この夏場に軽井沢で家飲みしていたツルヤの安ワインのその後のものを、この夏はかなり長く信州暮らしをしていてアルコール類はもっぱら山荘での夕食とともに、まずはビールからワインへと、時には日本酒も混じりましたが、冒頭写真はその食卓です、ワインでの感想はあくまでも僕の好みからの独断ではありますが。
①タパス ガストン テンプラニーリョ NV
ツルヤの金賞受賞棚にあったスペインワインで税抜き749円、金賞ラベル受賞年は2024年であったがヴィンテージ表示がないのはどうしてかなと、味わいはごく普通であるが香りが弱くて果実味や熟成風味もないのでやや痩せたというか地味なワインで、また品種のテンプタニーリョというのも田舎風のあか抜けない感じがすることが多いがこれも、二日目はやや甘みが出てきたかなぐらいであまり変わらなかった、これも金賞といえるのかという感想をこれも持ったけれど全くの不可でもなかったような。
②ライセス シックスジェネレーション クリアンサ 2007
ツルヤの金賞ワイン棚にあったスペインワインで値段は税抜き749円ながらヴィンテージが2007年とある、これはこの前に飲んだ2011年のカスティーリョ(2004/7/31アップ記事)よりもさらに熟成期間が長いのにはビックリ、確かに熟成風味がシッカリあります、味風味ともにカステイーリョよりもイヤミがなくて飲みやすい、でもこの年数からか酸味勝ちでピークを越えているらしく、完全におとなしいという味わいとなっている、二日目はやや味が濃くなったかなという程度であまり変らなかった、僕は若くギラギラしたものより落ち着きのある方が好きだけれどこのワインは数年前に飲んでみたかったですね。
③カバレーリョ・メディエバル グラン・レゼルバ 2006
ツルヤの金賞ワイン棚にあったスペインワインでヴィンテージが2006年というのに値段は824円という安さ、裏ラベルには60ケ月以上の熟成と書かれているがその後も瓶詰めされて保管されたままだったのかな、熟成風味を期待して飲んでみたらそれは感じられなくて、2006年物とは思われぬ普通に飲めるというワインです、香りはまずまずでヘタッた感じはないもののパワー感もないのは長期熟成によるものか、二日目も変わらずで重さは多少はあるものの果実味が無くなってきていたなどはこれも熟成期間で落ちてきていたのかも、結局は美味しさは感じられない単調平板な味わいで、可もなし不可もなしといったワインでした。
④シャト-・オー・ダルザック 2020
これもツルヤの金賞ワイン棚にあったボルドーワインで824円の安ワイン、これまでいろいろ飲んだ金賞ワインの中ではこれはまともな味わいで普通に飲めますね、ただ熟成風味や樽香などはありませんがメルロ主体でカベルネは少量ブレンドとあるのが幸いして、硬さが無くなった分だけボルドーの安ワインには良かったのかな、このあと二日目と三日目まで伸ばして飲んでみたが、やや柔らか味が増したかなという程度、このワインにカルフォルニア産のような果実味が加われば美味しくなるのにと、それが残念でした。
⑤ツルヤ信州ワイン
ツルヤオリジナルという信州ワインは数種類あるようだが、甘口、やや甘口、やや辛口、辛口とあった中で辛口のこのワイン1099円を選んでみた、飲んでの第一印象はジュースっぽいなぁと、女房曰く甘くないブドウジュースだと、アルコール度では12%というが熟成風味は当然に無いだけでなく発酵飲料としての何かがもの足りない、味自体は濃いめなのと香りはあるのだけど、二日目には果実味と香りが減ってしまってジュースっぽさは無くなったが、味は濃いめのままで単調な飲み飽きするようなワインとなっていたような、ラベル表示にブドウの品種とヴィンテージの記載がないのはどうしてだろう、㈱アルプスが醸造ワイナリーとあるが。
⑥オチャガビア ドン・シルベストレ カベルネ・ソーヴィニヨン 2022
ツルヤでワインの輸入品一般棚での定番商品となっていると思われるチリワインで549円という格安ワイン、僕は金賞ワイン棚にあるものよりもこちらを飲むことの方が多い、多少鄙びたというかやぼったい風味はあるものの味そのものはバランスが良くて、飲みやすくて果実味があるところが気に入っていて、二日目に飲み残しても変わらずで安ワインながら普通に飲めますよ。