庄助さん

浮いた瓢箪流れのままに‥、日々流転。

いとこ会(4)

2006-12-01 22:41:36 | 評論、感想
 風呂から上がるとほどなく仲居さんがビールを持って来た。湯上りのあとにすこしでも早く一杯飲みたいと生ビールを注文しておいた。ゆっくりと温泉に浸かったあとのビールはまた格別であった。そのうち再び仲居さんがやって来て夕食の配膳に取り掛かった。この宿は今でも昔ながらの部屋食だ。板前さんの腕もいいと聞いていたが器の選択と料理の盛り付けもなかなかのものだった。配膳が終わると4人のいとこが席に着いた。床の間を前にして上座には一番年上のイチローちゃん、次席には2番目に年上のカズちゃん。下座上席には3番目のヒデちゃん。そして末席は1番年下のアキちゃん。小さい頃一緒になって遊んだとはいえ、「親しき仲にも礼儀あり」、わきまえるべきことはきちんとわきまえているのがこの年代のよさ。
 飲むほどに、食が進むほどに話ははずんだ。食後も席を移し、話は止まるところを知らなかった。話しくたびれて眠くなり床に就いたのは夜中の1時半頃だった。  
                                      

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