に近い地区の方は大変なことです。私はビルの7階で仕事していますが、地震酔いというのでしょうかいつも揺れている感じがします。昨日から何回大きい揺れにあっているか、今も揺れてます。地震国日本をあらためて実感していますが、早く止んでくれというのが正直な気持ち。八百万の神様、仏様お願いします。
 この地震国に国策事業として原子力発電所の建設。小さい頃、日本は水が豊富なので、日本中に水力発電ダムが作られると教えられ、中学で火力発電の必要性、高校で原子力開発反対運動。今の日本を見渡してみれば、ダム建設事業の見直し、防波堤の見直し、原発建設の見直しと、時の為政者が行った事業はすべて見直しとなるのでしょう。
今回の地震と原発事故は世界の教科書に記載されるでしょうが、永遠に記載されてこの事実を風化させないことが最も重要ですね。
但し、社会科の授業では小中高を通して、近世、現代史はほとんど習ってないから困ります。語り部のように伝える努力が必要なのでしょうか。

酒飲みの自己弁護

2011年04月11日 | Weblog
クリニックの節電はずっと続けようと思ってます。ちょっと薄暗いクリニックで、患者様には申し訳ないのですが、ご理解ください。家ではもともと暖房も冷房も一部屋のみで私の寝室は一年中エアコンを使ったことありません。あとやることはトイレのふたを閉める、不要な明かりは消す、テレビの主電源を切る、などでしょうか。
ところで、震災後からなんでも自粛ムードのなか、徐々に酒飲みが居酒屋に戻ってきつつあります。酒飲みは我慢できないですね。そこで、考えたことが東北の酒を飲み、東北産の肴を注文すること。これならできる。各県のアンテナショップで買い物する。これもできる。余裕があればこれらの復興事業に寄付する。
そういえば長野の栄村や栃木県、群馬県、千葉県の地震被害も忘れてほしくないですね。特集を組んで放送するテレビ局はないでしょうか。どの局も同じことの繰り返しです。電気がもったいないので、テレビ局も自粛したら良いと思いますが。
仕事をしっかりする。東北産品を買う。
酔っ払い過ぎない程度に東北各県の日本酒を飲む。
やるぞ。

今日も元気

2011年04月10日 | Weblog
桜が満開で、気持ちの良い季節ですね。散歩するには最適です。ロードバイクだと早過ぎるので、やはり徒歩が良いです。毎日徒歩通勤を始めたのが池袋でクリニックを開業した9年前です。最初は地下鉄で2駅通っていたのですが、運動不足になるので歩くことにしました。これが正解で、気持ちが良いのです。季節の変わっていくのを肌で感じます。この間久しぶりに血液検査をしましたが、毎日の不摂生の割に異常値がなかったものだから、いい気になって酒を飲んでます。震災後は東北の酒。うまいですね。
但し、調子に乗り過ぎると必ず身体は壊れてしまうので自重しますけどね。
今週は日本形成外科学会学術集会のために徳島に行きますが、ホテルが少ないのか泊るところを確保できないという声を聞きます。私は予約が早かったのか取れてます。学会を開催する際には参加人数で開催地を決めてほしいです。以前も会場まで電車や車で行かないとならないことがありました。東京だと交通が便利なので何の問題もありませんが。
徳島は初めて行きますが、一泊ですからいつものように観光なしです。
今日も元気に働けることに感謝します。お昼ごはん何にしましょうか。

普通の生活

2011年04月02日 | Weblog
被災地の親戚の様子を伝え聞くと、事の重大さ、悲惨さが徐々にわかってきた。心が痛む。三月末に父の納骨が終わり、私の生活ももとに戻りつつあるが、震災前と後では明らかに違う。何も考えることなく甘受していた快適な生活を見直すことが当然のこととなった。幸いにも私の周囲は被害がなく、クリニックも一部器械が壊れたものの通常の診療を続けている。電力不足が叫ばれる中、自主的に節電をしているが、パチンコ屋だけが震災などどこ吹く風と電気を灯して、大音響を発している様に違和感とさすがだねと思ったものだがそれにも慣れた。薄暗さもすっかり慣れた。駅のエスカレーターが止まっていても不便は感じない。これは健康である証拠。身体の不自由な方にはさぞ辛いことと思う。行動範囲が制限されてしまう。目の悪い方もこの薄暗さはきついと思う。
夜道を歩いて帰る時に感じることは、歩道を走る自転車の多さ。ルールに従ってもらえば良いのだが、どうもマナーが悪い。無灯火の自転車の多さ。街が明るい頃は良かったけど、今は店の明かりが少ないので危ない。ぜひ考えてほしい。
百貨店やいろいろなお店が、夕方早じまいをするので、仕事帰りに寄れないため、買い物をしなくなった。スーパーマーケットで買う物もないので寄ることはない。となると、今のように休みがない生活ではなにもしないことになってしまう。鬱々と酒を飲む日々なのか。これではいけない。ロードバイクの早朝練習を再開しよう。そして、一生懸命仕事しよう。これが普通の生活なのだから。