輸送包装研究室

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海事と輸送包装

2013-10-28 10:06:31 | 日記
神戸大学の輸送包装研究室は、深江キャンパスにありますが、このキャンパスは「海事科学研究科・海事科学部」であり、基は神戸商船大学、その前身は神戸高等商船・川崎商船学校であり、深江の地に海事教育が始まってからおよそ100年になります。

一昨日は、神戸商船大学と神戸大学が統合してから10周年の記念式典がありました。

それでは、「海事」と聞いてピンときますか?

国土交通省には「海事局?」、国連には「世界海事機関」があったりしますが・・・・

一般的には「海を舞台とした人間活動に関わる事象の総称」を海事と定義づけられています。

ですから、海洋そのものの教育研究は当然包含しています。

それでは・・・・???人は海で何をしているでしょう???

遊んでいます。:海水浴・サーフィン・ヨット・・・・

資源を育成し採取しています。:海産物やエネルギー・・・(国際問題化することも・・・)

交通・物流の場として利用しています。:
海では、「広大な畑の中で道路が縦横無尽に張り巡らされつつ、アミューズメントパークが点在している」状態といってもよく、それらを上手く調整し管理する技術が求められるます。

海を物流の場として考えれば…
運ぶもの、つまり船(ビークル:地球規模の複合一貫輸送体系ではトラックや鉄道、飛行機も対象とすべき)の運航(マネジメント)技術と製造(エンジニアリング)技術が必要です。
また、運ばれるものである、貨物の効率性(ロジスティクス)に加え、安全性と環境適正が求められることは言うまでもありません。

よって輸送包装は、

「海を中心とした複合一貫輸送体系の中で、いかに”大切に”物資・製品を運ぶべきかについて、技術的な面から教育研究」するために、その存在意義があります。

一見、まったく関係なさそうな、海事と輸送包装ですが、以上のような関係性を持っているのです。

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