久保田潤一郎の不健康日記

久保田潤一郎の日常と医療情報

国会中継のおもしろさ

2012年02月29日 | Weblog
私、NHK好きという訳ではないのですが、党首討論、予算委員会、与野党協議などの国会中継がおもしろくてしようがない。テレビ中継よりラジオがよい。お互いに原稿を読んでいることが多いにも関わらず、質問と答弁がすれ違う。ひどい答弁になると質問と全く関連のないことをとうとうと述べる。楽しいですね。これが夫婦の会話だったらどうだようか。おもしろいですよ、これは。血の雨が降る?実家に帰る?家庭崩壊・別居・離婚?ということは日本空中分解。
隠蔽、言い逃れ、嘘も方便。マニフェストって何ですか?なんだかよく分からなくなってきました。
これだけかみ合わない質疑応答というのは許されるのですかね。私たちが税金で養っているのですよ。そうでないと言うなら、議員、公務員はボランティアとはいわないから、誇りをもって、正々堂々と低賃金で働きなさい、天下国家のために。
 そういえば、全然関係のない話なんですが、最近、火曜日のNHKテレビの歌謡ショーを毎週見ています。他に見る物がない結果なのですが、案外気に入ってます。他局では絶対作れないですよ、あういう番組。ビッグバンドの演奏で歌うオールドスタイル、いいですね。皮肉なことですが、テレビはもう終わっているのかもしれませんね。

ケガの顛末

2012年02月17日 | Weblog
昨年7月17日(誕生日の翌日)に不注意からサイクリング大会の初っ端で大転倒してしまいました。左側頭部打撲・脳振盪、左肩鎖関節骨折、左肋骨骨折(5本)、左血胸、左肩・左肘挫創、左腸骨稜打撲・血腫、こんな病名が並ぶのですが、痛み以外は何とか我慢できるのです。
治療は何するかというと、打撲と挫創は保存的治療。肋骨骨折も大きな骨転位がなければ保存的治療です。但し、今回は肩鎖関節骨折の手術のために全身麻酔をかけるために、肺に穴が開いてては困るので、手術前に胸腔ドレーンという管を入れて、胸腔の血液を持続的に抜きました。幸い肺の損傷はほとんど無いようでした。
全身麻酔下に鎖骨の上の皮膚を切開し鎖骨に至り、チタンプレートで固定。勿論、手術中意識はありませんから、見てきたようなうそなんですが、一応医師なので推測できます。
手術が終わると、尿道に導尿の管、腕に点滴注射の管、左胸の管はそのままという状態で目覚めるのです。痛みが強烈で、痛み止めが点滴の中に入っていても耐えられない。鎮痛剤の坐薬の使用、麻薬に準じた薬剤の使用など、どのように痛みをコントロールするかが一番重要になります。この点は近年ずいぶん進んでますね。それでも痛いんですよ。怪我はしちゃいけない・・・・・。
5日間入院で退院しました、というより逃げ出しました。左上肢は90度以上挙げられないので、前開きの衣服以外着られないことを除けば日常生活は可能です。もちろん仕事は可能です。
時は過ぎ、12月に再び入院して、全身麻酔下にプレートを抜去しました。3日間の入院で、退院した日の午後から仕事です。主治医より肩関節をどんどん使ってくださいと言われたので、普通に使っていたら退院4日目の朝、痛みは増強しているよな気がしました。1週間目の外来で、X線撮影、骨折線が開いている。要するに骨がくっ付いていないのです。それから2カ月、左肩には神輿こぶのような突起。腕を動かすと、骨折部分が動くのです。これを偽関節といいますが、こうなると骨はくっつきません。再び手術が必要なのです。骨を削ってしまうので、骨が足りません。腸骨(こしぼね)から骨をとって、移植する必要があるのですが、あちこち長期間痛みが残るし、移植骨が溶けて吸収したり、感染の危険も増大するので、躊躇してます。
 いまのところ、このまま経過観察でどうでしょうかと、整形外科の先生に相談してます。肩がガクガクいうのと、肩に突起がありますが、手術、その他の仕事は問題なくできますからこれで良しとしましょう。
但し、ロードバイクは乗れません。スキーも多分できないでしょう。それが何とも悩ましい。