
蕎麦打ちをやっている地区センターで苔玉造りの講習があるということで、女房だけが申し込んで約2時間で造ったという寄せ植え苔玉、持ち帰ったのを見たらこれがなかなかに見栄えがする。普通に見かける水苔を使って糸でまとめるものとは違って、かなり本格的な盆栽風仕立てとなっているじゃないですか。
普通によく見かけるのは既製品の苔玉風を使ったような単純な球形ポットに植え込んだもので、小さいから概ね一種類の植物が植えられているだけのようだ。それがこの講習会のものは本物の苔をまとったやや大きめの造りで、三種類の植物が寄せ植えされているからちょっとした草盆栽となっている。寄せ植えする植物は各自で自由に選んだというが、女房のものはカエデ、ヒメフウロソウ、セキチクで、やや角ばった苔の鉢に高中低の配置に植えられてなかなかに風情がある。
途中経過を写真に撮ってきたというものを見たら、四角いネットを下敷きに使って、三種類それぞれをケト土に根を撒きつけてから、それらを一塊にケト土を補充しながらまとめて、ネットに通した針金を土に差し込んでネットを底に固定して、ハイ!盆栽仕立てが出来上がり、その表面に苔を張り付けて完成ということだ。
底になるネットと固定用針金、まずは中央にケト土を置く
3種類をそれぞれケト土に
全部を合体まとめて針金を曲げて差し込む
苔を張り付けて完成
育て方も習ってきて、必ず東側の太陽光が当たる雨がかりの外に置き、最初数日間は朝晩に霧吹きで水遣りし、全体が固まって乾いてきたらジョウロに変え、特に乾いた時には十分に水をやるようにすればよいと、さらに二三日留守をするようならドップリとバケツにはった水に浸けてやれということだ。それと植物は朝より夜の水遣りが大切なんだそうで、これは知りませんでした。
とにかく苔が重要で、同じような苔を探しなさいと言われたとか、女房は今度軽井沢に行ったら苔探しすると張り切っているなぁ。