海の向こうの英国では、保守党の党首が、党首が行っていた宴会について、当初から認めず、途中から事実を認めおたことにより
不信感を招き、それに対する納得できる説明が最後までなされることがなく、野党である労働党からはもちろんだが、同じ保守党の
内部から辞任要求が突き付けられ、仲間内からも退陣要求が出されたことにより、辞任することで幕が引かれそうだ。
怪しい行動に対して、正義のジャッジが行われた。
それに対して、この国、日本では、元首相が数々の疑惑にまみれても、本人もただ否定するだけ。周りの誰も追及する声をあげず、
だんまりを決め込み、森友学園問題では、公文書改ざんまでなされ強要された一人の公務員が自殺するに及んだ。
自殺の訃報に接しても、なんら自分の問題とせず、赤の他人の自殺という感じの取り扱いで幕引きだ。
加計学園問題では、大親友の学園長が絡んでるにも関わらず、単にゴルフを楽しんだだけ、愛媛県からの上京、官邸訪問については
訪問記録自体、従来からそんなものを記録していないなど、民間の工場訪問でも門のところで記帳させられるのに、そんな雑なことで
いいんですか?と。まるで愛媛県が嘘をついているかのようだ。
桜を見る会では、到底、ホテルオークラでは受けない料金でパーティが開かれた。われわれが一人5000円で宴会お願いしたら、
ホテルオークラさんは受けてくれないことを誰もが常識的に思っていることすら、まったく意に介さない、面の皮の厚さを感じる
こんな不祥事が続き、はたまた逃げるかのように、2回目の突然の辞任。おそらく、桜問題で追及される新ネタでも出たのかどうか
わからないが、またまた逃げたという印象だ。
これだけの疑惑の中にあっても、政治もしくは政治家の中から、不正を正し、責任を追及する姿勢が見られない、この国の政治の
正常化を、この際、考え直してもらいたい。