ちょっとばかりではあるが上物といえる豆皿を、と取り出したのが染錦色絵の3寸皿をセットで買ったもの。普通は5枚組なんだけれど半端くずれもあってか6枚、その1枚は金継直しされていて、それで全部買ってくれればということでかなり値切れたので手打したもの、上物と言っても大したお値段ではなかったのですが。
本来の和骨董食器類は箱入りなどでは20個(10個*2箱)が単位となっていて、昔は自宅での冠婚葬祭などの宴会用にそれを数セット持っていた旧家もあったはず、これを骨董市などでは5個/組で売るのは10個では高くなり過ぎるからでしょう、西洋物は6個がセットが普通のようだが、あくまで東洋は奇数に拘るから20を割り切れる5ということになるのですかね。
この皿は表の絵模様が非常に細かく描かれていて、似たような図柄は時たま見かけるが、小さいなかによくこれだけという感じ、裏の方の唐草模様を見ても二本線の枠をまず描き、あいだをダミ塗するなど丁寧な仕事が分かる逸品ではある、確か川越不動骨董市で見つけて手に入れた。
皿の下に敷いているテーブルセンターは京都の龍村美術織物の製品で、これはフリーマーケットで定価の1/10以下で買ったもの、昔は土日にはこまめにいろんな場所に出没して漁っていたものですから、こういう出物に出会うこともよくありました。
この記事も2009年2月の記事の補筆再掲です
追加で最近の写真から庭に来たメジロの写真を、普通は果実や花の密に来るメジロですが、ナッツ類を砕いて置いたらメジロも食べていました、パン屑の時は食べていないのにね。