現代今昔物語―自分流儀。伝承。贈ることば、子供たちへ。不変のストーリー

我が息子と娘へ伝承したいメッセージをというのがきっかけで、時代が違っても考えかたは不滅といった内容を新世代達へ残したい。

ハイ・レゾ

2015-05-27 | Weblog

聞き比べたことがないので、どれだけすごいのかが体験できないが、音や楽曲の専門家などが明確に違うと言っているので、実際に聞けば、誰でもわかるぐらいの技術の違いを実感できるのだろう。

従来から販売されている音楽CDは、1980年代の技術で、人間の耳には聞こえないと思われる周波数帯の音源などを意識的に取り除いたりして、それまでの磁気テープなどの録音音源と比較すると画期的なものであったとのこと。さらに、そのCD録音技術で、現在でも十分に音楽を楽しんで聞くことができる程度の代物だそうだ。

しかし、そうだからと言って、さらに技術の進歩がある以上、本当にコンサート会場にいるぐらいの臨場感を味わえるようにレベルを高めたいというような状況で、最近、徐々に浸透してきている技術が、ハイ・レゾ技術を駆使した録音CDだ。

決して音源の周波数の解像度を高めただけでなく、それに時間軸での解像度技術も加わり、さらに実際の音源に近い状況で再生が可能とのこと。比較する形で聞いていないが、ハイレゾ録音の音楽をラジオを通じて聞いたところ、観客の拍手の音が、妙に鮮明に聞こえたように思ったぐらいが、理解できたように思っている。

いろいろな物が最近は、数年単位で、いままで聞いたことがない単語とともに、この前購入したものが、もう古いバージョンとなることを目にしてきている者にとって、このCDが1980年代からずっと継承されていることに、それ自体が画期的だったのかと改めて思うほうに、考えがいってしまう自分がいる。

リール型のテープレコーダーから、カセットタイプに変わり、ウォークマンが誕生してきたときには、昔は金持ちしか持っていなかったテープレコーダーというか録音再生装置が、こんなにもコンパクトで、手が届く値段で、さらにどこにでも持ち運べ、一言で言うなら、一世風靡だ。

その後、CDなるものが出現。アナログでなくデジタルだから機械的、無機質とか言われながらも、クリアさはクリアさとして評価されたというか、なんだかんだいっても、世の中はCD対応に変わっているので、自然とそれに合わされていったというところが正直な状態だ。

今、差別化を打ち出しにくい技術世界で、このこことにも無理やりスポットライトを当てていくのだろう。

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