久保田潤一郎の不健康日記

久保田潤一郎の日常と医療情報

リハビリ登山

2018年10月13日 | Weblog
今年の1月7日に大怪我をしてしまい、約3ヶ月の入院を経験したことは以前書きました。この入院は私にとって貴重な体験となりました。医師として生きてきたこと、また生きていくことを考える良いチャンスになりました。
退院後はリハビリの運動をしながら、仕事を続けることができ、皆さんに感謝しています。筋力は大分戻ってきましたが、心肺機能が戻ってきません。具体的には運動負荷がかかると、すぐにドキドキ、ゼーゼー・ハーハーとなってしまいます。これを克服するには坂道トレーニングが良いのですが、自転車は封印してあります。それではということで親友のH氏にお願いし、ハイキングを企画してもらいました。H氏は高校時代からのスキー仲間ですが、知らぬ間に山男に変身していて、頼もしい案内人です。M氏も同行してくれることになり、3人で先ずは近くの山からということで10月11日に奥多摩の棒ノ嶺(棒ノ折山)に行きました(9月27日の予定が雨で延期)。自転車でよく走っていた名栗湖畔から登山道があるので最初の登山に丁度良いかなという考えでした。高尾山にすれば良かったと後悔するのはもっと後です。
千川5時5分発有楽町線で市ヶ谷乗り換え、中央線高尾行きの普通列車で立川乗り換えです。H氏とは青梅線のホームで出会い、そこからは青梅線で青梅に7時5分に到着しました。M氏はその後の電車で青梅に到着、無事7時半の上成木行きのバスに乗ることができました。バスはがらがらで、当然一番後ろの席に座るのでした(まるで幼稚園か小学校の低学年生)。
8時20分に上成木のバス停から歩き始めました。先ずは小沢峠を越えなくてはなりません。久しぶりに歩く山道なので、すぐに息が上がります。小沢峠から黒山まで約2時間の登りです。植林した杉林の中に山道があるのですが、決して歩きやすい道ではありません。それでも予定した通りの時間に馬乗馬場を越え、黒山到着。そこから権次入峠から棒ノ嶺嶺に至る道が木の根が張っていて歩きにくいこと。ガスがかかって道が濡れているのでますます歩きにくいです。それでもほぼ予定通りに山頂に到着しました。ガスで全く視界不良です。こういう日はさっさと飯を食って下山です。来た道をもどり途中から名栗湖畔に至る道を下ります。湖畔に直接降りる白谷沢を経由する道は通行止めのため、バス停のあるさわらびの湯に至る道を下山です。この道は杉林の中なので例の根っこだらけで、歩きずらいです。林道を3回越えてやっと到着。若い頃の下りのイメージと全く異なり、ドタドタドタという感じです。バスで飯能駅まで下りました。帰りのバスもお約束の一番後ろの席、そして、お約束の駅前の中華屋で一杯。楽しい?第1回リハビリ登山は終了しました。一緒に歩いてくれた両君に感謝!